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分散型取引所SushiSwapが進化 次世代AMM 「トライデント」ついに始動へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

次世代AMMとハイブリッドプール

暗号資産(仮想通貨)分散型取引所SushiSwapは、7月20日、フランスのパリで開催中のイーサリアム・コミュニティ・カンフェレンスにおいて、新たに開発された自動マーケットメーカー(AMM)「トライデント(Trident)」を披露した。

自動マーケットメーカー(AMM)とは

Automated Market Maker:予めプログラムされた価格決定アルゴリズムにより、注文の約定が自動化されたマーケットメーカー。分散型取引所が急速に発展する基盤となった。

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SushiSwapは、この新規プロダクトの発表に向け、これまで熱心にプロモーションを行ってきており、コミュニテイの期待が高まっていた。

関連:分散型取引所SushiSwap、第3四半期のロードマップを公開

トライデントは、SushiSwapの新たなベースレイヤーとして機能し、より多様な種類の流動性プールを構築することが可能になる。すでに異なる特徴を備えた、次のような4つの流動性プールモデルが構築されている。

1. 現行の流動性プール

2.  ハイブリッドプール:同種資産間の効率的な交換を可能にするプール

3.  加重プール:8つのトークンを同時にサポートする

4.  流動性集中型プール:大手DEX(分散型取引所)Uniswap v3(最新バージョン)が提供する機能に類似

関連:Uniswap v3、イーサリアムメインネット実装完了

新機能の一つである「ハイブリッドプール」は、異なるステーブルコイン間など、類似した資産間で取引することでスワップ価格の影響を軽減する狙いがある。

このように様々なプールモデルが提供されることで、Sushiユーザーは、各自のリスク許容度に適したプールを選択することが可能になるという。

新たなマッチメイキングエンジン

さらにSushiSwapは、市場リスクやボラティリティを軽減する措置として、新たなマッチメイキングエンジン「Tines」を開発。複数のプールを検索し、ガスコストや価格への影響などを考慮した上で、最適価格と判断されたスワップの実現が可能になるという。

また、トライデントはユーザーにとって資本効率が高くなるよう設計されているようだ。

Sushiトークンの金庫システム「BentoBox」(弁当箱)は、預けいれた資産に利息を提供している。トライデントは、このBentoBox上に構築されているため、未使用の資産は貸し出し戦略により、追加の利回りを得ることができる。

独自開発とオープンソース重視

SushiSwapは、大手DEX(分散型取引所)UniSwapのフォークとして誕生した経緯があるが、ジョセフ・デロングCTO(Joseph Delong)は、トライデントは、既存のコードのフォークではなく、独自に開発されたものであることを強調している。

新しいAMMは、SushiエコシステムのパートナーであるYearn Financeのアンドレ・クロンジェ(Andre Cronje)氏が提案した「Mirin」や「Deriswap」などがヒントになっており、Sushiフォーラムで提案されたものが出発点だという。

さらに、トライデントとTinesのコードは、DeFi(分散型金融)の慣習に倣い、オープンソースであることが発表された。デロング氏は、オープンソース化することは、SushiSwapに挑戦するための招待状だと述べ、「我々からフォークしてみてくれ。楽しんでくれ。」とコメントした。

同氏は、トライデントのローンチ時期はまだ定まっていないが、今後30日から60日の間には実現するとの考えを示した。

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