仮想通貨レンディングのAPYを2倍に
取引所や暗号資産企業に暗号資産(仮想通貨)を貸し出すことで金利の収入を得ることができるレンディングサービス。
預け先を選ぶ際には、企業のセキュリティ体制等は当然として、やはり重視されるのがAPYとなっている。APYとは年間利回りのことを指し、1年間投資を行った場合に期待される収益率を表す。
現在、暗号資産のレンディングやステーキングサービスの予想収益を表す指標として、広く利用されている。
取引所のPhemexは、レンディングサービスである「Earn Crypto」サービスにおいて、APYを期間限定で二倍とするサービスを開始した。
対象となるのは、7日間固定の預金口座で、期間中はAPYを10%から20%に変更する。
期間は9月16日までとしているが、キャンペーン資金である500万ドルがなくなり次第、キャンペーンは終了するとした。
長期保有に適した運用方法として人気を集めてきたレンディングサービスだが、先日には米大手取引所コインベースがレンディングサービスに関して規制当局から証券に当たる可能性があるとの通知を受けた。
コインベースは株式市場へ上場済みであることからも波紋が広がっており、急激な需要拡大の一方で、既存の法規制が追い付いていない状況が出てきている。規制の方向には今後も注視していく必要がある。
なお、Phemexでは現在、USDTとBTCの二つの暗号資産による貸し出しサービスを提供している。