仮想通貨カストディ業者と提携
金融大手クレディ・スイスは5日、イーサリアム(ETH)ブロックチェーンを利用し、スポーツリゾート企業の株式トークン化を支援することを発表した。
スイスの法規制に準拠する形で発行を予定する株式トークンは、スイスのスポーツリゾート企業である「Alaïa SA」。リゾート地はスイスのモンタナクラン・モンタナに位置し、スキーやサーフィング、スケートボードなどの施設を有している。
今回の事業は、クレディ・スイスがスイスの暗号資産(仮想通貨)カストディおよび取引サービス業者Taurusと提携して実現した。同国で2021年2月に施行された関連法律によると、トークン化資産は伝統資産のように規制され、運用されることができる。
クレディ・スイスは、これからAlaïaの株式トークンにおける私募を行い、Taurusが流動性を確保し2022年の1Qに取引を開始する見込みという。一方、その他の詳細はまだ公開されていないようだ。
リゾート地の株式をトークン化するためしは以前にもあった。2018年に米コロラド州のSt. Regis Aspen Resortリゾートは同州で規制されたプラットフォームTemplumでトークン化されて、株式トークンの取引プラットフォームtZeroに上場した事例がある。