ドバイ金融当局、セキュリティトークンの規制枠組みを導入

証券やデリバティブのデジタルトークンを規制

アラブ首長国連邦(UAE)ドバイの金融サービス庁(DFSA)は25日、セキュリティトークン含む「投資トークン」に関する規制枠組みを発表した。

セキュリティトークンとは

株式などの有価証券をブロックチェーン技術を利用してデジタル化したトークンである。

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DFSAは、「投資トークン」を「分散型台帳技術(DLT)などを用いて発行、送信、保存され、権利や義務をデジタル形式で表現するセキュリティまたはデリバティブ商品」と定義している。また、実質的にそれに類似した性質を持つものも含まれるという。

今回の規制枠組みは、アラブ首長国連邦の免税ゾーンであるドバイ国際金融センター(DIFC)で投資トークンを発行・取引する者が対象だ。また、投資トークンに関して、投資アドバイス、取引調整、ポートフォリオ管理などを行う企業についても適用される。

DFSAは今後、一般的な暗号資産(仮想通貨)、ユーティリティトークンステーブルコインを対象とする規制枠組みも作成していく計画だとした。

ユーティリティトークンとは

特定のサービスを利用するための権利として機能する、実用性のあるトークンのこと。

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仮想通貨事業を誘致するドバイ

DFSAの戦略・政策・リスク担当責任者であるPeter Smith氏は、次のようにコメント。

革新的な企業がアラブ首長国連邦(UAE)で成功するための環境づくりは、UAEとドバイ、そしてDFSAにとっても重要な優先事項だ。投資トークンに関する規制を設定する過程で、企業が規制に何を求めているかを理解し、市場にふさわしい制度を導入することができた。

ドバイは以前より、仮想通貨を推進する政策を打ち出している。2020年には、非課税の仮想通貨事業ゾーン立ち上げを発表。この地区では個人所得税や法人税、源泉徴収税などが免税されるという。

3月に提案文書を発行

今回の発表では、規制枠組みの詳細は特に説明されていないが、DFSAは3月にセキュリティートークンについての提案文書を発行しており、新たなルールはこれに基づくものだ。

文書は、セキュリティトークン商品の情報開示、プロモーション、カストディ、手数料、マネロン対策など様々な角度からルールの提案を行っていた。

ドバイではすでに従来型資産について、取引所ライセンス制度などの枠組みが構築されている。セキュリティトークンについても、いくつかの点を調整して同様の規則が適用される模様だ。

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