CoinPostで今最も読まれています

NFTコレクションAzukiの価格下落、新作Elementalsとの関連性とは?

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Elementalsを販売

アニメアート系NFTコレクション「Azuki」のフロアプライス(最低購入価格)が1日時点で前週比約50%下落している。今週行った新しいNFTシリーズ「Elementals」のセールを巡り、コミュニティ内で混乱が生じており、価格に影響した様だ。

Azukiは、米ロサンゼルスを拠点にする匿名の4人(Zagabond、2pm.flow、location tba、HoshiBoy)が設立したChiruLabsが運営している。彼らはメタバースの構築を志向しており、Azukiの10,000点の限定NFTを購入すると、「The Garden」というメンバーシップが付与される。

新シリーズ「Elementals」は、Azukiの2万点の新しいNFTコレクションで、「The Garden」への追加メンバーシップとして機能する。このシリーズは、多様な参加者を引き寄せ、IPを拡大することを目指している。

その1万点がAzukiとBeanzの保有者向けに先行販売された際、たった15分で完売し、約3,800万ドル(約54億円)相当のイーサリアムを調達した。残りの1万点は、Chiru Labsがラスベガスで主催したイベント「Follow the Rabbit」の参加者へエアドロップ(配布)された。

ただし、Elementalsのデザインのバリエーションが乏しく、一部には重複があったとする批判の声が相次いだ。供給量の増加により価値が希釈化される懸念から、オリジナル(OG)Azukiコレクションを含むフロアプライスが下落したようだ。

関連:人気NFT創設者にスキャンダルか、Azukiのフロアプライスが前日比50%下落

Azukiのビジョン

Azukiチームは30日にDiscordを通じてコミュニティと交流した。チームの中心人物であるZagabondとSteamboyらが参加し、Elementalsの現状とAzukiエコシステム全体の展望について話した。

Azuki大口ホルダーのArcanicによれば、チームはOG Azukiコレクションが持っていた特定の魅力を再現するため、多くのバージョンと体型を試作したが、目標を達成できなかったと認めた。

これに対する解決策として、チームはElementalsをアップグレード可能にする方針を示し、アートスタイルを模索するためにコミュニティの意見を求める考えを示した。

Azukiチームは今後も、OG Azukiをエコシステムの中心に据えることを約束している。これは、将来のイベントや新規リリース、その他のアクティベーションにおいてOG Azukiの保有者が優先的にアクセスできることを保証するものである。

Azukiチームは一貫して、NFTの所有を通じた体験の提供に注力しており、オフラインイベントや高品質の動画コンテンツなどの構築を計画していると説明。現在、アニメーションシリーズの制作を開始していることを明かしており、Azukiの物語を一層深化させる新たな試みとなると述べた。

このアニメーションシリーズはショート形式で提供され、全ての制作プロセスはチーム自身が資金提供している。中心メンバーのZagabond氏は、視聴者がアニメを視聴した後、その世界のキャラクターと直接交流する体験を提供するというビジョンを明らかにした。これはTwitterやWebアプリケーション、または特定のトークンを使用して実現される可能性があるという。

Azukiはまた、長期保有者や希少な特性を持つトークンの所有者に対して「コレクター・ステータス」を認定し、保有者に対する報酬を提供するためのさまざまな手段を模索しているとArcanic氏は述べている。

関連:Azukiが1周年、オンライン都市「Hilumia」をリリース

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
10/27 日曜日
13:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、アバランチのVisaカード発行やAI系ミームコインGOATの高騰など
仮想通貨市場の1週間の動きをまとめ、ビットコイン、イーサリアム、XRP、アバランチなど時価総額上位の仮想通貨の最新の材料を紹介。米国著名投資家の発言やマイクロソフトのビットコイン投資検討など、重要なトピックスも取り上げた。
11:30
心理的節目の上抜けに成功すれば、ショートカバー伴い最高値を試しにいく展開も視野|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリストが1000万円台前半で底堅い推移となるビットコイン(BTC)相場を分析。今週の相場失速で失望するのは時期尚早だと言及し、今後の展望を解説した。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|DOGE時価総額3兆円突破に高い関心
今週は、ドージコインの時価総額3兆円突破、米政府のウォレットから30億円相当の仮想通貨が不正流出した可能性、マイクロソフトのビットコインへの投資評価に関するニュースが最も関心を集めた。
10/26 土曜日
14:00
「ビットコイン現物ETF、個人投資家が需要の8割を占める」バイナンスが報告
バイナンスがビットコインの流通量4.5%を現物ETFが保有していると指摘。個人投資家主導の需要拡大と機関投資家の緩やかな参入を分析している。
11:55
リップル社、仮想通貨XRPめぐる対SEC控訴裁判で4つの論点を提出
リップル社がSECとの裁判で控訴審に向けた陳述書を提出。ハウィーテストの適用など4つの重要論点を提示している。
07:20
マイクロストラテジー、24年ぶりの高値 ビットコイン強制売却の可能性は「極めて低い」 BitMEXが分析
BitMEX Researchのアナリストは、マイクロストラテジーが現在の債務構造に基づいて保有しているビットコインを強制的に売却する可能性は「極めて低い」と主張した。
06:35
ハッカー、米政府の仮想通貨ウォレットに大部分の流出資金を返還
米政府の仮想通貨ウォレットから流出した約30億円相当の資金のほとんどが、24時間以内に返還されたことが観測された。
06:15
テザーCEO、米政府捜査の報道を否定
ステーブルコイン発行企業テザーのパオロ・アルドイーノCEOは26日、米国の連邦検察当局が同社を調査しているとのWSJ報道内容を否定した。
10/25 金曜日
18:05
AIエージェントと仮想通貨の融合 コインベースが描く未来像
米コインベース・ベンチャーズは、人工知能(AI)とブロックチェーン技術の新たな融合がデジタル経済を変革すると主張。Web3上で、自律型AIエージェントが人間と自由にやりとりする世界「エージェントWeb」が誕生する未来のビジョンを描いた。
13:28
国内における「暗号資産ETF」実現に向け、 ビットバンクが勉強会の総意として提言公表
暗号資産(仮想通貨)bitbankを運営するビットバンクは、証券会社や資産運用業者、信託銀行等と共同で行う「国内暗号資産ETF」勉強会への参加とともに、参加メンバー一同として日本における暗号資産ETFの実現に向けた提言を発表した。
11:40
個人マイナーが再びビットコインブロック採掘に成功、3200万円相当の報酬獲得
仮想通貨ビットコインのソロ個人マイナーが再び大きな報酬を獲得したことが判明した。9月に続く事例である。
10:45
1995年公開「攻殻機動隊」のNFT、アニモカブランズジャパンから発売へ
今回は第一弾で、1995年に公開された押井守監督作品『攻殻機動隊』をフィーチャーしている。このNFTコレクションでは、作中に登場するキャラクターのパーツを、Mocaverse、CoolCats、San FranTokyoのPFP専用Traitsとしてそれぞれ描き下ろした世界に1つだけの作品となっている。
09:35
米国ビットコイン現物ETF、約100万BTCの保有でサトシ・ナカモトに迫る
米国ビットコイン現物ETFの保有BTCが98.5万枚を突破。サトシ・ナカモトの推定110万枚に接近している。
07:50
マイクロソフト、12月株主総会で「ビットコインへの投資評価」を議決権行使項目に設定
米IT大手マイクロソフトは12月上旬に予定されている2024年の年次株主総会に向けて、「仮想通貨ビットコインへの投資の評価」を議決項目の1つとして設定した。マイクロストラテジーのようにビットコイン保有企業になるか。
07:20
取引所らの企業、日本の仮想通貨ETF誕生に向け提言作成
日本で仮想通貨ETFが承認されることを目指し、取引所や法律事務所らが税制改正などを含め提言を作成した。対象銘柄をビットコインとイーサリアムに絞ることも提案している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧