はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

イーサリアム開発者ら、「Dencun」アップグレード関連のスケジュールを議論

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Devnet-10の立ち上げ時期を検討中

暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のコア開発者らは5日、ミーティングを開催し、イーサリアムの次回大型アップグレード「Dencun」に関連して、Devnet(開発者ネットワーク)10のローンチタイミングなどについて議論した。

Dencunは、今年後半に導入が予定されているアップグレードのこと。レイヤー2(L2)のトランザクション手数料削減やネットワーク全体の効率性向上などの改善が行われる見込みだ。

関連イーサリアムの次期アップグレード「Dencun」、重要性とメリットとは?

開発者らはまず、Dencunアップグレードに伴うコード変更を備えた2番目のテストネットDevnet-9について話し合った。Devnet-9 は、バリデータをブロックチェーンネットワークに積極的に参加させるための方法として開始されたものだ。

Devnet-9では、実行層(EL)クライアントでバグが見つかっている。Devnet-9のバグを解決することやその安定性と関連して、Devnet-10をリリースするタイミングについても議論が行われた。

イーサリアム財団リサーチャーのダニー・ライアン氏は、すべてのELクライアントの準備が整っていない場合でも、Devnet-10を起動することはできると提案している。

バリデータとは

ブロックチェーンに記録されるデータの妥当性を検証するノードのこと。取引履歴を検証する役割などを持ち、その役割を果たすと仮想通貨で報酬が与えられる。

▶️仮想通貨用語集

Devnet-10の役割

Devnet-10は、主にEIP(イーサリアム改善案)-7514による、ステーキング期間(エポック)ごとに追加できるステーキング参加者の最大数を制限する機能を確認することを目的とするものだ。

EIP-7514は、バリデータ数の成長に伴う、潜在的なセキュリティリスクを軽減するための施策である。

背景として、資本力のあるバリデータの数が短期間で増加し過ぎることで、ネットワークの集中化や通信負荷が増大する可能性が指摘されているところだ。また、一部のステーキング参加者に報酬が偏ることで、攻撃のインセンティブが高まるリスクについても懸念されている。

関連イーサリアムのステーキング率に影響するEIP-7514とは?

また、Devnet-10ではEIP-4844関連のテストも行われる見込みだ。EIP-4844とは、イーサリアムL2の手数料を最大で100倍削減する「Proto-Danksharding(プロト・ダンクシャーディング)」という機能を実装する提案である。

関連イーサリアム、L2手数料を最大100倍削減する「EIP-4844」を実装へ

次回ミーティングで日程を再議論

イーサリアム開発者のティム・ベイコ氏は、11月中旬にイーサリアム開発カンファレス「Devconnect」が予定されていることを考慮すると、Devnet-10を10月19日までに完成させるという目標が設定できることを改めて強調した。

そうすることで、Devconnectの前にテストネット「Goerli」をアップグレードすることができるという見積りでこの日程を提案している。

ただし、開発者すべてがこの日程に同意したわけではなく、開発者らは次回のミーティングで進捗状況を再評価し、スケジュールについても再議論する予定だ。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/19 月曜日
18:00
Bitcoin革命、ZK技術で実現するBitcoinOSのアプローチ
ビットコインの可能性を広げるBitcoinOS(BOS)は、ZK技術を活用してビットコインのコードを変更せずにスマートコントラクト機能やスケーラビリティを実現。BitSNARK、Grailブリッジ、xBTCなどの革新的プロダクトで、ビットコイン中心の統合エコシステムを構築。
17:15
リミックスポイント、最大56億円を調達へ 44億円でビットコイン買い増し
リミックスポイントがEVO FUND向け新株予約権で約56億円を調達。44億円で仮想通貨ビットコイン買い増し、12億円をWeb3バリデーター事業に投資へ。
16:50
変わるWeb3業界の投資地図 今注目のVC3社が語る「実需とインフラ」重視の新戦略
TEAMZ WEB3 AIサミットで取材したC² Ventures、DFG、Jsquareの3社が語るWeb3投資の現在地。実需・収益性・規制対応を軸に見極めが進む中、インフラやAIへの関心、そしてアジア市場の可能性にも注目が集まる。
15:05
アーサーヘイズが今夏以降の「アルトシーズン」再来の見通し 年末までにビットコイン2.5倍予想も
アーサー・ヘイズ氏が仮想通貨の強気相場を予測、今夏を目処にBTC20万ドルへの上昇とアルトシーズン開始を見込む。自身のポートフォリオは20%を金(ゴールド)に配分し「最終的に1〜2万ドルまで上昇」と展望する。米国債務拡大がビットコイン高騰の追い風になると分析した。
14:15
中国系上場企業DDC、5000BTC保有目標のビットコイン準備金戦略を発表 
米国上場の中国系食品企業DayDayCook(DDC)が、ビットコインを戦略的準備金として3年間で5,000BTCの蓄積を目指す計画を発表した。同社は、すでに100BTCを購入済みで、2025年末までに500BTCの取得を目指す。一方、中国の仮想通貨規制をいかに回避するかにも注目が集まる。
13:22
メタプラネット、151億円でビットコイン追加購入 保有数7,800 BTCに
メタプラネットが約151億円で暗号資産ビットコイン1,004BTCを追加購入。保有総数は7,800枚に拡大。5月の資金調達・債務償還の経緯も紹介。
11:40
過去最高値目前のビットコイン、迫るゴールデンクロスが中・長期の買いシグナルを示唆
ビットコインは投資家が重視する50MAと200MAのゴールデンクロスによる買いシグナルが形成間近に。米国債格下げでドル安圧力も追い風にとなるか。トランプ米政権の貿易・関税政策とインフレ懸念がのヘッジ需要を高める可能性が指摘される中、さらなる上昇を示唆する。
11:11
CMEグループ、XRPの先物取引を本日より提供開始へ 
米CMEグループが本日より暗号資産(仮想通貨)XRPを先物取引サービスを開始する。機関投資家の参入機会の拡大とリップル社とSECの裁判の和解進展状況も含め、その背景を解説。
05/18 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、企業のETH大量購入やアーサー・ヘイズのBTC100万ドル到達予測など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:49
UPCXが2025 Tokyo E-Prixスポンサーに 次世代決済とFanlinkの可能性を解説
UPCXが「2025 Tokyo E-Prix」のスポンサー契約を発表。世界標準決済を目指すブロックチェーンプラットフォーム「UPCX」と、ファン支援サービス「Fanlink」の特徴をCEO中野誠氏が解説した。秒間10万件の処理能力やグローバル展開の展望とは?
11:00
週刊仮想通貨ニュース|メタプラネット株価1340円到達の可能性に高い関心
今週は、仮想通貨ビットコインの専門家アダム・バック氏によるメタプラネットの株価試算、資産運用会社によるイーサリアム価格急騰の要因分析、空売り投資家ジム・チェイノス氏の投資戦略に関するニュースが最も関心を集めた。
05/17 土曜日
14:00
アブダビ政府系ファンド、ビットコインETF買い増しで保有額750億円突破
アブダビのムバダラ・インベストメントが第1四半期にブラックロックのビットコインETFを49万株追加購入。ゴールドマン・サックスは最大保有者として3000万株を保有。
13:05
ビットコインETFフェイクニュース事件、犯人に懲役14か月の判決
米SEC公式Xアカウントを乗っ取り、ビットコインETFについてのフェイクニュースを流した26歳の被告に懲役14か月の判決が下りた。偽情報で仮想通貨市場を混乱させたことが重大視された。
12:43
史上最高値を試すのは時間の問題か、米中貿易緩和も上値トライ失敗|bitbankアナリスト寄稿
米中関税115%引き下げ合意やインフレ指標下振れもビットコイン上値を抑える展開。アリゾナ州知事の暗号資産準備金法案への拒否権行使も影響。短期筋による損切り送金増加で売りをこなした可能性。史上最高値トライは時間の問題か。bitbank長谷川アナリストが週次相場分析を解説。
11:00
ビットコイン長期保有数1437万BTCに到達も、利確売り強まる=アナリスト分析
ビットコインの長期保有者が3月から5月にかけて利益確定を加速。支出利益率は71%増加し227%の平均リターンを記録。長期保有量は1437万BTCに達するも、市場サイクルの分配フェーズへの移行を示唆。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧