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岡三証券グループ、創業100周年記念の「ST債」発行へ みずほ証券ら6社が協業

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

6社によるSTプロジェクト

岡三証券グループは22日、国内複数社と連携してセキュリティトークン(ST)債を発行すると発表した。岡三証券グループ、岡三証券、みずほ証券、みずほ銀行、三菱UFJ信託銀行、デジタル証券発行・管理のProgmat(プログマ)と共同で行う事業となる。

これらの企業は、以前より、セキュリティトークンによる社債の募集・発行に係る標準的な枠組みの構築を共同で進めていた。

今回は、この枠組みにおける第一弾であり、岡三証券グループ100周年を記念する「岡三証券グループ創業100周年記念ST債」を発行する格好だ。

国内の個人向け公募セキュリティトークン債としては過去最大規模の発行額を見込んでおり、新たな投資家ニーズを開拓できる商品になるとしている。

現在各国で、現実資産(RWA)トークン化に注目が高まっており、今回のプロジェクトもこうした潮流の一例であると言える。

RWAとは

「Real World Asset(現実資産)」の略。ブロックチェーン上でトークン化されるRWAには不動産、アート作品、トレーディングカード等の実物資産、株や債権等の有価証券などが含まれる。

▶️仮想通貨用語集

関連現実資産トークン化に投資家の関心が集まる理由、リアルワールドアセット(RWA)とは

各社の役割

今回のセキュリティトークンに関しては、各社が役割分担する。岡三証券グループが発行し、岡三証券とみずほ証券が引受・販売、みずほ銀行が社債管理者となり、発行・利払・償還事務を行う。

出典:三菱UFJ信託銀行株式会社

さらに、三菱UFJ信託銀行が「Progmat」を用いた社債原簿管理、カストディを行い、Progmatがデジタルアセット発行・管理基盤「Progmat」のライセンスを提供する格好だ。

なお、「Progmat」は三菱UFJ信託銀行が進めていた事業だが10月に独立した。三菱UFJ信託銀行の他、みずほ信託銀行、三井住友信託銀行、NTTデータやその他国内大手が出資している。

関連デジタルアセットの共創インフラを創出、 Progmatインタビュー記事|SBI R3 Japan寄稿

「岡三証券グループ創業100周年記念ST債」概要

今回発行される「岡三証券グループ創業100周年記念ST債」の銘柄名称は「株式会社岡三証券グループ 第1回無担保セキュリティトークン社債(社債間限定同順位特約及び譲渡制限付)」となる。

総発行額は最大20億円を上限に、需要状況を勘案したうえで今後決定予定とした。申込単位は100万円単位であり、個人投資家でも求めやすい価格水準となる。

発行予定日は2023年12月20日で、償還予定日は2024年12月20日。期間は1年間である。

今後も、6社は業種を超えて協業に取り組み、投資家により幅広い選択肢を提供し、金融業界・デジタル証券市場の発展に向けて貢献していく計画だ。これからのプロジェクトが注目される。

これまでの取り組み

連携企業の中でみずほ証券は、2023年3月に国内初となる適用除外電子記録移転権利(私募不動産セキュリティトークン)の取組みを行った。またトークン化有価証券の取扱いも開始している。

また、みずほ銀行は9月、Astar Networkと協力して熊本県における「NFT・メタバースを活用した球磨焼酎のブランド力向上」を目指す実証事業を行うとの計画を発表した。

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