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1.2兆ドルを取り扱うTD Ameritradeが出資、仮想通貨の環境を変える取引所が誕生か|Cboeも支援

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ErisXの発表
新興仮想通貨取引所ErisXが、アメリカで有名なTD AmeritradeやCBOEを始めとする複数企業からの投資を受けたことを明らかにした。ErisXは、2019年に仮想通貨現物取引や、現物受渡し仮想通貨先物取引の提供開始を予定している。
Bakktとの競合性
このErisXは、今月8月に発表されたICEやマイクロソフト、スターバックスなどが主体となって設立される仮想通貨取引所Bakktと直接的な競合になると考えられている。

新興仮想通貨取引所ErisXにTD Ameritradeが出資

アメリカで多大な人気を誇るブローカー企業TD Ameritradeが新興仮想通貨取引所ErisXに出資を行なったことが明らかになった。

また、この一環として、ErisXは、その取引プラットフォームに仮想通貨現物取引だけでなく、最終的には、ビットコイン、ビットコイン・キャッシュ、イーサリアム、ライトコインなどの主要デジタル資産の現物受け渡し先物取引を追加すると発表を行った。

2010年に設立されたErisXは、指定契約市場(Designed Contract Market)として機能してきましたが、今回の発表によって仮想通貨市場への参入が明らかなった。

また、そのCEOには以前Citiグループにて国際定量部門の責任者を務めていたThomas Chippas氏(以下、Chippas氏)が就任している。

TD Ameritradeは、1975年に設立されたアメリカの証券小売売買を牽引する企業であり、現時点で1,100万もの顧客口座を持ち、1.2兆ドル(約114兆円)もの資産を取り扱っており、同社はCBOEやCMEが提供するビットコイン先物へのアクセスも可能にしている。

TD Ameritradeの取引教育部門のバイスプレジデントを務めるSteve Quirk氏は、今回の出資の目的を以下のように主張している。

「私たちの一般(投資家)顧客は、認可された正当で透明性のある取引所を通じて、既存の資産市場と同じように、デジタル通貨商品を取引したいと考えている。 一般顧客が容易にデジタル通貨商品にアクセスできる環境を作成することが大きな目的であり、それこそが今回私たちがErisXに投資した理由だ。」

ErisXのCEOを務めるChippas氏は、以下のように言及した。

「TD Ameritradeは、革新的で、先見の明を持つ企業だ。私たちは、安全で透明性のあるErisXのデジタル資産取引所において、このような企業と共同で取り組み、彼らの顧客にサービスを提供できることを芳しく思っている。」

そして、ErisXを支援する最も有名な企業がTD Ameritradeだとされているが、その他にも、世界有数のデリバティブ取引所CBOEや、大手トレード会社のVirtu Financial、Susquehanna International Group、ベンチャーキャピタルのDRW、Digital Currency Group、Nex Opportunities、CMT Digitalなどウォール街の名だたる企業も含む多くの企業がErisXの戦略パートナーとして名を連ねている。

広報担当のJessica Darmoni氏は、ErisXが2017年に既にアメリカ商品先物取引委員会(CFTC)とともに、デリバティブ清算機関(DCO)に書類を提出しており、2019年初頭までには、承認が降りると言及していた。さらに、現物取引は2019年第2四半期、先物取引の開始は2019年6月を予定しているとされている。

Bakktとの競合性

8月3日に、ニューヨーク証券取引所(NYSE)を子会社に持つIntercontinental Exchange(ICE)や、スターバックス、マイクロソフト、ボストンコンサルティンググループなどが主体となって、仮想通貨取引所Bakktを開設することを発表し、話題になっている。

Bakktも、今回のErisXと同様、仮想通貨の現物受け渡し先物の提供を目処に入れていることから、両社が直接的な競合になるとされており、その関係者は、海外メディアThe Blockに対し、以下のように言及している。

「このErisXは、Bakktの最大の競合であると言えるだろう」

このように、BakktやErisXといった有名な複数企業に支援され、メインストリームもターゲットにした仮想通貨サービスが普及し、特に現物受渡し先物の提供も開始されることは、仮想通貨市場全体にとって極めてポジティブな前進であると言えるだろう。

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