WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

安いのはどれ? イーサリアムやソラナ、XRPなど主要ブロックチェーンと国内銀行の振込手数料を比較

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ブロックチェーンのネットワーク手数料

暗号資産(仮想通貨)ビットコインの原点であり、その利点の一つは、中央集権的な仲介者を必要とせず、安価で安全、迅速な送金を可能にしたことだと言われる。

その後、イーサリアムをはじめさまざまな仮想通貨が誕生したが、本記事では主要仮想通貨ネットワークの使用手数料の現状についてまとめ、さらに従来の銀行振込手数用と比較する。

yChatsのデータによると、ビットコインのネットワーク使用料(マイナーへ支払われる取引手数料)は、3月17日現在、4.733ドル(約706円)となっている。直近1週間の平均値は7.136ドル(1,065円)。手数料はネットワークの混雑程度によって日々上下するもので、2021年4月には62.79ドル(9,369円)の高値をつけたこともあった。

イーサリアム・メインネットでは、3月13日に大型アップグレード Duncun(ダンクン)が無事完了。 EIP-4844(プロトダンクシャーディング)の導入が実現し、レイヤー2のロールアップチェーン上でのネットワーク手数料(ガス代)が最大で1/10低減すると期待されているところだ。

実際、アップグレードの翌日、レイヤー2のStarknetでは、手数料が実装前の2ドルからDuncun同期後には99%削減され、0.01ドル〜0.04ドルに低下。Baseでは0.31ドルから0.0005ドルまで低下する場面が見られた。

関連:レイヤー2のBaseやStarknet、イーサリアム「Dencun」で手数料大幅減

現在のイーサリアムと主要L2の手数料は、最も速い(15秒)設定を選んだトランザクションの場合以下の通り。(Bitbondデータ)

仮想通貨 送金手数料
イーサリアム(ETH) 2.44ドル(364.45円)
オプティミズム(OP) 0.00086ドル(0.13円)
アービトラム(ARB) 0.022ドル(3.29円)
ベース(BASE) 0.00033ドル(0.05円)
Starknet(STRK) 0.01ドル未満(1.49円)

(*StarknetはL2fees.infoのデータを参照)

非EVM系チェーン

主要L1チェーンとして注目を集めるソラナネットワークは、3月15日時点で、オンチェーン取引量が37.9億ドルを超え、史上最高を記録。24時間の取引量は、イーサリアムメインネットおよびそのレイヤー2のDEXの出来高も上回った。

その背景にはソラナベースのミームコイン取引へ駆け込み需要があると言われ、芝犬をテーマにしたBONK、ニット帽を被った子犬のWIFなどへ、大量の資金が短期間に流入した。

Solana Compassのデータによると、ユーザーのネットワーク手数料は(執筆時)最後のエポックで0.000247645 SOL(執筆時現在6.8円)となっている。

関連:ミームコイン熱狂でソラナのGoogle検索数急増、2018年ICOブームに類似との懸念も

また、The Blockのデータによると、XRPの平均的な手数料は0.01XRP(執筆時価格0.91円)以下となっており、今年に入り0.01XRPを大きく下回っている。

以上のデータから、イーサリアムのメインネットの手数料が、イーサリアムL2、ソラナやXRPと比較すると、大きく上回っていることがわかる。また、ビットコインの手数料は、イーサリアムよりも高額となっている。

なお、ブロックチェーンの手数料は取引数などネットワークの利用状況によって変化するものだ。

銀行振込手数料

日本の銀行の送金手数料は2021年10月の銀行間送金手数料改定(117円〜162円から一律62円)により、一般利用者負担の手数用も見直しが進んだ。また、インターネットバンキングの普及により、ネット振込手数料は値下げされ、さらにスマートフォンを使って割安な手数料で送金できるサービスも登場したことにより、銀行送金の手数料も割安になってきている。

三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行などの大手銀行や地方銀行の合計20行で、2022年10月に「ことら送金」と呼ばれるスマホ送金サービスが開始された。専用アプリを使用し送金するが、1回当たりの送金上限(10万円)が決められている。

ネットバンキングでは同一銀行の本支店宛の送金手数料については、個人の場合、ほとんどの銀行が無料に設定している。他行宛のネットバンキングでは3万円未満の送金で、ゆうちょ銀行が165円、みずほ銀行150円、三菱UFJ銀行が154円、三井住友銀行が165円(Olive アカウントは無料)となっている。

ネットバンキング、およびスマホ送金などで手数料が引き下げられたのに対し、人件費が発生する窓口業務、および維持費が発生するATMの利用手数料は引き上げられた。例えば三菱UFJ銀行の窓口では、同行宛の振込手数料が880円、他行宛は990円となっている。

ビットコインの直近1週間の平均手数料は銀行窓口での振込手数料を上回る結果となった。なお、銀行手数料は国内向け送金であり、国際送金の手数料とは大きく異なることを付け加えておきたい。

関連:新NISAのつみたて投資に、「三井住友カード プラチナプリファード」が人気急上昇している理由

関連:おすすめの仮想通貨取引所のメリットを比較 イラスト解説付き

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/08 火曜日
17:39
ビットコイン需給構造改善も現物需要が課題=レポート
CryptoQuantのアナリストが公開した最新オンチェーン分析。ETF資金の流入や大口投資家の買いが進む一方、バイナンスのビットコイン準備高や取引所純流入は高水準を維持。デリバティブは一部リセットも現物主導の反発かは見極めが必要な段階にある。
16:51
ビットコイン8月25%高、上位銘柄8割上昇=CryptoRank
米CryptoRankの月次分析を基に、8月の仮想通貨相場の実態を解説する。ビットコインは月間25%高と史上3番目の好調な8月を記録し、米国スポットETFへの資金流入も年初来最大となった背景を詳しく読み解く。
15:17
ハウス食品、抽選100名にJPYC贈呈へ 万博SBTで当選10倍
ハウス食品グループは9月8日、抽選100名にステーブルコインJPYCを贈呈するキャンペーンを開始した。大阪・関西万博で実施したNFT・SBT施策の後継で、HashPortが技術協力する。9月27日まで実施。
14:43
山陰合同銀行、NTTデータ、Securitize Japanがデジタル証券検討
山陰合同銀行がNTTデータ、Securitize Japanとデジタル証券活用モデル構築の本格検討を開始。自ら発行体となる社債型セキュリティ・トークンの発行可能性を検証し、実現すれば地銀本体初の事例(同社調べ)となる。
13:50
AIエージェント経済の「通貨」を目指すFLOP、AIが計算資源を自律的に調達できるネットワーク
アーサー・ヘイズ氏が手がけるFLOPネットワークの技術仕様が公開された。同ネットワークは、AIエージェントが自律的に必要な計算資源を調達しその対価を仮想通貨で支払えるインフラの構築を目指している。
13:15
イーサリアム財団、メインネットの量子耐性化を29年12月に目標設定
イーサリアム財団がL1の実行・合意・データの全層で量子耐性を2029年12月までに実現する目標を掲げた。「グラムステルダム」から五回のアップグレードで完了する計画だ。
10:35
ソラナ、9日にオンチェーン取引容量3倍超に拡大へ
ソラナは9日、取引データ量の上限を1,232バイトから4,096バイトへ拡大する新形式を稼働させる(仮)予定だ。次期アップグレード「アルペングロー」への移行も進んでおり、投資家の注目を集めている。
10:00
「ジーキャッシュなどプライバシー銘柄のリターンが他を圧倒」グラスノード報告
グラスノードは仮想通貨市場が昨年10月高値から全般的に下落している中、プライバシーセクターは+213%を記録していると報告した。特にジーキャッシュが牽引している。
08:20
シティとDBSが週末に国際決済を実施、トークン化預金を活用
シンガポール大手銀行DBSは、週末にシティとの米ドルの国際決済に成功したと発表。Swiftのデジタル台帳とトークン化預金を使って取引を行ったと説明している。
08:00
SBIグループ、JPYSCの裏付け資産の一部を国債で運用
SBI新生信託銀行とSBI VCトレードは、円建てステーブルコインJPYSCの裏付け資産の一部を国債で運用開始したと発表した。デジタル金融と伝統的金融をつなぐ新たな資金循環の創出を目指す取り組みで、資産の信用力向上にもつながる。
07:20
英当局、予測市場の個人投資家向け解禁を検討
英FCAは個人投資家向け予測市場の禁止について緩和を検討していることが分かった。カルシやポリマーケットなど海外プラットフォームの利用拡大を受けた動きだ。
06:40
イーサリアム、ETHガス代をトークン払いにする新提案が前進
ヴィタリック・ブテリン氏が進展を明かしたイーサリアム提案「EIP-8141」は、ガス代をETH以外のトークンで払える仕組みを導入するものだ。2027年予定の次期アップグレードへの搭載も決まり、手数料体系の設計に影響する。
06:15
リキッドのビットコイン流出事件、自称ホワイトハットが3400BTC返還
リキッドネットワークのビットコイン流出事件で、自称ホワイトハットが3400BTCを返還し600BTCを保有継続。流出原因はエレメンツのバグと判明。
05:55
バイデン前大統領の息子がミームコイン発行へ、トランプコイン保有者にも配布
バイデン前大統領の息子ハンターが9日、ミームコイン「LAPTOP」を発行する予定。トランプ大統領の「TRUMPコイン」による損失投資家にもトークンを配布する計画だ。
05:00
キャピタルB、46億円相当ビットコインを追加取得 1年ぶりの大型購入に
仏キャピタルBは7日、増資で調達した資金により376BTCの仮想通貨ビットコインを2,530万ユーロで追加取得したと発表した。2025年9月以来約1年ぶりの大型購入となる。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧