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障害者福祉施設向け「RevelApp」全国展開 ブロックチェーンゲームで工賃作業支援

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

遊ぶように、働く。

株式会社WAVE3は7月2日、BCG株式会社と共同で開発した障害者の就労支援サポートを目的としたブロックチェーンゲーム活用型の工賃作業システム「RevelApp」の全国展開を開始した。

「工賃」とは、福祉用語で、就労継続支援B型などの就労支援を通じて生産活動を行った人に対して支払われるお金のことを指す。

「RevelApp」は、ブロックチェーンゲームを活用した工賃作業システムであり、同時にアセスメント補助システムの機能も兼ねる。「遊ぶように、働く。」をコンセプトに掲げ、障害者就労支援事業所の課題解決を目指している。

出典:株式会社WAVE3

ブロックチェーンゲーム受託・開発事業を手掛けるBCG株式会社のCOO、豊田光氏は、「日本には約21,000件超の就労支援施設がありますが、多くの施設が利用者の通所率やモチベーションの維持に課題を抱えています。『RevelApp』は、ブロックチェーンゲームを活用することで、こうした課題に対する解決策を提供します」と述べている。

「RevelApp」は、ゲーム各社、プラットフォームとの協力により実現。ゲームプレイによる報酬は、仮想通貨の価格変動に影響されず、固定相場の工賃として日本円で毎月支払われる。工賃はゲームの難易度に応じて設定され、ブロックチェーンゲーム各社のマーケティングに協力する形で工賃を捻出する座組みを実現させた、日本初のサービスとなる。

現在、全国の福祉事業所にて本格導入実証実験が進められており、多くの施設から好評を得ている。提携ゲームも増加しており、プレイできるゲーム数も順次拡大している。

今後の展開として、ゲーム企業からの工賃作業受託、ゲームをきっかけにした障害者雇用の創出、福祉×テクノロジー学習のプラットフォーム展開などが想定されている。

障害者就労支援事業所の課題

障害者就労支援事業所の課題には、通所率の向上、魅力的な工賃作業、利用者の通所モチベーション、新規利用者につながる施設の差別化、就職率の向上、PCスキルや時間管理能力の習得、支援員の業務負荷軽減、利用者の自己理解促進などがある。「RevelApp」はこれらの課題をカバーすることが期待されている。

Web3(分散型ウェブ)やブロックチェーン技術を活かした障害者支援モデルの実現を目指す株式会社WAVE3 CEO 近藤 貴司氏は、以下のように語る。

自分自身、B型事業所を運営してきて、ブロックチェーンゲーム導入型の支援を2年半して参りました。その中では数えきれない失敗や反省がありましたが、それら全てが本サービスの土台となっています。激変する就労継続支援業界の1つの選択肢となれるように、これからも挑戦を繰り返していきます。

RevelApp」の主な特徴

ゲーム型工賃作業:ブロックチェーンゲームを手軽にプレイできる環境を提供し、工賃作業として活用。利用者の特性に合わせて複数のゲームを難易度別(レベル1〜4)に用意。ゲームプレイを通じて、基礎的なPCスキル、金銭管理、時間管理などの就労準備に必要なスキルを楽しみながら訓練できる。

セルフモニタリングシート:体調記録表とゲームプレイ記録表から自動生成されるセルフモニタリングシートを提供。利用者が日々の体調や気分、生活リズム、ゲームでの成果を記録することで、自己理解を促進し、支援者の効率的なアセスメントに貢献する。

データの可視化:記録されたデータは自動的にグラフ化され、利用者の体調や通所可否の傾向を視覚的に把握。支援者は個別面談の準備時間を短縮でき、より質の高い支援に時間を割くことが可能になる。連携機関への提供データとしても活用可能。

充実したサポート体制:導入から運用まで、福祉とブロックチェーンそれぞれの専門スタッフが丁寧にサポート。利用者向けの詳細なマニュアルや、支援員向けの説明資料を完備。また、ゲームの選定や環境構築、ゲームの突発的なメンテナンスまでをトータルでサポート。

安定した工賃:ゲームプレイによる報酬は、仮想通貨の価格変動に影響されず、固定相場の工賃として日本円で毎月支払われる。工賃はゲームの難易度に応じて設定される。ブロックチェーンゲーム各社のマーケティングに協力する形での工賃捻出の仕組みを実現させた、日本初のサービスである。

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