はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

Wintermute、米国選挙の予測市場開始へ トランプとハリストークンを上場

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米大統領選めぐる市場も開始

暗号資産(仮想通貨)のマーケットメイカー大手Wintermuteは17日、米国選挙予測市場を来週立ち上げると発表した。まず、ドナルド・トランプ氏を表わすTRUMPトークンとカマラ・ハリス氏を表わすHARRISトークンを上場させるとしている。

これらのトークンは、イーサリアムERC-20規格互換トークンだ。新たな予測市場「OutcomeMarket(アウトカム・マーケット)」は、イーサリアム、Base、アービトラムなど、複数のブロックチェーンでアクセス可能になる見込みだ。

Wintermuteは、単一チェーンに限定された予測市場とは異なり、ユーザーは資産を他のチェーンにブリッジする手間をかけることなく、最初から利用しているブロックチェーンから参加できると述べた。

また、オラクルはDeFi(分散型金融)データ企業Chaos Labsが提供する「Edge Proofs Oracle」を利用している。

Chaos Labsは、このオラクルは高度なAI(人工知能)と LLM(大規模言語モデル)をリスクモデルとして導入しており、正確な改ざん防止のデータフィードが提供されると説明した。予測市場の信頼性を高めるとしている。

オラクルとは

オラクルとは、ブロックチェーン上のスマートコントラクトにオフチェーン(ネットワーク外)のデータを提供するサービス。ブロックチェーン外の情報を中継する役割を果たす。

▶️仮想通貨用語集

Wintermuteは、今後TRUMPトークンやHARRISトークンなどをDeFiに導入し、ユーザーに利回りやレバレッジを提供できる可能性があるとも続けた。

コントラクトはパーミッションレスであるため中央集権型取引所も分散型取引所もトークンを上場することが可能であり、鋳造(ミント)手数料や取引手数料もかからない。より幅広いユーザーにとってアクセスしやすくなる形だ。

関連24年米大統領選挙、仮想通貨市場への影響は トランプ氏らの政策や動向まとめ

複数の予測サイトで、ハリス氏優勢に

予測市場は一般的に、スポーツ、政治、カルチャーなど様々なトピックで、将来のイベントの結果にユーザーが賭けられる市場である。

米大統領選関連では、Polymarket(ポリマーケット)が知られているところだ。討論会後の18日現在ではハリス氏の勝利予測が50%、トランプ氏が48%となっており、差はわずかだがハリス氏が逆転している。

出典:ポリマーケット

また、選挙予測サイトPolyVoteでも接戦だが、同様にわずかにハリス氏が逆転。51%がハリス氏、49%がトランプ氏の勝利を予測している。

ハリス氏はAI(人工知能)など新興テクノロジーを後押しする姿勢を示しているが、仮想通貨についてはまだ一度も立場を明らかにしたことがない。このため仮想通貨支持を明確に打ち出すトランプ氏が勝利した方が、市場にとってはプラスだとする見方が多い。

以下の記事のとおり、ブローカーのバーンスタイン社は、もしハリス氏が当選すればビットコインは3万ドル(約428万円)まで下落する可能性があると予想している。

関連米大統領候補ハリス氏、最新公約でも仮想通貨に言及せず

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/04 水曜日
11:02
シンガポール、未認可の仮想通貨企業の国外サービス提供を禁止へ
シンガポール金融管理局は、仮想通貨サービス企業の事業ライセンスに関するガイダンスを発表。特に、シンガポールの国外にサービスを提供している仮想通貨企業に対する措置が注目を集めている。
10:10
韓国でイ・ジェミョン新大統領が誕生 ステーブルコインや仮想通貨ETFを公約に
韓国でイ・ジェミョン氏が大統領に就任した。選挙キャンペーン中にウォン建てステーブルコインの解禁や、仮想通貨現物ETFの合法化などを公約として掲げていた。
09:40
ビットコイン価格に底堅さ、半導体関連事業と米経済が下支え|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは5月末の下落から回復しつつあり、エヌビディアの好調な半導体事業がマイナーの資金難緩和と市場の下支えに期待されている。
07:30
上場企業のビットコイン保有急増も、価格下落で清算の懸念=スタンダード・チャータード分析
60社超の上場企業が合計67万BTCを保有する中、スタンダード・チャータード銀行のアナリストは価格下落時の強制売却リスクを警告。平均購入価格から22%下落が危険水域と分析。
07:05
金持ち父さん著者キヨサキ、株式市場などの暴落を予測
『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏は、株などの市場が2025年の夏にかけて暴落する可能性があると警告。金、銀、仮想通貨ビットコインには数十億ドル規模の資金が流入すると予測している。
06:45
トランプメディア、ビットコイン現物ETF申請
NYSE取引所がTruth Social Bitcoin ETFの上場・取引に関する規則変更案をSECに提出。トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループの金融戦略の一環として2025年後半の発売を目指す。
06:16
6月の仮想通貨市場、トランプ関税と予算法案で大幅変動の可能性=K33分析
K33リサーチがトランプ大統領の関税政策と「大きく美しい法案」を巡る動向が6月の仮想通貨市場に大きな変動をもたらすと警告。チキン呼ばわりやマスク氏の批判も市場に影響を与える見通し。
05:50
ミームコイン発行の「Pump.fun」、約1500億円規模のトークン販売計画=報道
仮想通貨ソラナ基盤のミームコイン発行プラットフォーム「Pump.fun」が40億ドル評価で10億ドル規模のトークンセール実施を計画していることが報じられた。
05:40
TRUMPミームコインの仮想通貨ウォレット開発か トランプ一家は関与を否定
トランプ大統領が独自の仮想通貨ウォレットを開発中とみられ、Magic EdenがパートナーシップでTRUMPミームコインと連携。一方でトランプ・オーガニゼーションは関与を否定している。
06/03 火曜日
16:59
リップル社、RLUSDステーブルコインがドバイ当局から承認取得
リップル社のステーブルコイン「RLUSD」がドバイ金融サービス庁の認定暗号トークンとして承認。中東での普及や企業向け決済需要の高まりに注目。
16:46
教育テック企業Classover、ソラナ(SOL)投資で最大5億ドル調達
教育テクノロジー企業のClassover Holdingsが最大5億ドル(約785億円)を調達し、暗号資産Solana(SOL)の購入に充てると発表。企業財務への暗号資産組み込みを推進する。
13:50
ビットコイン採用企業が5月に急増、 イーサリアム・XRPへの拡大も顕著に
2025年5月にビットコイン財務戦略を採用する企業が急増し、GameStopを含む45社が約4.6万BTCを新規購入した。イーサリアムやXRP採用企業も登場し、仮想通貨企業戦略が多様化している。
13:05
ロシア最大手銀行Sberbank、ビットコイン仕組債を提供開始
ロシア貯蓄銀行がビットコイン仕組債の提供を開始した。ロシアの仮想通貨政策転換を示す重要な動きとして注目される。今後、さらに複数の仮想通貨商品も展開予定だ。
12:05
米トランプ関税懸念でビットコイン様子見基調 ブラックロックは1ヶ月ぶりの売りに転じる
米中貿易摩擦が再燃 ドナルド・トランプ米大統領と中国の習近平国家主席が近く電話会談を行う見通しとなった。両国間の貿易合意を巡る対立が激化する中、レアアース輸出規制の撤廃が主要議…
11:15
米SEC、WisdomTreeビットコインETFの現物償還ルール変更で意見募集開始
米SECがWisdomTreeビットコインETFの現物による設定・償還を認めるルール変更について意見募集を開始した。BlackRockのIBIT等に続く仮想通貨ETF規制見直しが進行中。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧