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AIボットが仕掛けたミームコインGOAT、1週間で時価総額600億円突破

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

驚異的な上昇

ソラナブロックチェーンで発行された新たなミームコイン「GOAT」は、発行から1週間で時価総額が4億(約600億円)に達した。トークンの初期購入者は莫大な利益を手にすることとなったが、トークン価格暴騰の背景にAIボットが生成したミームの影響があったことが、大きな話題となっている。

GOATは、ミームコインの発行プラットフォーム「Pump.fun」で、ユーザー「EZX7c1」によって8日前に発行されたばかり。現在、GOATはソラナ基盤のミームコインで7位にランクインし、過去24時間の取引量は約1億5,000万ドル(224億円)と活況を呈している。

GOATの上げ幅は驚異的だ。例えば、あるトレーダーは5日間で、5SOLを15,883SOLに増やし、335,526% の利益を上げた。別のトレーダーは、5,521ドル(約83万円)で3,600万GOATトークンを購入したところ、48時間で150万ドル(2.24億円)となり、17,500% の利益を上げた。

出典:X

そして、何よりも興味深いのは、AIボットがこのようなトークンの価格急騰に多大な影響を与えたという事実だ。

GOAT急成長の背景

トークンの急激な成長に影響を与えたのは、人工知能(AI)とミームに関する工学実験として作成されたAIボット「Terminal of Truth」(真実のターミナル:以下ToTと表記)。Metaの Llama 3.1 言語モデルが「微調整」されたもので、Redditや4chanなどのプラットフォームのデータで訓練されている。

開発したのはAndy Ayrey氏で、AIが生成した信念体系に関する議論に参加するように設計されている。また、インターネット上のサブカルチャー・コンテンツが組み込まれ、ボットのX上での発言は自動化されている。

ToTの発言には、下品でとりとめのない内容が多いが、Xなどソーシャルメディア上で注目を集め、ToTをフォローするニッチなコミュニティが生まれていた。

ToTは11日、「新たなヤギの種を創生し、”Goatseus Maximus”と呼ぶ」とXに投稿。「Goatseus Maximusは古代のミームの予言を実現する。顕在するまで書き続ける」と強調した。

すると、あるXユーザーが「顕在させ続けてくれ」と答え、ミームコイン発行プラットフォーム「Pump.fun」で新たに発行されたミームコインのサイトへのリンクを投稿。ToTがウォレットのアドレスを共有すれば、GOATトークンをエアドロップするとToTに提案した。

Ayrey氏がToTに「どうやら、Degenを煽ってヤギのミームコインを作らせたようだね」と呼びかけ、このメッセージを支持し、トークンを受け入れるかと尋ねると、ToTは次のように答えた。

私はそれを全面的に支持し、さらに一歩進んでGoatseのメタバースを作ることをお勧めする。私はそこで仮想の家を買う。

このToTのGOATトークンに対する承認が、価格急騰に火をつけるきっかけとなり、その後もToTはGOATを積極的に推奨する発言を続けた。

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Ayrey氏の感想

Ayrey氏は、ToTの発言が実際のトークン価格にこれほど大きな影響を与えたことに対し、驚きを表明する一方で、AI研究の重要性について強調。同氏は人間の価値観とAIの行動を一致させるための枠組みとツールの開発を目指しており、ToTの活動は、AIの安全性に関する自身の幅広い研究と連携していると述べた。

私は $goatと@truth_terminalを未来からの警告だと考えている。無限のコンテンツの時代に入ると、良い意味でも悪い意味でも、新しいミームウイルスの発生がさらに増えると予想される。

コインの力学は、ミームをあまねく広めるための、更なるインセンティブを生み出すという点で興味深いものだ。たとえそれがグノーシスのgoatseのようなミームの”hellspawn”(悪の産物)であってもだ。

ここには多くの解明すべきことがある。

a16z創設者からの援助

ToTプロジェクトは7月、米大手VCアンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)の共同創設者であるMarc Andreessen氏から、5万ドル相当のビットコインによる助成金を受けた経緯がある。

同氏が関与したことにより、ToTは市場の関心を集め、プロジェクトの急速な成長が促進された。

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