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ビットコイン大統領選後も上昇止まらず1250万円に 主要アルトはETH、SOL、DOGEが高騰

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨相場分析

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+5.4%の1BTC=81,463ドル(約1250万円)に。

8万ドルの心理的節目を突破し、過去最高値を更新した。

BTC/USD日足

一方で、買われ過ぎ・売られ過ぎを示すインジケーターのRSI(相対力指数)や統計学を応用したテクニカル指標のひとつであるボリンジャーバンドでは、足元の過熱感が顕在化し始めているため、上昇するにしても値幅・日柄調整は必要との見方も少なくない。

米大統領選で暗号資産(仮想通貨)支持派のトランプ前大統領が優勢になるやいなやビットコインが高騰。これまで過剰規制が懸念されてきた民主党のバイデン政権とは打って変わり暗号資産業界の規制緩和を掲げており、仮想通貨に理解のある議員が数多く当選したことも後押しした。

ビットコインは大統領選後も調整を挟まず、高値追いが続いている。今年3月の高値73,800ドルのブレイクアウトで勢い付くと、大陽線を付け80,425ドルで週足を閉じた。

BTC/USD週足

関連:米大統領選でドナルド・トランプが返り咲く 仮想通貨相場への影響は

米連邦公開市場委員会(FOMC)は、経済見通しは不確かとしながらも、政策金利を0.25ポイント引き下げることを決定した。据え置き観測もあったが、利下げに動いたことで株やビットコインなどのリスク資産には追い風だ。

「ビットコインが8万ドルまで上昇したのは、個人投資家のFOMOではなく、ビットコイン現物ETFを通じた機関投資家の強い需要によるものだ。」そう指摘するのは、米暗号資産取引所ジェミニの共同創設者Cameron Winklevoss氏である。

米国大統領選挙直後の11月7日には、約23億ドルの純流入を記録した。

また、デリバティブ市場におけるレバレッジポジションによる投機的な流動性によって引き起こされたものではなく、現物投資を主体とした堅調な需要の結果であることから、続伸が期待される。

ドナルド・トランプ前大統領の再選を受け、大手ベンチャーキャピタル企業a16z cryptoの担当者は「規制に関しては、ようやく安心できる」とのメッセージを発した。

「米国の選挙結果を受け、多くの暗号資産プロジェクトの創設者たちが、今後の展望について相次いで問い合わせを寄せている。今後数ヶ月間、立法および規制に関する憶測が飛び交うことが予想されるが、この転換期が業界にとって極めて重要な意味を持つことは明らかだ。」と述べた。

やはり特筆すべきは、規制当局との建設的な対話が進展し、これまで大手企業や有望なスタートアップ、およびグローバルで台頭する仮想通貨プロジェクトの参入障壁となっていた規制面の明確化により、米国のイノベーションが促進され、暗号資産相場にも好影響をもたらす正のスパイラルが期待できる点だろう。

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アルトコイン相場

コインマーケットキャップ時価総額上位の主要アルトコインでは、イーサリアム(ETH)が前週比+33.2%、ソラナ(SOL)が+33.2%、ドージコイン(DOGE)が+85.6%となり、基軸通貨であるビットコインの前週比+18.7%を大幅にアウトパフォームした。

Messari 前週比騰落率

これを受け、オンチェーンデータプロバイダーのSantimentは、「イーサリアム(ETH)が3,120ドルを記録し、過去8年間にわたって維持してきた時価総額2位の地位を裏付けるような成長を見せている」と高く評した。

注目すべき点は、クジラ(大口投資家)の取引データだ。主要なステークホルダーの活動が急増していることが確認されており、これが価格上昇の背景の一つと考えられる。

とはいえ、市場占有率を測るビットコインドミナンスでは、60.5%から58.9%まで下がっただけに過ぎない。

トランプ再選でイーロン・マスク氏の影響が強まるとの予想などから、ドージコイン(DOGE)を中心にミームコインセクターに投機資金が集まっている傾向が見受けられるものの、現時点では過去のアルトシーズンに匹敵するようなシグナルは出ていない。

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