はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

ブテリン氏出資のブロックチェーン「MegaETH」、2分超で15億円を調達

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

2分超で15億円を調達

ブロックチェーン「MegaETH」を開発するMegaLabsは14日、1,000万ドル(約15億円)の資金を調達したことを発表した。

今回の調達は、トークン入手権利と株式を提供して実施している。最初は420万ドルの調達を目標にしていたが、募集を開始してから56秒で到達。追加で580万ドルの募集を開始したが、70秒で調達を完了したという。

MegaETHは、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)と互換性があるブロックチェーンで、Web2レベルのリアルタイム処理をWeb3にもたらすことを目標にしている。公式サイトによれば、イーサリアムの共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏も出資している。

Web3とは

「次世代のインターネット」とも呼ばれ、ブロックチェーンを基盤とする非中央集権型のネットワークを指す。具体的にはNFTや仮想通貨などを含む。

情報の流れが一方通行だった初期のインターネットは「Web1」、従来の中央集権体制のインターネットは「Web2」と呼ぶ。

▶️仮想通貨用語集

今回の資金調達についてMegaETHのプロジェクトは詳細を発表していないが、その代わりに「The Block」の記事を確認するよう誘導した。The Blockは関係者に取材も行っている。

MegaLabsの今回の資金調達は、Cobieの名で知られるトレーダーが構築した投資プラットフォーム「Echo(ベータ版)」で実施。Echoは、コミュニティ資本の形成を実現できるように目指している。

今回の資金調達は上述した通り、投資家からの需要が非常に高く、90カ国以上の約3,200の投資家が参加した。出資を試みた投資家はEchoユーザー全体の80%。今年4月にベータ版をローンチして以降、1,000万ドルという調達額はEcho上で最高額だという。

MegaETHの共同創設者のShuyao Kong氏は今回の資金調達について、以下のようにコメントした。

仮想通貨領域は長期に渡って、内部関係者からの大量のトークン供給やコミュニティ関与の少なさに苦しめられてきた。MegaETHのプロジェクトは、コミュニティがプロジェクトの成功に直接的に関与できるように取り組んでいく。

我々は、コミュニティの所有権を優先することで、基本的にはイーサリアムの考えに従っている。

MegaETHが重視すること

MegaLabsは、今年6月にもシードラウンドで2,000万ドル(現レートで約30億円)を調達。ブテリン氏はこのラウンドに参加していた。

Kong氏によれば、この2回の資金調達の評価額はどちらも9桁(ドルで億、円で約100億円単位)。今回の資金調達では、分散性とコミュニティの関与を優先するため、同じ評価額を維持したという。

最近、仮想通貨領域では、今回のようなコミュニティを重視した資金調達が支持を集め始めている。このことについてKong氏は一例として、ベンチャーキャピタルから資金提供を受けていないDeFiプロジェクト「Hyperliquid」の成功を挙げた。

関連DeFiプロジェクト「Hyperliquid」、早期ユーザーにエアドロップ実施 時価総額20億ドル越え

そして「ブロックチェーンの未来は、分散性と公平な所有権にある」との考えを示している。

MegaETHは現在、プライベートテストネットが稼働。今回調達した資金はコミュニティの発展やプロジェクト支援に充てる。

関連おすすめ国内仮想通貨取引所 投資家のクチコミ比較ランキング

関連仮想通貨を種類別に解説|アルトコイン、ミームコインまでわかりやすく

CoinPost App DL
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
01/20 月曜日
15:24
香りのデジタル配信で革命を起こす「Scent Store」 トークン経済圏のポテンシャルは
業界初となる香りのデジタル配信プラットフォーム"Scent Store"と独自暗号資産"Smell Token"について解説。香料のデジタルフォーマット化から、NFTによる著作権保護、トークンエコノミーまで、Horizon社が目指す嗅覚のデジタル革命の全容に迫る。
14:29
ゲンスラーSEC委員長の退任に合わせ、仮想通貨関連ETFの申請相次ぐ
SEC委員長ゲンスラー氏の退任を控え、仮想通貨ETFの申請が急増した。VanEck、ProShares、CoinSharesなど大手が相次いで申請書を提出。ライトコイン、XRP、ソラナなど 仮想通貨ETFに加え、仮想通貨企業やその債務証券に投資するETF商品が提案されている。
12:30
イーサリアム財団が組織改革へ 創設者のブテリン氏が5つの目標を発表
イーサリアムのヴィタリック・ブテリン共同創設者がリーダーシップ構造の改革を発表。エコシステムとの連携改善などの目標を挙げた。
11:53
米大統領就任式が明日に迫るなか、トランプコイン(TRUMP)高騰で仮想通貨市場に影響波及
トランプ次期大統領の就任式を控え、公式ミームコイン「TRUMP」とメラニア夫人の「MELANIA」が相次いでローンチされ、高騰した。TRUMPトークンはソラナのDEX取引量を押し上げる一方、トランプ陣営のWorld Libertyは大量のイーサリアム購入を実施した。
10:27
トランプ夫人の公式ミームコイン「MELANIA」ローンチ 先行していた「TRUMP」は急反落
メラニア・トランプ氏が公式ミームコイン「MELANIA」を発行。同時に、夫ドナルド・トランプ氏のミームコインは大幅下落した。
01/19 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ビットコイン10万ドル復帰やXRP・ライトコイン高騰
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやXRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン1600万円に迫る、トランプ次期大統領の仮想通貨政策に期待感|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリストが仮想通貨相場分析。ビットコイン相場は米CPIの減速を好感し、ドル建てで10万ドルをタッチした。トランプ次期政権の仮想通貨政策への期待から上昇基調を維持する。就任日の大統領令では、SAB121撤廃や戦略的ビットコイン備蓄(SBR)の可能性も浮上している。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|米SECの規制見直し計画に高い関心
今週は、トランプ氏大統領就任直後の米SECによる仮想通貨規制見直し計画、リップル裁判でのSECの控訴、トランプ新政権の大統領令準備に関するニュースが最も関心を集めた。
10:54
ビットコインの買い方、取引所選びの完全ガイド
ビットコインの価格が日本円建てで史上最高値を更新するなどして、仮想通貨への注目度が改めて高まってきています。本記事では初心者向けに、ビットコインの買い方、投資のメリットやリスクなどを解説しています。
01/18 土曜日
13:30
米ワイオミング州とマサチューセッツ州、ビットコイン準備金法案を提出
米国ワイオミング州とマサチューセッツ州で、戦略的準備金としてビットコイン投資を認める法案が提出された。
12:50
トランプ次期大統領が公式ミームコイン「TRUMP」発行、価格は20倍暴騰
トランプ米次期大統領が日本時間18日、ソラナチェーン上で自身の名を冠したミームコイン「TRUMP」を公式に発行したことが判明した。
11:10
企業発のソラナモバイルステーキングアプリ、カナダ上場企業Sol Strategiesが立ち上げ
カナダの上場企業でSolanaインフラ投資・持株会社のSol Strategiesは仮想通貨ソラナのモバイルステーキングアプリケーションの立ち上げを発表した。
10:30
ソラナ(SOL)の買い方|投資メリット、リスク、最適な取引所選び
仮想通貨ソラナ(SOL)の基礎知識から購入方法、将来性まで解説。高速処理と低コストを強みに、DeFi・NFT分野で急成長中。2024年11月には史上最高値を更新し、ETF承認期待も高まる。初心者向けに取引所選びのポイントも紹介。
09:30
米上院議員、DeFiの税務報告義務に反対決議案を提出へ
米国のクルーズ上院議員が、米国税庁によるDeFiへのユーザー情報収集義務付けに対して反対決議案を提出することを計画している。
07:30
イーサリアムの「Pectra」、実施目標時期は3月に
仮想通貨イーサリアムの開発者らは、アップグレード「ペクトラ」のメインネットでの実施目標時期を2025年3月にすると定めた。2月にテストネットでアップグレードを試す。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
重要指標
一覧
新着指標
一覧