WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン急落時に機関投資家が押し目買いか|世界初の証券取引所上場仮想通貨ETPで最高出来高更新

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

世界初の証券取引所上場仮想通貨ETP 過去最大の取引高を記録|機関投資家の押し目買いか
スイス規制当局認定の仮想通貨ETPは、先週下落時の二日間で出来高が200%上昇した。業界有識者は機関投資家が相場の暴落を狙い、買いに入ったのではないかと分析した。

過去最大の仮想通貨ETPの取引高

11月中旬、スイス規制当局より認可を受けたばかりの『Amun Crypto Basket Index HODL』 (上場投資商品、Exchange Traded Product)は世界初で証券取引所に上場した仮想通貨ETP商品として注目を集めている。

このETPはビットコインに加え、流動性の高い上位通貨=XRP、ETH、BCH、LTC で構築されており、スイスの主要証券取引所SIX Exhangeで取引をされている。

CoinPost関連記事

スイスで来週にも世界初の仮想通貨ETP取引開始へ|大型ファンダでトレンド転換の兆し
今回、認可を受けた、Amun社によって提供される、ビットコインに加え、4種のアルトコインを含んだ、「Amun Crypto Basket Index (HODL5)」は、世界初、株式市場に上場する仮想通貨ETPとなる。なお、上場先の取引所については、スイスの主要取引所、「SIX Exchange」とされる。

そこで先週の木曜日(12月6日)と金曜日(12月7日)に取引量(シェア)がそれぞれ53,233と62,986まで跳ね上がった。この2日間の取引量増加は月平均の約20,000から見てもかなり突出したものとされている。

出典:SIX Swiss Exchange Ltd

出典:SIX Swiss Exchange Ltd

AmunのETPが開始してわずか二週間弱、上記二日の出来高は200%の増加を記録したことが、SNS上でも話題になっている。

取引高高騰の原因を考察

シンガポールにあるFXヘッジファンド企業のCEOを務めるSu Zhu氏は、ツイッターによるとこの記録的な増加はビットコインが3,200ドル台、ETCが80台近くへ向かって急落した同時期であり、下落相場に大きく関係しているだろうと分析した。

以下がその期間のビットコインの価格推移チャートだ。

チャートが示すように、6日〜7日の間、ビットコインは、3829ドルから3319ドルへと、約15%の下落を記録した。

Zhu氏は、この様な動きはスイスの敏腕投資家や機関投資家がいわゆる「押し目買い」をしていると推測し、相場の低下とETP取引高の増加の逆相関性=-68%を以下のように示した。

相関図が示すように、6日から9日の間、相場(青線)が下落していた一方、ETP(赤線)は上昇していった。

押し目買いとは

相場が一時的下落したタイミングを見計らって、有価証券を買う手法を指す。株相場だけでなく、FXやデリバティブ相場などでも用いられるという。

投資データメディアInvestment.comのツイッターでもAmun社の仮想通貨ETP は開始第一週には425,000USドル相当の取引があり、すでに金、銀、石油の取引量を上回っていると投稿した。

さらに、Investing.comの報道によると、Celsius のCEO, Alex Mashinsky氏はこの様な分散投資型のETPは今後世界中で増えていくと予想している。

様々な機関や個人経営のビジネスはデジタル通貨を資産のポートフォリオに加えたいと考えており、「そのため沢山のETF, ETN, ETP 投資の商品が過去3年間Launch しており、その他多くの商品も承認を待っている状態だ。」と指摘。そして、「現在は供給よりも需要が上回っている。また、それを規制し管理する金融機関も不足している。その現状はこの様な金融派生商品の需要を更に増加させる要因となるであろう。」との見解を示した。

今回の仮想通貨ETPは暗い相場が続く仮想通貨市場でポジティブな兆候を追及する投資家達に注目されつつある兆しであると言えるであろう。

また最終日程まで延期したVanEck版ETFに対する、投資家の動きを示す一つの指標ともなりそうだ。

一連の動きが現在下向きの仮想通貨市場の明るい材料になるのかどうか、今後も注目していきたい。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

米SEC長官、ブロックチェーン投資の将来性を楽観視|バランスの取れた規制を強調
米SEC長官のClayton氏が国会上院の公聴会にて、ブロックチェーン技術・仮想通貨・ICOの現状と将来性について発言し、特にDLT投資の将来性を楽観視している。
ビットコインキャッシュ「ハッシュ戦争」に注ぎ込んだ総額を分析する損益調査書が公開|BitMEX仮想通貨リサーチ
ハッシュ戦争の影響でBTC価格が45%下落した影響で、ハッシュパワーは採掘マシン「Bitmain S9」130万台に相当する31%減。BTCマイニング収益は、日平均約14億円から約6.8億円まで半減した。
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者8,000名突破。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
16:26
米ブロック、ビットコイン関連粗利益が半減 Cash Appの手数料引き下げで
米ブロックが2026年7〜9月期決算を発表。Cash Appで一部のビットコイン取引手数料を下げた影響で、ビットコイン関連の粗利益は前年同期比50%減の5,200万ドルに。純利益は5.66億ドルに増え、通期の粗利益予想も引き上げた。
15:52
神戸ビーフ正規店、NFCとブロックチェーンで証明 SBI系サービス採用
SBIトレーサビリティのSHIMENAWAが、神戸肉流通推進協議会の指定登録店認証に採用された。店舗に貸与するブロンズ像とポップにNFCタグを付け、認証情報をブロックチェーンに記録。消費者はスマホをかざすだけで正規店か確認できる。
15:16
米中間選挙で民主党が両院奪還へ、仮想通貨政策の主導権が交代か
米中間選挙で民主党が下院に続き上院でも多数派を獲得すると米主要メディアが報じた。仮想通貨のクラリティー法案は上院で審議入りできず、1月3日の会期末までに通過しなければ廃案となる。ビットコインは一時約7週間ぶりの安値を付けた。
14:30
バイナンス創設者CZ氏、仮想通貨業界へのAI攻撃増加を警告
バイナンス共同創業者のCZ氏がポッドキャスト「Talking Tokens」で、10月29日に起きた1兆円規模のハッキング事件に初めて言及した。AIによる攻撃の増加を指摘し、業界全体でのセキュリティ連合の結成を呼びかけた。
13:40
フランス国民議会、仮想通貨を「出国税」に含める修正案2件を否決
フランス国民議会は仮想通貨を出国税の対象に加える修正案2件を否決した。その他にも、仮想通貨の少額決済非課税や自己管理する一定額以上の仮想通貨を申告する案も議論されている。
12:48
メタプラネット傘下入り控えるスーパーリーグ、ビットコイン購入を倍々に 計15BTC
メタプラネットの米国拠点となる予定の米スーパーリーグが8BTCを追加取得し、ビットコイン保有は15BTCとなった。1回ごとの購入量は前回の2倍に増えている。2,100BTCの拠出を受ける取引の進捗とあわせて伝える。
12:15
米SEC企業金融局、カントンコイン(CC)は証券に非該当との認識示す
米SECの企業金融局は、カントンネットワークの仮想通貨であるカントンコインはデジタルコモディティで証券に該当しないとの認識を示した。考慮した点などを説明している。
12:12
オンチェーン調査員ZachXBT、204億円超の仮想通貨流出元は仏銀行アルケアと特定
オンチェーン調査員のZachXBT氏は4日、204億円超の仮想通貨流出で被害を受けたとされる金融機関を、フランスの銀行グループ、クレディ・ミュチュエル・アルケアと特定した。銀行側の公式発表は確認されていない。
12:00
ブータン・ゲレフ特区に中央銀行設立へ 仮想通貨の準備資産組み入れを容認
ブータン国王が王令に署名し、特別行政区ゲレフ・マインドフルネス・シティの金融規制当局が中央銀行へ移行する。新中銀は従来の準備資産と並行して仮想通貨やデジタル資産に投資できる。最大1万BTCの拠出表明との関係も整理する。
11:30
グレースケール、バイナンス巨額流出で機関カストディの重要性を強調
米グレースケールのリサーチ責任者が、約63.6億ドルが流出したバイナンスのハッキング事件を分析。2026年の被害額は過去最高となる一方、時価総額に対する比率は低下傾向にあると指摘し、米国の仮想通貨ETPが担う機関カストディの役割にも触れた。
11:13
スペースX、アマゾン、ネットフリックスなど6社、OKXICEのトークン化株式取引に異議
OKXICEの開示書類によると、アマゾン、テスラなど新たに6社がトークン化株式の取引に異議を表明した。ロビンフッドの株式トークンに関しても懸念を表明する企業が現れている。
11:00
技術文書サービス大手GitBookにAI悪用で不正アクセス、DEXも資料を一時非公開に
ドキュメントサービスのGitBookが、AIエージェントを使った攻撃でインフラの認証情報に不正アクセスされたと公表した。APIトークンなどにアクセスされた可能性があり、全顧客のAPIトークンを無効化した。仮想通貨DEXのパンケーキスワップも文書を一時停止した。
10:30
韓国中銀、金融機関31社に仮想通貨リスク調査 取引所停止も想定
韓国銀行(中央銀行)が金融機関31社に仮想通貨リスクの初調査を実施。KB国民銀行など5大銀行を含む18行と証券会社13社が対象で、国内首位の取引所がハッキングなどで営業を停止した場合や、ビットコインが急落した場合を想定し、金融機関への影響を尋ねた。
10:15
バイナンスが明かす、1兆円流出の手口に偽の採用面接 6月から段階的に侵入
バイナンスは10月29日に起きた約1兆円相当のハッキングの手口を公表。攻撃者は偽の採用面接で社内に侵入したことが判明した。
10:00
NYSE、トークン化株式で株主管理の4社と提携 計6社に
ニューヨーク証券取引所(NYSE)は、24時間取引を想定したトークン化株式の新市場に、株主名簿を管理するブロードリッジやコンピューターシェアなど4社が加わると発表した。提携先は計6社に。開始時期は未公表で規制当局の承認待ち。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧