はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

メタプラネットも構成銘柄に ビットワイズが1000ビットコイン以上の保有企業ETFを立ち上げ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

1000 BTC以上の保有企業が条件に

米仮想通貨資産運用会社ビットワイズ(Bitwise)は11日、ビットコイン(BTC)を大量に保有する企業の株式に投資する新たな上場投資信託「Bitwise Bitcoin Standard Corporations ETF(ティッカーシンボル:OWNB)」を発表した。このETFは、企業の財務に1,000ビットコイン以上を保有する企業の株式を組み入れた投資家向けの新たな選択肢を提供する。

現在、世界中で70社以上の企業が財務資産としてビットコインを保有しており、その傾向は拡大している。OWNBの最大組入銘柄はマイクロストラテジー(現:ストラテジー社)で、以下、仮想通貨マイニング企業のMARA、クリーンスパーク(CleanSpark)、ライオット・プラットフォームズ(Riot Platforms)が続く。トップ10には他にボヤー・インタラクティブ(Boyaa Interactive)、日本のメタプラネット(Metaplanet)、アーカーASA(Aker ASA)、ビットファームズ(Bitfarms)、ビットフフ(BitFuFu)、ギャラクシー・デジタル(Galaxy Digital)が名を連ねている。

関連:メタプラネット、497ビットコインを追加購入 今週二回目

「ビットコインを貸借対照表に追加する企業は新たなトレンドであり、ビットコインが主流に入るにつれて、より多くの企業がこの可能性を模索している」とビットワイズのテディ・フサロ社長はXへの投稿で述べた。「本日からOWNBを通じてこのエクスポージャーを提供できることを誇りに思う」と語っている。

企業によるビットコイン保有では、マイクロストラテジーが圧倒的な存在感を示している。同社は現在499,096ビットコインを保有しており、その価値は410億ドル(約6.15兆円)以上に達している。ETFの組入基準としては、指数に含まれるためには企業は少なくとも1,000ビットコインを保有していることが条件となる。各銘柄の組入比率はビットコイン保有量に基づいて重み付けされるが、分散投資の目的から最大の保有銘柄は20%に制限されている。また、1,000ビットコイン以上を保有しているものの、その保有量が貸借対照表の3分の1未満である大企業には自動的に1.5%のウェイトが割り当てられる。

なお、このETFはビットコイン現物に直接投資したり、ビットコインを参照するデリバティブ(先物など)を通じて間接的に投資したりするものではない点が重要だ。あくまでビットコインを保有する企業の株式に投資する商品である。

ビットワイズは「個人投資家は長年にわたりビットコイン・スタンダード(ビットコインを基準とする考え方や経営理念)を理解してきた。今や、ますます多くの企業もそれを理解するようになってきている」とコメントしている。OWNBの登場は、機関投資家や企業がビットコインをデジタル資産として認識し、バランスシートに組み入れる傾向が強まる中、仮想通貨エコシステムの拡大と主流化を象徴する動きとして注目される。

CoinPost App DL
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
03/12 水曜日
17:30
DeFimans Fintech & web3 Nightイベントレポート
Japan Fintech Week 2025公式パートナーイベント『DeFimans Fintech & Web3 Night』で、トランプ米政権のWeb3戦略に対する日本の立ち位置、地方創生2.0におけるブロックチェーン技術活用の可能性について議論が展開された。山古志村の錦鯉NFTプロジェクトなど具体的成功事例も紹介された。
15:15
メタプラネット20億円分の追加購入でビットコイン保有量3,050BTCに
メタプラネットが暗号資産ビットコインを162BTC追加購入し、保有量3,050BTCに到達。EVO FUNDとの新株予約権発行やゼロクーポン社債を活用した資本戦略を通じ、さらに買い増しを進める方針を示している。
14:49
ビットコイン準備金戦略で米国経済を強化、「デジタルゴールドラッシュ」時代の到来に備える
ワシントンDCで開催された「Bitcoin for America」フォーラムで、米国のビットコイン戦略についての議論が交わされた。上下院でのビットコイン法案提出の発表や、ストラテジー社会長のマイケル・セイラー氏によるビットコイン準備金戦略のプレゼンなどにより、今後の具体的な方向性と指針が示された。
11:52
金融庁審議官らが語る日本の暗号資産規制とWeb3特有の課題|HashPort・WebX Round Table
HashPortとWebX実行委員会主催のイベントで金融庁の柳瀬護審議官が日本の暗号資産規制の今後を示唆した。決済手段から投資対象へと変化した暗号資産の実態に合わせた新たな規制枠組みを検討中。2025年の通常国会での法案提出を目指し、金商法への移行も選択肢の一つとしながら、過度な規制による利用低下を避ける実用性重視の姿勢を表明。
11:50
米国下院、超党派でステーブルコイン規制法案「STABLE」への支持広がる
米下院金融サービス委員会で、ステーブルコイン規制の公聴会が開催された。共和党・民主党議員の多くが支持を表明し成立への機運が高まっている。トランプ政権も法整備に前向きだ。
10:07
米下院、DeFiへの税務報告義務付けに反対する決議案を超党派で可決
米下院が米国税庁によるDeFiに税務報告義務を課す新ルールに反対する決議案を可決した。トランプ政権も支持を表明している。
09:40
イーサリアム財団、86億円相当のETH送金を否定
イーサリアム財団の広報担当者は、財団が清算回避目的で、86億円相当の仮想通貨ETHをDeFiプラットフォームMaker(現Sky)に入金した可能性があるとの指摘を否定した。
09:20
ビットコイン5日ぶり120万円幅上昇、背景と今後の見通し|仮想NISHI
仮想NISHI氏の最新レポートによると、ビットコインは5日ぶりに上昇し一時120万円幅を超える値上がりを記録した。ルミス上院議員が100万BTC取得を目指すトランプ大統領の戦略的ビットコイン準備金計画の法制化を表明したことが市場の好感を得た。
07:30
キャンターフィッツジェラルド、BTC融資事業のカストディアンを決定
キャンターフィッツジェラルドは、仮想通貨ビットコインの融資事業でAnchorage DigitalとCopperが担保の管理とカストディを担当すると発表。両社のセキュリティを高く評価している。
07:05
メタプラネットも構成銘柄に ビットワイズが1000ビットコイン以上の保有企業ETFを立ち上げ
仮想通貨資産運用会社ビットワイズが1000BTC以上を保有する企業の株式に投資する新ETF「OWNB」を発表。組入比率上位にはマイクロストラテジー、MARA、クリーンスパーク、メタプラネットなど。
06:20
トランプ政権、仮想通貨政策は大規模サミットから分野別小規模会議へ 担当局長が見解
トランプ政権が史上初の仮想通貨サミット後の方針を転換。ハインズ大統領デジタル資産作業部会事務局長が「分野別小規模サミット」へのシフトを表明。ステーブルコインや取引所規制など個別テーマに焦点を当てた効率的な政策形成を目指す。
06:00
米フランクリン・テンプルトン、XRP現物ETF申請を提出 SECは複数申請の判断を延期
大手資産運用会社フランクリン・テンプルトンもXRP現物ETF申請をSECに提出。ビットコイン・イーサリアム以外にもアバランチ、ポルカドット、ドージコインなど多様な仮想通貨ETFの申請が相次ぎトランプ政権下での仮想通貨市場の変化を反映。
05:35
100万BTC取得目指す ルミス議員、トランプ大統領のビットコイン準備金計画を法制化するBITCOIN法案を再提出
ルミス米上院議員がトランプ大統領の戦略的ビットコイン準備金計画を法制化するBITCOIN法案を再提出した。財務省による100万ビットコイン購入プログラムの創設と国家債務削減を目指す。
03/11 火曜日
18:36
塩崎議員とバイナンスCEOが語る「日本におけるWeb3の過去・現在・未来」|HashPort・WebX Round Table
HashPortとWebX実行委員会主催の「Round Table」イベントで、自民党Web3ワーキンググループの塩崎議員が暗号資産の新規制枠組み構想を発表した。バイナンスCEOリチャード・タンは世界の暗号資産普及率が7%に達し、今後の急速な普及を予測。日本市場の規制の透明性と継続性を評価し、セキュリティの重要性も強調された。
17:14
金価格連動の暗号資産ZPG、ビットトレードで取引開始 購入者に5%還元キャンペーン実施中
暗号資産取引所ビットトレードが三井物産デジタルコモディティーズ発行の金価格連動型暗号資産「ジパングコイン(ZPG)」の取扱いを2025年3月11日より開始。期間限定で購入額の5%相当をZPGでプレゼントするキャンペーンも実施中。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧