はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米国初の事例、ニューハンプシャー州が仮想通貨準備金の創設を認可

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨準備金創設へ

米ニューハンプシャー州のケリー・エイヨット知事は7日、同州が暗号資産(仮想通貨)やゴールド(金)などの貴金属に投資できるようにするための法案に署名したことを発表した。

米国では複数の州が、仮想通貨準備金創設ための法案を審議しているが、議会で否決されたり、最終的に知事が署名しなかったりして、法制化まで至らない事例が続いていた。ニューハンプシャー州の法制化は、米州で初の事例である。

ニューハンプシャー州の法律では、前年の時価総額の平均が5,000億ドル(約71兆円)を超えるデジタル資産や貴金属に、公的資金を使って投資することを許可。上限は公的資金の合計の5%までに制限している。

貴金属に加えデジタル資産にも投資できるとしているが、現在時価総額が5,000億ドル超えているのはビットコイン(BTC)のみ。法案では、デジタル資産を原資産とするETFなどの上場取引型金融商品(ETP)に投資する場合もあると説明している。

ETPとは

「Exchange Traded Products」の略。規制当局の認可を得た上、証券取引所で取引される金融商品のこと。

同州の共和党の公式Xアカウントは、知事の署名を受けて、以下のコメントを投稿した。

ニューハンプシャー州は米州で初めて、正式にビットコインの戦略準備金創設のための基盤を構築した。

「自由に生きる。さもなくば死を」を掲げるニューハンプシャー州は先陣を切って、商取引やデジタル資産の未来を築いていく。

この法案は可決から60日後に施行されると書かれており、早ければ7月ごろからニューハンプシャー州がビットコインを購入し始める可能性がある。

米国の準備金の動向

仮想通貨に肯定的なトランプ政権が発足し、米国では国家レベルでビットコインの準備金を創設したり、他の仮想通貨を備蓄したりする取り組みが進行中だ。

関連:「米国政府によるビットコインの追加購入は考えにくい」アーサー・ヘイズが見解示す

それと並行して、ニューハンプシャー州のように各州が仮想通貨の保有を審議中。法制化を実現できなかった州もあるが、まだテキサス州など複数の州で審議が進められている。

最近では3日、フロリダ州がビットコイン準備金創設のための法案の審議を無期限で延期した。

関連:ルミス議員「ビットコイン法こそ米国の債務危機を解消可能する唯一の手段だ」

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/21 水曜日
17:58
GMOコイン、ネムやモナコインなど6種類の仮想通貨を取扱廃止へ
GMOコインが6種類の暗号資産(仮想通貨)の取扱い廃止を発表。対象は、ネムやベーシックアテンショントークンなど(XEM、BAT、QTUM、ENJ、XYM、MONA)流動性不足を理由に8月2日までに段階的終了する。
15:19
バイナンス、3種類の現物取引ペアを停止へ 5月23日実施
バイナンス(国際版)が2025年5月23日に3種類の現物取引ペア(ACA/BTC、MASK/BNB、TRU/BTC)の取扱いを中止すると発表。トークン自体の上場廃止ではなく、別の取引ペアでの売買は継続可能だ。
14:41
NAC保有でNOT A HOTEL宿泊権がもらえる「THE DOOR」 6月リリースへ
NOT A HOTEL DAO株式会社が新サービス「THE DOOR」を2025年6月に開始。NAC保有者は毎月抽選で高級別荘の宿泊権を獲得可能。Web3技術と実物資産を融合した新たな宿泊体験を提供。
13:40
イーサリアムDEXトレーダー70%超急増、Uniswapが市場独占するも特許訴訟に
イーサリアムのDEX取引が活性化し、アクティブユーザー数が73%増の64,000人に到達した。イーサリアムの取引市場シェア86%を占めるUniswapが3兆ドルの累計取引量を達成する一方で、Bancorによる特許侵害訴訟に直面している。
12:30
ビットコイン10万ドル台で再注目、投資魅力が金に接近か=アナリスト
ビットコイン価格が10万ドルを突破し、金価格が調整する中、投資資金の流れに変化が。フィデリティやゴールドマン・サックスなど大手金融機関の分析から、金とビットコインの関係性と今後の見通しを解説。
11:35
「NFTの多くは有価証券ではない」米SECパース委員が見解
米SEC委員のパース氏がNFTの証券性を否定する見解を示した。クリエイターロイヤリティを伴うNFTも証券に該当せず、ミームコインや多くの仮想通貨も除外対象と意見している。
11:00
アバランチ、140億円規模の新ブロックチェーン環境「Fusion」リリース
仮想通貨アバランチが1億ドル規模の新エコシステム「Fusion」を発表した。モジュール型の2層アーキテクチャで、成果主導型の実用的ブロックチェーンネットワーク構築を可能にする。
10:35
元大統領候補のStrive社、75000BTC取得計画 Mt.Gox債権から
元大統領候補のラマスワミ氏の資産運用会社Striveが、破産した仮想通貨取引所Mt.Goxの7万5000ビットコイン債権を割引価格で取得する計画を発表。10月までの債権者返済に先立ち株主承認を目指す。
10:25
ジャスティン・サン、トランプ米大統領との晩餐会参加へ
仮想通貨トロンの創設者ジャスティン・サン氏は、トランプ米大統領との晩餐会に参加することを公表。晩餐会参加希望者の中で、トランプコインの最大保有者だと説明した。
09:30
株価50%急騰、米上場DigiAsia 純利益の半分をビットコイン購入へ
ナスダック上場フィンテック企業DigiAsia Corpが純利益の最大50%をビットコイン購入に充当する戦略を発表。最大1億ドルを調達しBTC準備金を確立、長期保有と収益創出を目指す。
08:35
ビットコイン、過熱なき上昇か オンチェーン分析が裏付ける=アナリスト
Avocado_onchainとSwissblockの最新分析によれば、ビットコインの現在の反発上昇は過去と異なり過熱することなく進行中。ビットコインファンダメンタルインデックスも弱気ダイバージェンスの兆候なく、オンチェーン指標が市場の健全性を示しているようだ。
08:00
イーサリアム過熱状態、2500ドルで調整局面入りか アナリスト分析
Cryptoquantの登録アナリストがイーサリアムが2500ドル付近で過熱状態と指摘。一方でバイナンスからのアルトコイン流出は蓄積の兆候に。
07:25
ロビンフッド、米SECにRWAトークン化の規制案提出
仮想通貨などの投資アプリを提供するロビンフッドは、RWAトークン化の規制に関する提案書を米SECに提出。将来的に、トークン化したRWAの取引所を運営する計画があるようだ。
07:10
XRP・ドージコインETFの判断延期継続 米SEC、承認は早くても夏ごろか
米証券取引委員会がXRPとドージコインのETF申請について判断を延期し、パブリックコメントを募集。BitwiseのイーサリアムETFステーキング機能審査も先送りに。
06:55
トランプ退任前にビットコイン価格5倍上昇を予測=大手銀アナリスト
大手銀アナリストは政府機関がマイクロストラテジー株を通じてビットコイン保有を増加させていると指摘。この傾向がトランプ大統領退任前のビットコイン50万ドル予測を裏付けると主張。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧