はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

バイナンスCZ氏が正式に「リップル基軸」追加を発表|仮想通貨XRPの上場最新状況と経緯を解説‬

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

世界最大手仮想通貨取引所バイナンス、XRP(リップル)を基軸通貨の一つへ|代表者CZ氏が発表
期待感が高まっていたXRP(リップル)基軸の通貨ペアが、大手仮想通貨取引所バイナンスに上場することが正式に発表された。本記事では、これまでCZ氏のXRPに関する言及・XRPの分散型取引所上場などの情報もまとめている。

バイナンス:待望のXRP基軸通貨

世界最大級仮想通貨取引所Binance(バイナンス)の代表者CZ氏は、つい正式にXRPを基軸通貨の一つとして取り扱い、近いうちにXRPマーケットの公開、複数のXRP取引ペアを公開すると正式に発表した。

また、イーサリアム(ETH)マーケットを「ALTS」へと改名するとも言及し、バイナンス内の通貨マーケットが色々と変わるようだ。

なお、今回発表されたXRPによって、バイナンスの通貨ペアの基軸となるのはは以下のようになる。

  • BTC
  • ETH
  • BNB
  • XRP
  • 米ドルステーブルコイン:USDT・PAX・USDC・TUSD

XRP基軸通貨ペアの発表

Binanceは、上記の発表に引き続き、XRP基軸の取引ペアを公式ブログにて発表した。

  • TRX(トロン)/XRP
  • XZC(Zcoin)/XRP

追加時間は、日本時間12月24日20:00となる。

さらに、最初にCZ氏が言及した『ALTS』マーケットには、XRPとETH基軸の取引ペアを移行させ、「より多くの取引ペアを提供する予定だ」という。

なお、コインポストは、XRPの取引ペア追加に関して、発表次第、お伝えします。

XRP基軸通貨に関して、バイナンスCZの示唆とは

XRPコミュニティは以前から、世界最大手の仮想通貨取引所Binanceに向けて、XRPを取引ペアにおける基軸通貨として採用するよう呼びかけてきた。

この動きに対し、Binanceの代表者CZ氏はSNS上でこの呼びかけに応じる形で、以下のようにツイートを行なっている。

XRP陣の呼びかけはとても多い。このような呼びかけをこのツイートに集中させてほしい。結果を見てたいと思う。

当時、このツイートは非常に注目され、XRPコミュニティで大きな話題として多くのリツイートがリツイートを呼び、様々な声が挙がった。

この呼びかけからひと月後となる先月、CZ氏はSNS上で再びXRPの話題に触れた。

一人のユーザーは、CZ氏に向けて半分冗談交じりの質問を行なったが、同氏は「その願い事には気をつけてくださいね」と言及した。

このように、二つの選択肢があるとしたら、一つ選んでください。

1.クリスマスの時に、私のために高級車を買う。

2.XRPをBinanceの基軸通貨とする。(こっちのほうは、多くの人が喜ぶだろう)

この時、直接的な明言は避けてこそいるが、すでにxrpが時価総額2位になっている点や、ビットコインと大きく相関しない状況から期待感が高まっていた。

ある意味で、この時のツイートにてCZ氏が示唆していたことになるが、これまでの発言から、クリスマスという時期にXRPコミュニティに向けたプレゼントとして発表したものと思われる。

仮想通貨XRPマーケットの上場関連の最新動向

今回はXRPの取引所上場に関して、複数の事例から最新の状況を追っていく。

XRPを基軸通貨とする取引所

バイナンスはまだ真意こそわからないが、カナダの大手仮想通貨取引所CoinFieldは、XRPを基軸通貨として、61ヶ国以上にマーケットを展開、仮想通貨だけでなく法定通貨のXRPペアも提供している。

分散型取引所へ上場

時価総額2位の仮想通貨XRPは、新たに分散型取引所CryptoBridgeへ上場したと発表された。

取引ペアは以下の2つとなる。

 
  • XRP/BTC
  • XRP/ETH

このニュースの注目点は、分散型取引所に上場したという点にある。これまでイーサリアムベースの分散型取引所など多くの種類の取引所がオープンしているが、XRPは独自のチェーンを利用している観点から、分散型取引所への統合がなかなか進んでいなかった。

このような事例が進むと、分散型取引所開発が進む中で、よりxrpなど独自チェーンを持つ通貨の流動性向上に繋がるだろう。

ステーブルコインペア事例増加

最近XRPは、大手仮想通貨取引所KuCoinに上場し、8つの取引ペアの提供を開始した。

  • XRP/BTC
  • XRP/ETH
  • XRP/KCS(クーコインの取引所通貨)
  • XRP/NEO
  • XRP/USDT(安定通貨)
  • XRP/PAX(安定通貨)
  • XRP/TUSD(安定通貨)
  • XRP/USDC(安定通貨)

さらに、BinanceとHuobiでもステーブルコインとのペアが追加されるなど、価格安定通貨ペアが増えてきている傾向がある。

Binanceは以下の4ペア

  • XRP/USDT
  • XRP/TUSD
  • XRP/USDC
  • XRP/PAX

Huobiは以下の1通貨ペア。

  • XRP/HUSD

HUSDとは、4つの米ドル価格安定通貨=PAX・TUSD ・USDC・GUSD からなったステーブルコインのパッケージで、4つのトークンの間で1:1のレートで自由変換が可能。

期待されるコインベース上場

さらに、最近活発にERC20トークンを上場させている米国の大手仮想通貨取引所Coinbaseは先日、XRPやステラ、EOSなど25通貨・トークンの上場に関する調査・検討を行なっていると公表し、なお11月には、XRPを、ニューヨーク州の規制当局から認可を受けたCoinbaseカストディに正式に加入させたと発表した。

この動向により、多くの投資家がXRPの上場に対する期待感を示しており、業界内話題となっている。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

仮想通貨XRPの最新普及状況と展望|リップル社の最新報告書が公開
リップル社は最新レポートにて、xRapidを含むリップルネット、デジタルアセットXRPの利用現状と展望を発表した。また同社の銀行部門責任者は現在仮想通貨分野の法的規制が明確でないため、xRapidは銀行に使用されていないと説明した。
リップル技術を導入した韓国企業「現状では仮想通貨XRPを利用するxRapidは法律上利用できない」
先日リップル社送金ソリューションxCurrentを導入したCoinoneの子会社が提供する送金モバイルアプリ兼WebサービスCrossは公式ツイッターにて、「現状リップル社のxRapidは、韓国の法律上利用することができない」との見解を示した。
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者8,000名突破。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/06 日曜日
11:30
ビットコイン週次レポート:1600万円台を窺う展開、トランプ減税法案通過で相場底堅く推移|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコイン(BTC)対円相場は1600万円を窺う底堅い展開。トランプ減税法案上院通過で1520万円台で下げ渋り、ADP雇用レポート下振れによる早期利下げ観測で1570万円台に回復した。bitbankアナリスト長谷川氏は下降チャネル突破も11万ドル乗せに苦戦と分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|BitwiseのBTC20万ドル到達予測維持に高い関心
今週は金融アドバイザーの推奨ポートフォリオ、Bitwiseのビットコイン20万ドル到達予測維持、アリゾナ州知事による押収仮想通貨の準備基金法案への拒否権行使に関するニュースが最も関心を集めた。
07/05 土曜日
13:40
トランプ一族の「World Liberty Financial」、WLFIトークンの取引開始を提案
World Liberty Financialが仮想通貨WLFIトークンの譲渡可能化を提案。早期支援者のトークンがアンロックされる見込み。
13:00
リップル社、シンガポールでXRPLの起業家育成プログラム開催へ 最大20万ドル資金提供
リップル社がシンガポールでXRP台帳基盤の起業家育成プログラムを開始する。RWAトークン化・DeFi・AI分野などに焦点を置き、最大20万ドルの資金提供を予定している。
10:20
1兆円相当ビットコインが移動も、構造的売り圧力は限定的か=Bitcoin Vector分析
14年以上動かなかった8万ビットコイン(約1.2兆円)が8個のアドレスから移動。仮想通貨取引所への売却ではなくOTC取引との見方も。
09:45
ロシア国営ロステック、トロンでステーブルコインRUBx発行へ 制裁回避狙いも
ロシア国営企業ロステックがルーブル建てステーブルコインRUBxを年内に発行する予定だ。決済プラットフォームRT-Payも立ち上げる。経済制裁回避の意図もあるとみられる。
08:20
Mercado Bitcoin、XRPレジャーで約300億円の資産トークン化計画
ブラジルの仮想通貨取引所Mercado BitcoinがXRPLで実世界資産トークン化を拡大。南米機関による最大規模の取り組み。
07:10
英上場ゴールド探査会社Hamak Gold、ビットコイン財務戦略導入で247万ポンド調達
ロンドン上場のHamak Goldが仮想通貨戦略転換を発表。カタール王族系投資ファンドも参加し株価6%上昇。
06:55
14年以上動かなかったビットコイン、合計1兆円相当が移動 警戒感高まる
14年以上動かなかった合計1兆円相当の仮想通貨ビットコインが、8個のアドレスから移動したことがわかった。当時からどのくらい価値が増えているのかも明らかになっている。
06:30
Ondo Finance、米SEC登録のOasis Pro社買収でトークン化証券市場に本格参入
RWAトークン化プラットフォームOndoが規制準拠のOasis Proを買収。米国投資家向けトークン化証券サービス拡大へ。
06:21
初心者向け|仮想通貨取引所のKYC手続きとは?スマホでできるeKYCの流れと注意点
口座開設の必須手順 暗号資産(仮想通貨)取引所を利用し始めるには、口座開設時に「KYC(本人確認)」と呼ばれる手続きが必要です。これは、ユーザーの身分確認や、利用目的の確認を通…
06:10
スウェーデン、違法収益による仮想通貨の押収を強化
スウェーデンのストレマー司法相が警察や税務当局に仮想通貨を含む犯罪収益の押収強化を指示。昨年11月導入の欧州最厳格な没収法により840万ドル相当を押収済み。
05:40
2800分の1の確率を突破 個人マイナーがビットコイン採掘に成功、5000万円獲得
個人ビットコインマイナーが7月4日にブロック903,883を単独採掘し、3.173BTC(約5000万円)の報酬を獲得。ネットワーク全体の0.00026%のハッシュレートで成功。
07/04 金曜日
17:43
マックハウス、仮想通貨事業でゼロフィールドと基本契約
アパレル大手マックハウスが暗号資産事業に参入。国内マイニングシェア1位のゼロフィールドと基本契約を締結し、ビットコイン購入とマイニングの両輪戦略で収益多様化を目指す。
17:11
SMBCグループ、事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設 Web3や生成AIの活用を目指す
SMBCグループが事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設。Web3などを活用し、スタートアップから大企業まで多様なパートナーと新事業を創出。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧