
世界2位の保有企業に
米ナスダック上場のアフィリエイト企業SharpLink Gaming(SBET)は、イーサリアム(ETH)176,270.69枚を約4.63億ドルで購入したと発表した。この購入により同社は、イーサリアム財団に次ぐ世界第2位のETH保有企業となった。一方、株価は前日比約72%暴落している。
データ追跡サービスArkhamによると、イーサリアム財団は214,129ETHを保有している。SharpLinkのロブ・フィシアンCEOは「ETHを主要な財務準備資産とする決定は、プログラム可能で利回りを生むデジタル資本としてのETHの役割への深い確信を反映している」と述べた。
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6月2日、Web3インフラ企業Consensysが主導する4億2500万ドルの私募増資が実施された。この資金調達にはParaFi Capital、Electric Capital、Pantera Capital、Arrington Capital、Galaxy Digital、Ondo Financeが参加し、SharpLinkの最大ETH保有戦略を支援している。
SharpLinkは5月30日から6月12日にかけて、10億ドル規模の株式発行プログラムから追加で7,900万ドルを調達した。同社はこの資金も更なるETH購入に充当する計画を明らかにしている。
一方、同社株価は6月12日に約70%急落した。SECへの提出書類で6,800万株の普通株式再売却の可能性が示されたことが要因とされる。
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