WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米ドルと米国債券に加え仮想通貨ビットコインの値動きも反映する「ETF」の申請書がSECに提出される

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

新種のETF申請
米投資運用ファンドがビットコインに関連する新たなETFを申請していた事が判明した。 注目点はUSDと米国債券に加え、ビットコインにも準拠している点で、これまでのビットコイン単一の指数とは異なるETFとなる。

新たなビットコインETF申請がSECに提出される

米国のニューヨークを拠点に置く投資運用企業Wilshire Phoenixがビットコインに関連する新たなETF、通称「The Trust」に関する提供登録書を米国の証券取引委員会(SEC)に提出していた事が判明した。

出典:sec.gov

特筆すべき点として、Wilshire Phoenix社の提案したETFは、米ドルと米国政府の発行する債券(treasury bond、通称T-bond)に加え、ビットコインの価格変動にも準拠している点が挙げられる。

これまでに申請されたビットコインETFは、ビットコインの値動きのみに連動するETFであったが、今回米国では初めて複数の銘柄に連動するETFにビットコインが採用されたことになる。

これまでのETFでは、ビットコインの指数に連動するETFを作る事で、機関投資家の窓口となるだけでなく、投資家の資産保有リスクなどをヘッジする利点などが見られていたが、今回のETFは他の金融商品の値動きを合わせた形で連動する「現物拠出型ETF」のようなものであることが想定される。

これはビットコインのETF申請を違う角度で実現させる可能性を浮上させており、デリバティブが不足する事でボラティリティの高いビットコインだけに準拠しない事で、ボラティリティを低減、より機関投資家がより投資しやすい形を取っているようだ。

現在、米SECはVan Eck社のETFを検討中しているが、それ以前に提出されているウィンクルボス兄弟などのビットコインETFは全て申請が却下されており、未だにビットコインETFは実現していない。

米SECはビットコインETFの懸念点を主に2点挙げており、ビットコインETF未承認の理由として懸念点が未だにSECの立場からすると解決されていないからだと度々発表している。

SECの長官であるJay Clayton氏はビットコイン市場における相場操縦のリスクとETF資産の徹底したカストディ(安全・管理)が課題点であると昨年11月の大型カンファレンスで発言していた。

SECに提出された文書内で、Wilshire Phoenix側は以下のように説明している。

The Trustの目的は投資家にビットコイン単体の購入よりさらに効率的で便利に、なおかつボラティリティの低いビットコインへのエクスポージャーを提供する事だ。

…(ETFの保有は)ビットコインへの直接的な投資をコピーする事は意図しておらず、投資家にビットコインへのエクスポージャーを提供しつつ、より低いボラティリティでビットコイン保有・購入のリスクや複雑な必須要件を取り除く事を目的としている。

米政府機関の閉鎖が与える影響は

12月末から始まり、つい先日最長記録を更新した米政府機関閉鎖もSECの判断時期を影響する可能性が考えられるかもしれない。

米国の弁護士で仮想通貨やブロックチェーン関連の法案に詳しい事で定評のあるJake Chervinsky氏は自身のツイッターでアメリカにおけるSECなどの政府機関の閉鎖はVan Eck版のビットコインETFの判断時期に影響は及ばさないとコメントしていた。

しかし同時にそれ以前にはSECが閉鎖期間中は必要最低限の機能を保つための人員しか揃えていないとも明かしている。

そのため、Van Eck版のETFへの影響はないとしているが、提出されたETF文書に関しては別の可能性も持たれる。

また先週10日にも米国のインデックスファンド企業Bitwiseが現物決済のビットコインETFの提供登録書を提出している。

仮想通貨市場で弱気相場も2014年から2015年にかけて見られた420日の最も長かった弱気相場記録をあと1ヶ月で更新しそうな状況でも、ビットコインETFに対する業界の期待は未だ衰えていない事が伺える。

▶️本日の速報をチェック
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者10,000名突破。

CoinPostの関連記事

一時撤退のビットコイン採掘企業が「出戻り」 市場の底値を見ての動きか|仮想通貨朝市況
本日の記事内容 ●ビットコイン相場 ●相場の注目点 ●マイナーの出戻り ●ビットコイン分散化で好材料 ●米政府閉鎖の影響 ●米債券も担保とするビットコイン関連ETFが登場
新たな現物決済のビットコインETF申請が米SECへ提出|担当者は2019年中に仮想通貨ETFが実現すると楽観視
米時間10日、仮想通貨インデックスファンドBitwiseは、現物のビットコインに準拠するETFの提供登録書をSECへ届けたと公式で発表し、最大の特徴はビットコインの現物決済と第三者カストディアンの利用である。同社の担当者は2019年がETFの実現の年と見込む。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05:50
ビットワイズCIO「底値より天井か」がビットコイン投資の本質と見解
ビットワイズのマット・ホーガンCIOは、ビットコインが底を打ったかどうかより、天井がまだ来ていないかを問うべきだと主張。ギャラクシー・NYDIG・スタンダードチャータードの底値予想も含め、各機関の見解を整理した。
05:35
バイナンスのEU向けMiCAライセンス申請、ギリシャ規制当局が却下へ=報道
世界最大の仮想通貨取引所バイナンスの欧州MiCAライセンス申請が、ギリシャ規制当局に却下される見通しとロイターが報じた。7月1日以降、EU域内での営業継続が困難になる可能性が浮上した。BNBトークンの価格が影響を受け下落した。
05:00
ブラックロックのビットコイン利回りETF、本日ナスダックに上場
ブラックロックは16日、ビットコインへの現物エクスポージャーとオプションプレミアム収益を組み合わせたETF「BITA」をナスダックに新たに上場した。毎月インカムを分配する設計だ。
06/16 火曜日
17:31
セイラー氏、ビットコイン上に信用・通貨・株式を積む新金融構造を提唱
ストラテジー会長のマイケル・セイラー氏が6月16日、ビットコインをデジタル資本の基盤層と位置づけ、その上にデジタルクレジット・デジタルマネー・デジタルイールド・デジタルエクイティを積み上げる5層構造の資本市場論をXで発表した。STRCやMSTRの役割も解説している。
15:53
イーサリアム、開発者数が累計100万人超 量子耐性・L2統合が次の焦点
元ブラックロック デジタル資産戦略部門長のジョセフ・チャローム氏がアジア視察後に発信した論考で、イーサリアムの累計開発者数が101万人超に達したと指摘。次期アップグレード「グラムスターダム」や量子耐性対応も解説する。
15:32
ソラナDAT最大手フォワード・インダストリーズ、競合3社に買収提案も全社拒否 業界再編は難航
ソラナトレジャリー企業最大手のフォワード・インダストリーズが、業界再編を視野にソラナ・カンパニーやスカイAIなど競合3社に統合を提案したが、いずれも拒否または無回答に終わった。
13:57
アステリア、企業向けJPYC管理サービスが対応ウォレット6種を発表 メタマスクやFireblocksなど
アステリアが企業向けJPYC入出金管理サービス「JPYC Gateway」の対応ウォレット制度を発表。標準搭載の「Dynamic」に加え、メタマスクやFireblocks、N Suiteなど4種を公認ウォレットに認定。先着100社に無償提供のハードウェアウォレットも含まれる。
13:02
ハイパーリキッドの米国の現物ETF、上場1カ月で純流入額が計約245億円に
仮想通貨ハイパーリキッドの米国の現物ETFは、取引開始後約1カ月が経過。資金の純流入額(15日付)が1.7億ドル相当となるなど、ETFのスタートに関する評価では有識者らから肯定的な見方も上がっている。
12:45
半導体主導インフレがビットコインに与える影響は? バイナンスリサーチ分析
バイナンスのリサーチ部門が、AI需要による半導体不足など3つの構造的インフレ要因を指摘。短期はビットコインに逆風、長期はハードアセットとしての重要性が増すと見解を示した。
10:45
ジンバブエ、仮想通貨事業者の登録制度を導入 登録料500ドル、未登録は刑事罰
ジンバブエが仮想通貨事業者に対する初の登録制度を導入。財務省令により、売買・送金・保管等のサービスを提供する企業は金融情報機関への登録が義務化され、未登録での営業は刑事訴追の対象となる。
10:12
「ビットコインは底を打った可能性」コインベースCEOが4年サイクル説を支持
米仮想通貨取引所コインベースのCEOがビットコインの底打ちを示唆した。4年サイクル説を根拠に楽観的見解を維持し、2030年の大幅上昇を予想している。
10:00
ナイジェリア上院、仮想通貨規制法案を可決 ライセンス制度の導入へ
ナイジェリア上院が仮想通貨事業者へのライセンス取得を義務付ける規制法案を可決。同国の仮想通貨受取額は2023〜24年に590億ドルに達しており、法整備の遅れが課題とされていた。審議は4週間以内に上院資本市場委員会が結論を出す。
09:30
スタンダードチャータード、ユニスワップのUNIトークン2030年末100ドルを予測
スタンダードチャータードがユニスワップの評価カバレッジを開始し、UNIトークンが2030年末までに現在価格の約34倍にあたる100ドルへ上昇するとの見通しを示した。トークン化資産のDeFi流入拡大と手数料バーン機構が根拠となっている。
08:05
カルシ、サッカーのワールドカップ開幕週に取引高が過去最高に
予測市場プラットフォームのカルシは6月8日からの週に、名目の週次取引高が8,240億円超に達して過去最高額を更新。11日からはサッカーのワールドカップが開幕している。
07:50
Ventualsがサービス終了、ハイパーリキッドのプレIPO先物市場が再編へ
ハイパーリキッド上でオープンAIやアンソロピックの評価額に連動した先物を提供してきたベンチュアルズが15日にサービス終了を発表。チームは同エコシステム内の別プロジェクトへ合流する方針だ。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧