CoinPostで今最も読まれています

全世界の仮想通貨トレーダー数、日本は米国に次ぐ2位に|国民の20人に1人が投資

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

日本の仮想通貨トレーダー数は世界2位に
世界トップ100の仮想通貨取引所のデータから、仮想通貨トレーダー数1位は米国、2位は日本、3位は韓国が続く。ブレグジット問題に揺れる英国が4位になったほか、通貨不安を抱えるトルコやブラジルでも仮想通貨取引が活性化している現状が浮き彫りに。

日本の仮想通貨トレーダー数は世界2位に

ブロックチェーン調査機関DataLightのレポートによると、仮想通貨トレーダー数の世界2位に日本がランクインした。推定人数は約624万人、日本人口のおよそ20人に1人が仮想通貨をトレードしている計算となる。

なお、1位は米国で2200万人、3位は韓国で570万人となった。世界の仮想通貨取引所トップ100から収集した取引データが基となった調査結果であるという。

以下は、DataLightが公表している資料だ。仮想通貨トレーダーが多い国のトップ20、そして仮想通貨トレーダーの多い地域がインフォグラフィックス(地図上で色の濃淡)によって視覚的に示されている

出典:DataLight

今回2位にランクした日本であるが、昨年4月に一般社団法人「日本仮想通貨交換業協会」が公表したレポートによると、国内取引所の年代別顧客数分布は30代が約34%とトップとなっている。

公表されたDataLightのレポートと合わせて推察すると、単純計算では日本の30代のうち約212万人、つまり同年代の7人に1人が仮想通貨取引を行っている可能性がある。

また、3位の韓国であるが、その人口とトレーダー数を対比した場合、約11%とおよそ10人に1人が仮想通貨取引を行っていることとなる。昨年にみられた韓国内での仮想通貨価格の高騰「キムチプレミアム」にも示唆されるように、同国内での仮想通貨に対する非常に高い関心がうかがえる。

日本と韓国の2国が、業界において世界でも存在感を示す格好となった。

通貨の不安定が招く仮想通貨人気

なお、今回のレポートの中でランクした意外性のある国として、トルコやウクライナ、メキシコが挙げられる。そして、それらの国に共通する要素が、日本だと円に相当する自国通貨の不安定性だ。

例えばトルコでは、昨年のトルコリラの急落に伴い、ビットコイン取引所LocalBitcoinsの取引高が急増した。今回ランク入りはしなかったものの、南米ベネズエラでのビットコイン需要の急増も度々報告されている。

また、上の地図でも示されているように、中央アフリカの一部地域では取引のトラフィックが確認されていないが、昨年10月に大手取引所バイナンスが「Binance Uganda」を開設したようにそれらの地域にも今後は仮想通貨へのアクセスが拡大していくことが予想できる。

そのほか欧州でも、ブレグジット(EU離脱問題)で英ポンド不安などに揺れる英ロンドンが、今やヨーロッパの主要な暗号化ハブとして台頭してきており、この数はさらに増えることが想定される。

CoinPostの関連記事

英ブレグジット、10月31日まで再延期 EU27カ国が合意|仮想通貨市場の連動下げも回避
EU27カ国の首脳が英国の欧州連合(EU)離脱再延期に合意したことがわかった。「合意なき離脱」か、「延期」か12日の離脱期限が山場と見られていた。堅調な推移を継続する仮想通貨市場においてもプラスの動きとなる。
南米ブラジルの通貨不安で「ビットコインへの資金流入」が急加速か、24Hで米ドルを超える|仮想通貨市況
仮想通貨市場 ●南米ブラジルの通貨不安とBTC需要 ●BTCは逆シンプソンからの急騰劇 ●三尊成立か...
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
12/04 月曜日
15:11
グレースケール、「GBTC」のビットコインETF転換についてブログで説明
米グレースケール・インベストメンツは公式ブログで、米国における現物ビットコインETFの承認は時間の問題であるとして、GBTCをビットコインETFとして、ニューヨーク証券取引所Arcaへ上場させることに注力していると強調した。
12:48
オーストラリア退職金ファンド(年金基金)、仮想通貨の保有額増加で900億円規模に
オーストラリア税務局は、退職年金を積立型SMSF(年金基金)の資産運用統計を発表。2019年以降の4年間で仮想通貨への投資額が大幅増加していることがわかった。
12:18
中国外相、ブロックチェーンやAI(人工知能)領域で日中韓協力を呼びかけ
中国の王毅外相は、日中韓外相会議で、ブロックチェーンや人工知能(AI)など最先端テクノロジー分野での三国の協力を呼びかけた。
11:41
ビットコイン1年半ぶり4万ドル水準へ、株式市場では「仮想通貨関連銘柄」が全面高に
暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコインETF(上場投資信託)の上場承認期待やFRBの利上げ終了観測が強まったことで、BTCは4万ドルの節目を1年半ぶりに上回った。米国株ではコインベース株が大幅上昇しているほか、マネックスやセレス株など関連銘柄に資金が集まった。
12/03 日曜日
11:30
米経済減速続けばビットコイン上抜けは時間の問題か|bitbankアナリスト寄稿
3.8万ドル付近を底堅く推移する今週のビットコインチャートを図解。国内大手取引所bitbankのアナリストが今後の展望を読み解く。オンチェーンデータも掲載。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|マイクロストラテジーのBTC買い増しに高い関心
今週は、マイクロストラテジーが仮想通貨ビットコインを買い増ししたニュースや、金持ち父さん著者ロバート・キヨサキ氏がビットコインなどの資産への投資を推奨していることを書いた記事が関心を集めている。
12/02 土曜日
16:25
エルサルバドルのブケレ大統領、2024年再選を見据え職務離脱へ
暗号資産(仮想通貨)ビットコイン支持者で知られる、エルサルバドルのナイブ・ブケレ大統領が総選挙キャンペーンのため職を離れる。再選を目指す中で、国内政治のチェック・アンド・バランスの弱体化と、国際関係への影響を探る。
14:00
2024年に半減期を迎えるビットコインは約1800万円到達、Matrixport分析
Matrixportによる暗号資産(仮想通貨)ビットコインの価格予測を深掘り。2024年に1835万円到達の可能性、歴史的なデータ分析、マクロ経済要因と地政学的影響を詳細に解説。ビットコイン投資の未来を探る。
13:00
米サークル社、「テロ資金調達への関与はない」
ステーブルコイン「USDC」を提供するサークル社は、公開書簡を米議員らに提出。テロ資金など不正金融への関与はないと強調した。
12:00
イーサリアム運用で高利回りを実現、Cegaのデュアルカレンシー戦略とは?
セガ・ファイナンスが新しいオプション戦略「デュアルカレンシー」を発表。暗号資産(仮想通貨)イーサリアム、stETH、USDCホルダーに向けて、年利22%以上の収益を提供。この戦略は、リスクを最小限に抑えつつ、市場での高い固定利回りを実現する。
10:45
コインベースCEOがBaseトークン発行を否定 ソラナなどの統合計画も
米仮想通貨取引所コインベースのCEOは、イーサリアムL2「Base」に関する展望について話した。独自トークンや取引高速化について説明している。
09:55
コインベース・マイニング株大幅高、ビットコイン年初来高値更新|2日金融短観
本日のNYダウは+294.6ドルと続伸し、債券市場は反発した。この日にパウエル連邦準備制度理事会議長の発言からトーンダウンが示唆され2024年にFRBが利下げに動くとの観測がますます広がった格好だ。
08:30
Starknet独自通貨の無料配布、スナップショット実施済み
仮想通貨イーサリアムのL2「Starknet」は今週SNSで出回っていたSTRKトークンのエアドロップのスクリーンショットの真贋を確認し権利獲得にあたるスナップショットはすでに実施されたことを明かした。
07:20
ビットコイン価格は24年に上昇加速か=グレースケールレポート
仮想通貨運用会社グレースケールは、2023年11月版の市況レポートを公開。2024年は複数の条件が重なることによって、ビットコインの価格に上昇圧力がかかる可能性があるとの見解を示している。
06:50
ビットコインETFの上場申請めぐり今週3社目のSEC面談、専門家が承認楽観視
米SECは、GBTCから現物型ビットコインETFへの転換申請について、今週29日に申請側のグレースケール(2度目)と会議を行ったことが判明した。仮想通貨ビットコインは年初来高値を更新した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア