- ビットコインは、ゴールドと同じで社会的な価値は持っている
- 米商業銀行Galaxy Digital社CEOのマイケル・ノボグラッツ氏は、イーサリアムサミットでビットコインの機能について独自の見解を述べ、今後18ヶ月以内に過去最高値を更新すると予想した。
米商業銀行CEO、ビットコインの強気予想を再び展開
米商業銀行Galaxy Digital社のCEO、マイケル・ノボグラッツ氏は、イーサリアムサミットでビットコインに対する独自の見解を述べた。
ノボグラッツ氏は、ビットコインに対する強気な見方で知られており、以前は米NYウォールストリート街でも活躍。仮想通貨市場のゴールドマン・サックスを目指すべく仮想通貨ファンド「ギャラクシー・デジタル」の立ち上げを行ない、2018年に市場が低迷している間でも一貫して機関投資家が参入してくることを予想するなど強気な姿勢を貫いてきた。
今回、そんな人物の発言が話題になっている。
ビットコインは「価値の保存」手段としての役割は確立した。そして、その役割は終わりに近づいている。ただ、ゴールド同様の社会的価値は持っている。
このように述べ、ビットコインは価値を保存できるだけ、もしくはデジタル・ゴールドとして機能しているだけであり、世界を変えるような力まではないとしている。そして、Web3.0こそが世界を変える力を秘めていると語った。
ノボグラッツ氏によれば、Web3.0は情報を処理する非中央集権的なプラットフォームであり、ネットワークの機能の仕方やデータの扱われ方が革新的だという。イーサリアムやその他多くのライバルがこの空間を狙っているというのだ。
また、ビットコイン以外の仮想通貨と化学の元素を比較し、アルトコインについても考えを述べ、どのコインもそれぞれの役割を証明する必要があるとしている。イーサリアムのブロックチェーンとは対照的にライトコインのブロックチェーンでは何も産まれていないという見方も示した。
強気の価格予想も
ノボグラッツ氏は最近、高騰するビットコインに対して、今後18ヶ月(1年半)の間に最高値を更新して20,000ドルを超えるとの予想もしている。
ビットコインは、年明けはほとんどの間4,000ドル付近で取引されていたが、その後7,000ドルラインも突破した。このままビットコインは上昇を続けていくのか、または逆に下降に転じるのか。
Web3.0の発展やそれに対する世間の反応など、今後も合わせて注目していきたい。