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BitMEXの年間取引高が「1兆ドル」の大台を突破、仮想通貨ビットコイン(BTC)高騰を受け

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BitMEX、年間取引高が1兆ドルを超える
BitMEXにおける仮想通貨の年間取引高が1兆ドルを超えたことが判明した。ビットコイン(BTC)高騰に伴い、5月の月間取引高は、4月の860億ドルを大幅に超える1650億ドル(18兆円)を記録している。

BitMEX、ビットコイン(BTC)などの年間取引高が1兆ドルを超える

英データサイト・クリプトコンペアが提供する情報メディアcryptoglobeの情報によれば、BitMEXの最高経営責任者アーサー・ヘイズ氏は、過去12か月間で1兆ドル(約110兆円)以上の取引高に到達したことを明かした。

BitMEXは、ハイレバレッジ取引などの仕組みが人気を博しており、ビットコイン(BTC)高騰に伴い、直近30日間で1,650億ドル(18兆円)相当の取引高を記録したという。これは4月にマークした過去30日間の最高取引高である約860億ドルを大幅に超える数値だ。

直近1ヶ月では、ビットコイン価格が7,500ドル(80万円)から14,000ドル(150万円)まで急騰後、一時10,500ドル(110万円)を下回るなど乱高下しているため、6月の取引高は、さらに膨らんでいる可能性も十分ある。

今年に入り、ビットコイン(BTC)が直近最安値の35〜40万円で推移していた1〜3月はBitMEXの出来高が低迷。3月は過去最低の取引高を残している。しかし、ビットコイン(BTC)が急騰した4月以降は大幅回復。5月12日には、24時間取引高が100億ドル以上を超えたことも明かしていた。

デリバティブに特化したデータ分析会社SkewのCOOであるTimothee Noat氏は、仮想通貨リサーチ企業Diarに対し、次のような評価を示している。

BTCデリバティブ取引量の増加は、市場の相場操縦を減らすのに役立ち、金融インフラストラクチャの開発につながる。

今後激化が予想されるデリバティブ市場

BitMEX(Bitcoin Mercantile Exchange)は、仮想通貨デリバティブ市場で大きなシェア率と、その恩恵を享受してきた。

同取引所では5月末より、世界最大級の仮想通貨デリバティブ取引所bitFlyerで、金融庁主導による規制により、最大レバレッジ(証拠金倍率)が15倍→4倍に変更されたことで日本市場の取引高が減少、海外デリバティブ市場の関心が高まっていることも追い風となっている。

今後は、BitfinexとBinanceがそれぞれの仮想通貨の信用取引サービスを開始すると予想されており、競争の激化が予想される。

(日本と米国の居住者は、法規制などの都合上サービス対象外)

出典:beta.binance

また、BakktとLedgerXの2社が現物決済のビットコイン先物取引を申請している点も見逃せない動きと言えるだろう。Bakktでは、今月プラットフォームのテストが予定される。その一方で、レバレッジ規制強化で逆風の吹く国内取引所においては、顧客流出懸念も指摘されており、挽回のためのサービス拡充が期待されている。

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