はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ナスダック:2018年にビットコイン先物取引を開始か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ナスダックがビットコイン先物取引を発表
ニューヨーク証券取引所に次ぐ世界で2番目に大きな証券取引所であるナスダック(6.8兆米ドル規模の証券取引所)が2018年の前期中にビットコインの先物取引を開始することを発表しました。
世界でビットコイン先物取引相次ぐ
ビットコインの先物の公開によりナスダックは、CME Group Inc.(以下、CME) 及び、Cboe Global Markets Inc. (以下、CBOE)の2社と競うこととなります。

ウォール・ストリート・ジャーナルによると、ナスダック及び、Cantor Fitzgerald & Co. が、ビットコインの先物取引を2018年前期中に開始すると発表しました。

ニューヨーク証券取引所に次ぐ世界で2番目に大きな証券取引所であるナスダックが2018年の前期中にビットコインの先物取引を開始することを発表しました。

6.8兆米ドル規模の証券取引所であるナスダックは、数ある取引所の中でも存在感を示しており、この仮想通貨取引参入の報道は、ビットコイン及び、その関係者に対して良いニュースとしか考えられません。

ウォール・ストリート・ジャーナルによると、ナスダック及び、Cantor Fitzgerald & Co. が、ビットコインの先物取引を2018年前期中に開始すると発表しました。

これは、先日の11,400米ドルへの急騰や、今年だけで1000%もの増加を見せたことなどによる消費者の関心を集めた結果であると言えます。

ナスダックの計画に詳しい情報源によると、2つの取引所は、NFX市場におけるナスダック先物の1つとなるビットコイン先物取引を既存のトレーダーや投資家に向け公開することを主張しました。

さらに、ナスダックの契約では、トレーダー達がよりスムーズに取引できるよう、分岐したブロックチェーンで得た収益再投資を行うことで、ビットコインのハードフォークに対しても賢明に対処することができると補足しました。

このビットコインの先物の公開によりナスダックが、CME Group Inc.(以下、CME) 及び、Cboe Global Markets Inc. (以下、CBOE)の2社と競うことを示唆しています。

この2社は既に仮想通貨のデリバティブ商品の提供を行うことを発表しており、今月11月にもビットコインの新高値更新に貢献しました。

ナスダックは、証券に関しては非常に目立つ存在ではありますが、先物に関しては比較的小規模で、CMEやCBOEの方が大規模であると言えます。

さらに、この発表により、NYSEの所有権を持つ、Intercontinental Exchange Inc. がアメリカの4大取引所の中で唯一ビットコインのデリバティブ商品関連の計画が発表されていない取引所になってしまいました。

専門家によると、計画は未だ作成中で発表はそのうち行われるのではないかと考えられています。

アメリカ基盤の大手金融機関の Cantor も、彼ら自身の主要な取引所にてビットコインの先物やデリバティブ商品の提供を検討しています。

CEOである Shawn Matthews氏は、ウォール・ストリート・ジャーナルへの取材に対して以下のように答えました。

資産クラスはなくなっていません。もし、次の段階に目を向けるのであれば、流動性が高まるにつれて、複数の機関やさらに大口なプレイヤー達が市場に参入してくるでしょう。

アメリカの商品先物取引委員会(CFTC)は、既にCantorの先物取引を承認しました。Nodal取引所などのその他の主要取引所でも、仮想通貨の先物の提供を検討しています。

厳格な規制がかかっている企業が参入してくることで、一部の銀行員やテレビ専門家などが未開拓で野蛮であると位置付けている仮想通貨の合法性が認知されるでしょう。

Nasdaq Joins the Bitcoin party, to Launch Futures in 2018

Nov 30, 2017 by Martin

参考記事はこちらから
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/20 木曜日
14:09
ビットワイズのXRP ETFが米国で上場へ カナリーに次ぐ2つ目の現物型商品
ビットワイズのXRP現物ETFがNYSEに上場へ。欧州GXRPに続く2本目のXRP商品で、米国では初提供。XRPCの初日取引高90億円超など、アルトETF市場が急拡大している。
12:35
ビットコイン9万ドル回復、エヌビディア好決算で投資家心理改善 マイナー売り圧に変化の兆しも
仮想通貨市況 暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+3.4%の1BTC=92,331ドルに。 20日にかけて、88,000ドル付近から92,000ドル超…
11:59
ブロック社が強気の財務見通し、3年で粗利益2.5兆円目指す  自社株買いも発表
ジャック・ドーシー率いるブロック社が今後3年の財務見通しを発表。粗利益の年間15億ドル増加を予想し、株価が7.6%上昇した。AI・仮想通貨事業も強化している。
10:36
米大手仮想通貨取引所コインベース、予測市場・株式取引機能を導入か
米コインベースが12月17日に「新時代」を発表予定。リーク情報から予測市場・株式取引機能の実装が示唆され、カルシとの提携深化やブロックチェーン株式取引の展開が期待される。
10:14
仮想通貨XRP、ステーキングを導入する案が浮上
RippleXのエンジニアリング部門のトップは、仮想通貨XRPへのステーキング機能導入を考察していると説明。ステーキングは報酬が発生する仕組みであり、投資家からも注目を集めている。
09:41
「銀行の仮想通貨保有について、基準見直す必要性がある」バーゼル委員会議長
バーゼル委員会議長がステーブルコインの台頭を背景に、銀行の仮想通貨保有規制の見直しが必要だと発言した。現行の厳格な資本要件の緩和が焦点となっている。
06:48
「ビットコインとはサービスである」Bitwiseが価値の本質を指摘
仮想通貨運用企業Bitwiseの最高投資責任者は、ビットコインはサービスであるとの見方を示した。マイクロソフトと比較しながら、価値の本質を説明している。
11/19 水曜日
18:44
ストラテジーのセイラー会長、ウォール街参入による「ビットコイン弱体化」論を否定 
ストラテジーのセイラー会長がフォックス・ビジネスで、機関投資家の参入によりビットコインのボラティリティが大幅に低下していると発言した。2020年の約80%から現在50%まで縮小し、今後はS&P500の1.5倍程度に収束すると予測している。
18:25
アーク・インベスト、コインベースとサークル株を買い増し
ARK投資のキャシー・ウッド氏、コインベースとサークル株を計720万ドル購入。ステーブルコイン市場の成長を見据え、仮想通貨関連株への投資を拡大。
13:55
ブラジル、仮想通貨のクロスボーダー決済に課税検討 規制強化で抜け穴封じ=報道
ブラジル政府が仮想通貨を利用したクロスボーダー決済への課税を検討している。中央銀行は2026年2月から新規制を施行し、ステーブルコインを含む国際送金を外為取引として扱う方針だが、税収漏れ対策として金融取引税(IOF)の対象とする案が浮上している。
13:35
サークルが「xリザーブ」発表、USDC担保型ステーブルコインを展開可能に
サークルがブロックチェーン間でUSDC担保型ステーブルコインを展開可能にする相互運用インフラ「xリザーブ」を発表した。
13:15
米SEC、2026年度検査で仮想通貨監視を重点項目から削除 規制緩和加速
米SECが2026年度の検査優先事項から仮想通貨監視を除外。トランプ政権下で規制姿勢が執行重視から対話重視に転換。コインベースやリップルとの訴訟解決など、業界への軟化姿勢が鮮明に。
11:35
イーサリアム財団、レイヤー2を単一チェーンのように操作できる「相互運用レイヤー」構想
仮想通貨イーサリアムの財団が複数のL2を単一チェーンのように操作できる相互運用レイヤー(EIL)の構想を解説。現在開発中のEILへの参加を呼びかけている。
10:50
コインベース上のモナドICO、開始23分で65億円弱調達も販売ペース鈍化
コインベースで開始されたモナド(Monad)のトークンセールは、開始23分で64.5億円を調達したが、その後失速。高いFDV評価額やVC比率の高さが投資家の慎重姿勢を招いたとみられる。
10:33
全米初のビットコイン担保地方債、米ニューハンプシャー州が承認
ニューハンプシャー州が全米初のビットコイン担保地方債を承認した。1億ドル規模の債券でデジタル資産が140兆ドル規模の世界債券市場に参入する道を開く可能性が出た。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧