はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

「TRUMPミームコインは収集品のようなもの」AI・仮想通貨特命官サックス氏

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

デジタル資産の分類にも取り組みへ

米トランプ政権のAI(人工知能)・暗号資産(仮想通貨)特命官を務めるデビッド・サックス氏は、仮想通貨関連の大統領令の意義を語った。また、NFT(非代替性トークン)やミームコインは収集品に分類されるとも意見している。

サックス氏はフォックスビジネスに出演し、仮想通貨業界が何よりも望んでいるのは規制の明確化だが、バイデン政権は明確なガイドラインを提供せず、イノベーションを海外に追いやったと批判した。

その上で、トランプ氏が大統領令によって設立する仮想通貨の作業部会は、米国で仮想通貨のイノベーションを促進する規制枠組みを進めていくとしている。

関連トランプ大統領、仮想通貨の戦略的国家準備金に関する大統領令に署名

規制枠組みの具体例としては、仮想通貨をどう分類するかを挙げた。どんな資産が証券、コモディティ、収集品などに当たるかを定義する必要があるとしている。

現在、民主党議員からトランプ氏の公式ミームコイン「TRUMP」は利益相反ではないかとの指摘が上がっているところだ。サックス氏はこの件について「個人的な見方であり、規制当局の意見ではない」としつつミームコインは収集品に当たるため問題ないと考えると話した。

関連:ドージコインの買い方とおすすめ取引所|トランプ政権下のDOGE省構想の影響は?

ステーブルコインとCBDCについて

サックス氏は、仮想通貨作業部会が取り組む内容として、ステーブルコイン規制の整備も挙げた。特に、米ドル建てのステーブルコインは、米ドルの優位性をデジタルに拡張するものだと述べている。

一方で、中央銀行デジタル通貨(CBDC)について、トランプ政権は政府の取り組みを禁止する。

サックス氏は、CBDCは「自由に対する脅威」であり、政府がすべての人の取引を収集し監視するような社会につながる恐れがあると話した。同様に米ドルを表わすものでも、ドル建てステーブルコインは、裏付け資産として米国債への需要も喚起すると続けている。

例えば、ステーブルコインUSDTを発行するテザー社は、2024年10月時点で、準備金として保有する米国債への直接・間接のエクスポージャーが1,025億ドル(約16兆円)に達していると報告した。

これは各国が保有する米国債の量に匹敵するものであり、世界の国と比べると、ドイツ、オーストラリア、アラブ首長国連邦(UAE)を上回り、トップ18位以上にランクインする。

AI分野の成長も後押しへ

ドナルド・トランプ政権はAIも推進していく方針だ。米国におけるAIインフラ構築に向けた、77兆円規模の民間投資を準備していることが報じられた。テキサス州を拠点とする新会社「Stargate」がAI分野のインフラ投資を行っていく見込みである。

このニュースを受けて、OpenAIのサム・アルトマン氏率いる仮想通貨プロジェクト「ワールドコイン(WLD)」など、AI関連プロジェクトも一時上昇した。

また、トランプ大統領は就任してすぐに、バイデン前政権によるAI規制に関する大統領令を撤回している。この命令はAIの安全基準設定などを内容とするものだった。

関連トランプ大統領、米国に77兆円規模のAIインフラ投資を発表へ AI関連の仮想通貨が高騰

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
17:09
ビットバンク、コスモス(ATOM)取扱開始、手数料無料キャンペーン実施
ビットバンクがコスモス(ATOM)の取扱いを開始。6月12日までメイカー・テイカー共に手数料0%のキャンペーン実施中。現物取引、販売所、貸出の3サービスに対応、「貸して増やす」なら年率最大5%の運用も可能だ。
14:15
韓国大統領選、仮想通貨現物ETF導入公約で実現性高まる
6月の韓国大統領選で与党「国民の力」党と野党「共に民主党」の両候補が仮想通貨現物ETF承認を公約した。人口の約30%が仮想通貨取引を行う韓国で、各党が若年層を含む仮想通貨投資家にアピールしている。
13:45
米SECのアトキンス新委員長、仮想通貨規制改革を明言
米SECのアトキンス新委員長が仮想通貨円卓会議で、旧体制下の「場当たり的」政策を批判し、仮想通貨規制の改革方針を発表した。発行・保管・取引の3分野で具体策を示している。
13:18
ビットコインのデフレ化加速か、セイラーのストラテジー社のBTC買い占めが影響
ストラテジー社のビットコイン購入ペースが市場に与える影響をクリプトクオントのCEOが分析。供給不足とデフレ圧力が強まり、BTCの価格安定化に向けた新たな力が働いている。
12:18
市場予想上回る米中関税引き下げ合意で「リスク選好」強まる 機関投資家の資金流入は4週連続増
トランプ政権の米中関税合意で市場の不確実性が緩和し、日米株式市場では株価が大きく上昇した。ビットコイン(BTC)は10万ドル台維持した。仮想通貨ETFへの資金流入4週連続増加で年初来67億ドルまで到達した。
12:00
ザ・グラフ(GRT)とは?将来性・買い方|Web3時代の検索インフラ
プロジェクトがGRTを選ぶ ブロックチェーンの取引量は日々うなぎ登り── NFT、DeFi、ゲーム、DAO……あらゆる Web3 アプリが生み出すオンチェーンデータは、もはや個…
11:30
米上場のGD Culture Group、440億円超調達でビットコインとトランプコイン購入計画
米ナスダック上場企業GD Culture Groupが最大3億ドルの資金調達を発表。ビットコインと公式トランプコインの購入を含む仮想通貨戦略を展開していく。
11:00
ナカモトとナスダック上場企業、1000億円を調達しBTC保有開始へ
ナスダック上場企業カインドリーMDは、仮想通貨ビットコインのトレジャリー企業ナカモトホールディングスと最終的な合併契約で合意。1000億円を調達しビットコイン戦略を開始する。
10:45
トランプ一族関連「アメリカン・ビットコイン」、ナスダック上場へ前進
トランプ大統領の息子エリック氏が戦略責任者を務める「アメリカン・ビットコイン」がグリフォン・デジタルとの合併契約を締結した。ナスダック上場を目指している。
09:42
米デル、ビットコイン保有提案を拒否 8500億円超の資産は現金・債券で維持
デル・テクノロジーズが全米公共政策調査センターによる58億ドルの現金準備の一部をビットコインに転換する株主提案を正式拒否。マイクロソフトも同様の提案を却下した経緯あり。
08:25
トランプ大統領晩餐会コンテスト終了、TRUMPコイン上位220名が招待へ
トランプ大統領の公式ミームコイン「TRUMP」の運営チームが上位220名の保有者を対象とした晩餐会コンテストの終了を発表。参加者には限定NFTも付与予定だ。
07:55
ナスダック上場企業、ビットコインなど保有の1億ドル規模準備金創設へ
ナスダック上場のアンバーは、1億ドル規模の仮想通貨エコシステム準備金の創設計画を発表。ビットコイン、イーサリアム、XRPなどを保有することや、創設の目的を説明した。
07:40
コインベース株価9%超上昇、S&P500指数入りを好感
米最大の仮想通貨取引所コインベースがS&P 500指数に採用決定。5月19日から指数入りし、発表後に株価が9%超上昇。純粋な仮想通貨企業としては初のS&P 500入りとなる。
07:15
アーサー・ヘイズ「仮想通貨も株も全て買いだ」
著名トレーダーのアーサー・ヘイズ氏が「全て買え」と強気発言。米中が90日間の大幅関税引き下げで合意し、ビットコインは10.4万ドル突破したが、その後反落。
06:20
トランプ大統領のSNS『Truth Social』、ミームコイン発行のうわさを否定
ドナルド・トランプ氏所有のTruth Socialが新たなミームコイン発行を準備していると報じられた。「次のTRUTHは最も重要なもの」との投稿がSNSで物議を醸している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧