WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米SECのアトキンス新委員長、仮想通貨規制改革を明言

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「SECの新時代が始まった」

米証券取引委員会(SEC)の新委員長、ポール・アトキンス氏は12日、「SECにとって新たな時代が始まった」と述べた。SEC主催による4回目の暗号資産(仮想通貨)円卓会議における発言である。

旧体制のSECによる政策を批判し、仮想通貨規制の改善について、今後の具体的な構想を語った。

アトキンス氏は、バイデン政権下でゲンスラー前SEC委員長が行っていた執行措置を「場当たり的」なものだったと批判した。SECは今後、その権限を活用し市場参加者にとって、実用性を重視し現実的な目的にみあった基準を設定すると続けている。

SECとは

株や債券などの証券の取引を監督する米国の政府機関のこと。1934年設立。公正な取引の確保と投資家保護を目的としており、インサイダー取引や企業の不正会計、相場操縦などを防止する。仮想通貨が有価証券に該当するかという判断も行う。

今回の円卓会議は「資産トークン化」を議題とするものだった。アトキンス氏は、仮想通貨政策の焦点となる3つの分野、「発行」、「保管(カストディ)」、「取引」について述べた。

まず「発行」については、証券または投資契約とみなされる仮想通貨の流通に関する、明確で合理的なガイドラインを策定するつもりだとしている。

例えば、SECはこれまで、S1様式など資産発行時の申請用紙を、不動産投資信託(REIT)などについては改訂してきた一方、仮想通貨については更新してこなかったと指摘。様式を見直す意向を示した。

また、SEC職員には、米国内で仮想通貨を発行する際の手続きを整備するために、新たなガイダンスや、登録免除、セーフハーバー制度などが必要か検討するよう指示したと続けている。

次に「保管(カストディ)」については、SECが最近、職員会計公報121号(SAB121)を撤回したことに言及。これはバイデン政権下で出されたもので、銀行などが仮想通貨カストディ事業に参入する上でのハードルになることが指摘されていたガイドラインだ。

関連:米SEC、仮想通貨カストディ事業の壁となる「SAB121」ルールを撤回

アトキンス氏は、次のように述べている。

SAB121は不必要な混乱を引き起こし、その影響はSECの管轄権をはるかに超えていた。しかし、SECはSAB121を廃止するだけでなく、法令遵守するカストディサービス市場における競争を促進するために、はるかに多くのことを行うことができる。

具体的には、投資会社法などにより適格認定されるカストディアンの種類を明確化すると共に、仮想通貨市場における慣行に対応するために、適格カストディ要件からの例外事項を設けることが重要だと話した。

また、「特別目的ブローカー・ディーラー」の枠組みを、より合理的な制度に置き換える必要があるかもしれないと続けている。

最後に「取引」についてアトキンス氏は、「証券市場の参加者は、ブロックチェーン技術を用いたイノベーションに参入するために海外進出を強いられるべきではない」と述べた。

現行のSEC規制に適合しない可能性のある新製品やサービスを市場に投入しようとする事業者に対して、条件付きの免除措置が適切かどうかを検討したいとしている。

関連:米SEC、証券のトークン化促進に向け規制緩和を検討

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/06 日曜日
14:00
ETH・SOL・HYPEをファストフードチェーンに例えると? アークインベストがL1のビジネスモデルを分析
アークインベストのリサーチディレクターが、イーサリアム・ソラナ・ハイパーリキッドの3大L1をファストフード業界に例えた分析を発表した。3つを同一のビジネスモデルとして比較するのではなく、それぞれ異なる事業構造・収益モデルを持つものとして個別に評価すべきだと主張している。
09:25
週刊仮想通貨ニュース(9/4)|相場分析・ストラテジーBTC戦略・金融庁の税制改正要望のまとめ
今週は、アーサー・ヘイズ氏らによる仮想通貨の相場分析、ストラテジーのビットコイン戦略、金融庁による税制改正要望の公表に関する記事が関心を集めた。
09/05 土曜日
14:30
リップル社、フロリダ大学アスレティクスと提携 スタジアムにXRPロゴ掲出へ
仮想通貨大手リップル社が米フロリダ大学アスレチックスと複数年パートナーシップを締結した。スタジアムにXRPロゴを掲出するほか、学生向け金融教育も支援する。
13:35
新種ETF審査、速度か安全性か 米仮想通貨業界内で意見対立
米SECが検討する新種ETFの規制枠組みを巡り、グレースケールや21シェアーズ、a16zなど複数の仮想通貨企業が意見書を提出した。SECは対応時期をまだ示していない。
11:20
ビットコインと金の相関性が6年ぶり高水準に、ビットワイズ
ビットワイズは、ビットコインと金の90日相関性2020年以来の高水準に達したと分析。ビットコイン相場と米国株の連動性は低下しており、投資家心理の変化を示唆している。
10:15
バイナンス、MiCAライセンス未取得でもEU事業継続=報道
ブルームバーグの報道によると、バイナンスはMiCAライセンス未取得のままEUで事業を続けており、反転勧誘条項やアブダビ法人への取引誘導など複数の抜け道が背景にあると指摘。
09:55
金融庁、暗号資産・ステーブルコイン政策の戦略的対応などで「目標達成」と報告
金融庁が金融行政に関する実績評価書を公開。仮想通貨の金商法移管やステーブルコイン活用などデジタル金融戦略の取組みを「目標達成」と自己評価したことがわかった。
09:10
ビットコインが金と同様の値動きに、コインシェアーズ分析
コインシェアーズは4日付リポートで、米財政懸念から仮想通貨ビットコインが金と同様の値動きを強め一時8万100ドルまで上昇したと分析、9月のFRB利上げ確率や資金フロー動向にも言及した。
07:45
Trezorの配送委託先で情報漏洩、新たに約6.7万人の被害を公表
仮想通貨ハードウェアウォレット大手のTrezorは、物流パートナーShipMonkで起きたデータ侵害について新たな情報を公表。被害の範囲が当初の説明よりも広いことが判明したと報告した。
07:15
ロビンフッド、AMCの株式トークン停止要求を拒否
ロビンフッドはAMCエンターテインメントの株式トークン取引停止要求を拒否した。対象国や米国内での法的位置づけについて外部の弁護士も見解を示した。
06:40
ロビンフッドチェーン、4日夜約14分のブロック生成障害が発生
米ロビンフッドのレイヤー2「ロビンフッドチェーン」で9月4日夜、ブロック生成が約14分間停止し送金や取引が一時滞った。現在は復旧済み。
06:15
ジーキャッシュが約10年ぶりの高値に、時価総額は一時10位突入
仮想通貨ジーキャッシュ(ZEC)が1000ドルを突破した。グレースケールの現物ETFへの資金流入とマイニング参入増加が相場を押し上げ、時価総額は170億ドル規模に達した。
05:50
全米保安官協会が中立表明、クラリティー法案の上院採決に追い風か
全米保安官協会が9月3日付の書簡で、クラリティー法案への立場を反対から中立に変更したと明らかにした。警察系団体の抵抗後退は9月15日の上院採決を後押しする材料となりそうだ。
05:00
IMF、エルサルバドルの25年6月以降のビットコイン購入は寄付のみ
IMFはエルサルバドルとの審査合意を発表し、同国の第1次審査以降のビットコイン積み増しが民間寄付のみによるものだと確認した。理事会承認を経て約1億4,000万ドルの供与が見込まれる。
09/04 金曜日
14:15
韓国、トークン化証券制度27年2月施行へ
韓国金融委員会はトークン証券制度で資産プーリングを条件付き容認し、私募から個人向け証券、決済までの段階拡大を検討している。2027年2月の制度施行を予定する。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧