はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

web3とAI分野が自民党の政策に、自民・政調審議会でホワイトペーパーを了承

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

web3ホワイトペーパーが与党政策に

自民党の平将明衆議院議員は13日、自民党政調審議会で「web3ホワイトペーパー」と「AIホワイトペーパー」が了承を得たことを報告した。与党の政策として認められたことで、政府の政策立案にも影響を及ぼすことが期待される。

政調審議会は、自民党の最高意思決定機関である総裁に直接報告する立場で、内閣との意見調整や、党の方針を決定する役割を担っている。総合的な政策立案や、各種政策委員会からの提言を受け、その内容を協議し、政策の方針を決定する。

自民党デジタル社会推進本部web3プロジェクトチーム(PT)は4月6日に「web3ホワイトペーパー ~ 誰もがデジタル資産を利活用する時代へ ~」を公開した。

このホワイトペーパーは、昨年3月に発表し、web3政策が政府で位置付けられる推進力となった「NFTホワイトペーパー(政策提言)」の第2弾であり、直ちに解決に向けて取り組むべき論点、web3エコシステムの発展を見据えた議論の開始・深化すべき論点、そしてNFTホワイトペーパー提言の進捗モニタリングが含まれている。

また、自民党の「AIの進化と実装に関するプロジェクトチーム」は「AIホワイトペーパー(案)」を3月30日に公開した。国内におけるAI開発基盤、行政でのAI利活用、民間でのAI利活用、AI規制について、提言をまとめていた。

関連:自民党web3PT、仮想通貨取引の税制などに関する提言を公開

税制改正に関する提言

投資家や事業者が注目する「税制改正」について、NFTホワイトペーパーの提言では一定の前進が見られている。2022年12月に発表された令和5年度の「与党税制改正大綱」では、自社が発行したトークンを期末時価評価課税の対象から外す措置が盛り込まれた。

出典:web3ホワイトペーパー

web3ホワイトペーパーではさらに、暗号資産取引に係る損益を申告分離課税対象とすること、暗号資産取引に関する損益を法定通貨に交換した時点でまとめて課税対象とすること、短期売買目的でない他社トークンの期末時価評価課税から除外することが提言されている。

これらの提言は、日本国内の投資環境を整え、国内のブロックチェーン関連事業の起業促進やweb3エコシステムの発展を目指すものだ。

短期売買目的でない他社トークンの期末時価評価課税からの除外を図る提言は、自民党Web3プロジェクトチームが2022年11月に発行した「Web3関連税制に関する緊急提言」で最初に盛り込まれた。この提言は与党税制改正大綱への採用が見送られた経緯がある。

関連:自民党Web3PTが仮想通貨税制で緊急提言『税率20%の申告分離課税対象』など目指す

Web3とは

現状の中央集権体制のウェブをWeb2.0と定義し、ブロックチェーン等を用いて非中央集権型のネットワークを実現する試みを指す。代表的な特徴は、仮想通貨ウォレットを利用したdAppsへのアクセスなど、ブロックチェーンをはじめとする分散型ネットワークのユースケースがある。

▶️仮想通貨用語集

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
13:40
イーサリアム証券論争とXRP訴訟の裏側、SECの内部文書が明らかに
SECの内部文書が米コインベースにより公開され、イーサリアムやXRPの証券性判断をめぐって当局が抱える不確実性が露呈した。主要仮想通貨企業に対して、執行による規制を強行したSECの舞台裏は脆いものだったようだ。
13:00
AIとステーブルコインが変える決済の未来、コインベースが「x402」を発表
コインベースが新オープンソース決済プロトコル「x402」を発表。HTTP 402を活用しステーブルコインによる決済レイヤーを実現へ。
12:00
ビットコイン上昇で10万ドル復帰圏内に、アリゾナ州の仮想通貨準備金設立など追い風
ビットコインが98,000ドル付近で推移する中、アリゾナ州が米国で2例目となる仮想通貨準備金を設立発表した。FOMCは政策金利据え置きを決定するも、パウエル議長の関税警戒発言で利下げ観測が後退した。
11:20
イーサリアム、価格回復の壁は? Cryptoquant分析
Cryptoquantの分析によると、イーサリアムがビットコインに対して極度の割安水準に達するも、供給増加・手数料バーン減少・ネットワーク活動停滞・投資家需要減退という構造的課題が回復を阻む。過去の反発パターンと異なる市場環境を分析。
11:00
Sui基盤のWeb3ゲームXOCIETY、アディダスとのコラボ発表
仮想通貨Suiのブロックチェーン基盤のWeb3ゲームXOCIETYは、adidasとのコラボを発表。限定NFTボックスがリリースされることが報じられている。
11:00
米Stripe、AI決済基盤モデルとステーブルコイン金融口座を発表
米オンライン決済大手Stripeが、新たにAI基盤モデルとステーブルコイン金融口座を発表した。また、Stripe傘下となったBridgeはVisaとステーブルコイン決済で提携している。
10:15
ビットコイン、利確急増も毎日10億ドル超えの純流入──Glassnode
Glassnodeが仮想通貨ビットコイン市場の最新レポートを発行。価格の反発により含み益で保有されるBTCが増加している一方、今後のボラティリティが過小評価されている可能性も指摘した。
10:05
アリゾナ州初、仮想通貨準備金法案成立 ニューハンプシャー州に続き
アリゾナ州が仮想通貨準備金法案を成立させ、ビットコイン保有の可能性が広がる。ニューハンプシャー州も昨日デジタル資産投資を認可した。
08:25
企業のビットコイン非保有は「無責任」、億万長者投資家ティム・ドレイパー
億万長者投資家ティム・ドレイパーが企業のビットコイン保有を強く推奨。2025年末に25万ドル到達を予測し、ビットコイン完全運用のファンド構想も発表した。
07:35
米銀行への仮想通貨規制緩和、顧客指示での売買など可能に
米通貨監督庁(OCC)が国法銀行と連邦貯蓄金融機関による仮想通貨カストディサービスの範囲を明確化。顧客指示による仮想通貨の売買や第三者へのサービス委託が正式に認められ、3月の「評判リスク」調査終了と合わせて規制緩和の動きが加速。
07:15
ブータン、国家の観光決済にバイナンスペイ導入
バイナンスは、ブータンがBinance Payを国家の観光産業の決済システムに導入したと発表。ユーザーはBNBやビットコインなど100種類以上の仮想通貨を旅行で利用できる。
07:00
米金融大手キャンター、ビットコイン関連のストラテジーに資産の約40%集中投資 4Qデータ
米証券大手キャンター・フィッツジェラルドが保有株式の約40%をビットコイン保有企業ストラテジーに集中投資していることが判明。ラトニック米商務長官がCEOだった会社が示した大胆な投資戦略と、息子ブランドン氏率いる新会社による4.2万BTCの取得計画が市場に与える影響に注目が集まる。
05:55
「5月は売らずに保有せよ」K33がビットコインの夏相場を強気予測
K33のアナリストが伝統的格言「セル・イン・メイ」に反し「5月に保有して留まれ」戦略を推奨。トランプ大統領の戦略的ビットコイン準備金創設など仮想通貨政策が追い風となり、夏相場に向けビットコインの相対的強さが予想される。
05:35
イーサリアム、マージ以来最大のアップグレードを実装完了
仮想通貨イーサリアムがメインネットで歴史的アップグレード「ペクトラ」を実装。2022年のマージ以来最重要とされるこの更新は、EIP数で史上最大規模となった。
05/07 水曜日
18:15
ビットコイン特化型施設「Tokyo Bitcoin Base」がオープン サトシ・ナカモト像のお披露目も 
東京・四谷にビットコイン特化型施設「Tokyo Bitcoin Base」がオープンした。4階建て1300平米の空間に、サトシ・ナカモト像が設置され、シェアオフィスやイベントスペースを備えたビットコイナーの交流拠点および教育施設としての役割を目指す。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧