
投資自体は認可されず
アリゾナ州議会は8日、州の準備金としてビットコイン(BTC)などの銘柄を保有できるようにする仮想通貨準備金法案「HB2749」を可決した。同法案は、州が管理する未請求資産やエアドロップ、ステーキング報酬を州管理の準備金口座(リザーブ)に移管することを認めるが、新たに州資金でビットコインを購入する投資行為は禁じてる。
同州のホブズ知事は先週金曜日、州によるビットコイン購入を許可する別の法案「SB1025」に拒否権を一度行使しており、今後アリゾナ州がビットコインの直接購入を正式に認めるかどうかは、まだ署名されていない法案「SB1373」の成立の可否にかかっている。
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一方、ニューハンプシャー州は米州初として、ビットコインを含む仮想通貨準備金法案を米国で初めて成立させ、デジタル資産への投資を許可している。両州の動きは、テキサスなど他州の政治的判断にも今後影響を与えるとみられている。
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