はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

アーティストによるNFT発行・一次販売、二次流通までが可能な日本初マーケットプレイス『nanakusa』とは

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

nanakusaとは

NFT(ノン・ファンジブルトークン)を活用したブロックチェーンプラットサービスを展開する株式会社スマートアプリは4月26日、NFTマーケットプレイス『nanakusa』を世界市場に向けにグローバルリリースした。

『nanakusa』は、公認アーティストがNFT発行・販売、アーティストへのロイヤリティ還元機能を有する二次流通機能も備えた日本初のサービスだ。

登録可能なアーティストは公認制

4月1日には、第1期公認アーティストとして国内・海外合わせ100人/組のアーティストを認定したことを発表。公認クリプトアーティストとして認定された方々には、NFTマーケットプレイスでは世界初となる「nanakusaクリプトアーティスト認定NFT」を授与している。

ブロックチェーンの特性を活用したデジタルトークン「NFT(ノン・ファンジブル・トークン)」市場はここ最近、急速にその市場を拡大しており、特にアートや音楽、イラストなど様々な分野で注目されている。

昨今では、NFT市場(デジタルマーケット)の規模拡大に伴い、国内大手取引所コインチェックをはじめ、メルカリやGMOグループなどが相次いで参入を発表していた。

関連:メルカリが子会社「メルコイン」設立へ、暗号資産交換業やNFT市場進出も視野

そうした中、スマートアプリでは、日本初となる個人アーティストがNFTを発行・販売できるNFTマーケットプレイス『nanakusa』をグローバルリリースした。

NFTマーケットプレイス『nanakusa』とは、公認されたコンテンツホルダーやNFT販売事業者、個人活動するクリプトアーティストが制作したNFTの販売(一次販売)及び、利用者同士が保持しているNFTを売買(二次販売)できるNFT売買プラットフォームサービス。

1. イーサリアム/Polygon対応

nanakusaのNFT売買に対応するトークンは、イーサリアムとPolygonの2種類。

Polygonとは、イーサリアムネットワーク上で実行できるレイヤー2(二層目)ソリューションの代表的なサイドチェーンのこと。

Polygonを利用することで、DeFi(分散型金融)などの発展の影響で混雑していたイーサリアムのGas代(ネットワーク手数料)高騰問題を劇的に低く抑えることができる。

ベータ版では、double jump.tokyoの新作NFTゲーム「MyCryptoSaga」やVtuberのNFT発行「VtuberNFT」でPolygon対応していた。

2. 二次販売においても、発行者へ永続的にロイヤリティを還元

nanakusaサービス内で発行されたNFTであれば、二次流通にてユーザー同士の売買においても、永続的に事業者・制作者にロイヤリティが還元される仕組みとなっている。

ロイヤリティの還元率は、NFT発行時に事業者・制作者が設定可能。

電子書籍、画像、アートなどの版権を保有する事業者やアーティストが「NFT」を発行した場合、本やCDの印税のように永続的なロイヤリティ還元が期待できる、デジタル市場ならではの新しい仕組みと言えそうだ。

3. NFT閲覧権限定機能

また、特許出願中の機能として、NFTを発行する際にNFT閲覧権限定機能を使うと、発行されたNFTの元ファイルの閲覧を所有者のみに限定することができる。(サムネイル画像は全ての人が閲覧可能)

この機能を利用することで、例えば発行した電子書籍を所有者のみに限定できるので、二次販売の促進などに繋げることが出来るという。

4. NFTファイルの保存先選択機能

nanakusaで発行するNFTは、その画像や動画、電子書籍などのファイルの保存方法をnanakusaコンテンツサーバに加え、IPFSという分散型ファイル管理サーバを選択することができる。

5. ロイヤリティの自動分配機能

NFT発行時に予めロイヤリティ分配先を設定することで、二次販売におけるロイヤリティを設定したウォレットへ自動分配することができます。

今後のロードマップ

5月

・第2期 公認クリプトアーティストの募集

・オークション形式による販売機能の実装

6月

・クレジットカード決済の導入

・その他チェーンによる決済の導入

7月

・新たなレイヤー2ソリューションへの対応

・NFTマーケットプレイス機能のOEM提供(事業者が自社ドメイン上でNFTマーケットプレイスを展開可能に)

『nanakusa』では、個人アーティスト以外にも、コンテンツホルダーやアーティストを抱える事業者とのアライアンス提携も行っている。

スマートアプリ代表取締役 高長徳氏のコメント

ガイドラインについて

まず、「nanakusa公認アーティスト」応募の際の注意事項に関するガイドラインは主に2つあります。

「著作権」を無視したような作品を提供されている方、バイオレンス・血、肌の露出度が高い作品、子供向けでない作品を提供しているアーティストの方はお断りしております。それ以外に関しては、nanakusaですでに販売しているアーティストの作品を見て、今後のクリプト活動の参考にしていただければと。

OEMについて

nanakusaのリリース以降、NFTマーケットプレイスやNFTに関するお問い合わせを毎日多くの方から頂くなど、大変大きな反響があります。

現在、公認クリプトアーティスト向けマーケットプレイスを提供しておりますが、さまざまなコンテンツホルダー向けや、電子コミック、リアルな版権を持っている事業者様からも「NFT事業を検討している」というご相談をいただいております。

その中で、国内で唯一、「NFT発行・販売・二次流通」の仕組みを国内で持っているのは弊社のみですので、IPホルダー向けの事業を用意中です。バックエンド側の機能に関しては最速でリリース可能となっており、「B to B」向けのビジネスとして展開していく予定です。

早ければ5月中には、オークション形式の販売機能追加と、プライマリーセールにおいての「クレジットカード決済機能」を追加予定となっています。 OEM実装の件についても、自社ドメインによるNFTマーケットプレイスサービスにご興味のある事業者様からの連絡をお待ちしております。

連絡先

info@smartapp.co.jp

会社概要

会社名 : 株式会社スマートアプリ

所在地 : 東京都文京区本郷3–38–1 本郷信徳ビル7階 HashHub内

代表取締役 : 高長徳

一般社団法人日本ブロックチェーン協会 正会員

ブロックチェーンコンテンツ協会 理事

WEB : https://www.smartapp.co.jp/

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/10 木曜日
14:17
日本国内の仮想通貨取引所が急成長、SBIVCの顧客預かり資産が8ヶ月で2.5倍の5000億円に
SBI VCトレードが預かり資産5,000億円突破を発表した。DMM Bitcoinの顧客移管のほか、仮想通貨の価格上昇、トランプ政権期待による新規参入が成長を牽引。わずか8か月で2.5倍の急拡大を実現し、国内暗号資産市場の拡大を象徴する動きとなっている。
14:00
懐疑派ウォーレン議員、トランプ政権批判で仮想通貨市場規制強化案を提案 ガーリングハウスCEOの証言にも注目
米上院のウォーレン議員が仮想通貨市場規制に向けた5つの原則を発表した。証券法の維持、投資家保護、金融システム安定性確保などを重視し、共和党によるイノベーションを重視した指針とは対照的な内容となっている。
13:30
エミレーツ航空が仮想通貨決済導入へ、来年から利用開始予定
エミレーツ航空が取引所クリプトドットコムと提携し、仮想通貨決済システムの統合を発表。来年の導入を目指し、顧客の支払い選択肢を拡大する。
13:00
ビットコイン、長期保有者の割合が74% 15年ぶりの高水準に=ARK Invest
ARK Investが仮想通貨ビットコイン市場の最新レポートを発表。長期保有者の割合が74%と15年ぶりの高水準を記録したと指摘した。また、ビットコインドミナンスも上昇している。
11:49
ビットコイン過去最高値更新 機関投資家の買いが相次ぐ中、アルトコインの買い戻し進む
ビットコインが史上最高値の111,320ドルを更新。機関投資家による大規模な資金流入が続く中、ETF市場では7月だけで45億ドルが流入。イーサリアムやXRP(リップル)などアルトコイン市場にも上昇の波が波及し、幅広い暗号資産が堅調な回復基調を示している。
11:12
BNBトレジャリー設立、10XキャピタルとYZiが協力し米上場目指す
YZiラボ(元バイナンスラボ)が10Xキャピタルと連携し、BNBトレジャリー会社設立を発表。米取引所での上場を目指し、BNBチェーンエコシステムに焦点を当てた投資機会を提供する。
10:11
米SEC、PENGU現物ETF申請を受理 ミームコインETFに追い風か
米証券取引委員会がカナリーPENGU現物ETF申請を受理。新ルール整備により秋頃に多くの仮想通貨現物ETF承認の見通し。
09:40
ギリシャ、Bybitハッキングで盗まれた仮想通貨の一部を回収 同国初
ギリシャ当局がBybitハッキング事件で盗まれた仮想通貨の一部を回収した。北朝鮮ハッカー集団「ラザルス」が盗んだ資金の追跡でブロックチェーン分析技術を活用している。
09:20
「証券はトークン化しても証券」米SECのパース委員
米SECの仮想通貨タスクフォースを率いるへスター・パース委員は、トークン化された証券は証券に分類されると発表。ブロックチェーン技術の可能性を認めながらも、原資産の性質を変えることはできないと指摘した。
09:00
ビットワイズCIO、証券トークン化が主要仮想通貨銘柄の価格に与える影響を予測 ETH・XRP・SOLなど
ロビンフッドやクラーケンのトークン化株式取引開始を受け、ビットワイズアナリストがETH、SOL、XRP、LINKなど関連仮想通貨への価格影響を分析。ロビンフッドの株価はATHを更新している。
08:35
ビットコイン11万2千ドル突破で史上最高値更新、エヌビディア追い風に上昇|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは7月10日、11万2,000ドルを上回り、史上最高値を更新した。来週7月14日の週は「仮想通貨週間」として米下院が3つの主要法案を審議予定。可決されればビットコインに追い風となる可能性がある。
07:35
米上場シャープリンク、新たに5000ETHを追加購入 保有額850億円超え
ナスダック上場のシャープリンクゲーミングが5000ETH追加購入。総保有額852億円のイーサリアム投資戦略を継続拡大。
07:05
ソラナ対応のトークン化株式「xStocks」、BNBチェーンに拡大へ
仮想通貨取引所クラーケンとBackedは、BNBチェーンと戦略的パートナーシップを締結。ソラナ対応のトークン化株式のxStocksをBNBチェーンに拡大する。
06:55
分散型取引所GMX、約60億円の仮想通貨不正流出発生 V1版GLPプールに脆弱性か
仮想通貨取引所GMXのV1版GLPプールがハッキング被害に遭い61億円が流出。影響の範囲や運営の対応、今後の対応方針が明らかに。
06:40
米サムザップメディア、ビットコイン以外の主要仮想通貨6銘柄への投資戦略拡大を承認
ソーシャルメディアマーケティング企業サムザップメディアが取締役会でドージコイン、イーサリアムなど6種類の仮想通貨への投資戦略拡大を承認。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧