ソラナ(SOL)は、高速かつ低コストなスマートコントラクト基盤として代表的なブロックチェーン。元クアルコムの開発者であるアナトリー・ヤコヴェンコらによって考案され、2020年3月にメインネット起動。
並列処理による高スループットと低コストを特徴とし、最もアクティブな取引市場のひとつを形成。米国で現物ETFが申請されるなど、先行するイーサリアムを脅かす最有力プロジェクトとして注目を集める。
暗号資産(仮想通貨)SOLは、トランザクション処理やスマートコントラクト計算にかかる手数料(ガス代)の支払いに使用される。バリデーター(検証者)はSOLをステーキングし、ブロックチェーンの安定稼働に貢献した対価としてSOLで報酬を得る。
価格
- 現在価格(2025年10月14日時点):204ドル (約30900円)
- 年初来高値(2025年1月):261ドル(約40926円)
- 年初来騰落率(YTD):+7.96%
- 過去最高値(2021年1月):261ドル(約40926円)
価格予測
25年9月:ソラナ、年末までに37000円に上昇の可能性 大型アップグレード承認で=MEXCアナリスト
25年5月:ソラナ価格予測、4年後に500ドル到達も短期的にはETHに劣勢見込み=大手銀アナリスト
時価総額|関連銘柄
ソラナ(SOL)の時価総額は2025年9月時点で約1,121億ドル。「スマートコントラクト」セクターの中では3位。同セクターでトップのイーサリアム(ETH)は約5,180億ドル。2位のBNBの時価総額は約1,219億ドル。
主な出来事
- 22年11月:FTXおよびアラメダ・リサーチの破綻
- 23年4月:ソラナ・モバイル「サガ」発売
- 24年6月:米国初、ソラナ現物ETFの申請
- 25年7月:「インターネット金融市場の中枢に」ソラナ創設者が新たな構築計画を発表
- 25年9月:ソラナに新たな財務戦略事例 米上場の医療企業が580億円超の資金調達発表
- 25年9月:ギャラクシー・デジタル、株式をソラナでトークン化 ナスダック上場企業初の試み
エコシステム支援組織
ソラナラボ:サンフランシスコに拠点を置く技術企業。ソラナブロックチェーンのコアインフラの開発と改良を担う。ソラナで開発するプロジェクトへの投資や、一部インキュベータープログラムの運営も行う。
ソラナ財団:スイスのツークに拠点を置く非営利財団。ソラナ・エコシステムの分散化、採用促進、バリデータノード運用者の支援、助成金や資金提供プログラムの運営、ハッカソンやイベントの開催などを手掛ける。
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トークンアロケーション

2025年9月現在、ソラナの総供給量は約6億900万SOLで、流通供給量は約5億4,200万SOL(約89%)。インフレーションによる新規発行とトークンのロック解除により、流通割合は増加している。
Solana FoundationとSolana Labsのトークン配分は、発行時点でそれぞれ12.79%、10.46%であり、これらのSOLはステーキングされているがロックは解除されている。両社はバリデーターを直接運営せず、分散型ネットワークの維持に注力している。
FTXおよびAlameda Researchは、2022年11月の破綻時点で約4,000万SOL(時価約12億ドル)を保有していた。内訳は、アンロック済み2.92億ドル分、ロック/ステーキング中8.63億ドル分、担保として利用された4,100万ドル分で、当時のSOL価格(25〜30ドル)から換算すると約3,987万SOLとなる。
その後、破産裁判所の承認を得て2023年11月からSOL資産の清算が開始された。以降、FTX/Alamedaは合計917.3万SOL(約18.5億ドル、平均売却価格135ドル)を段階的にアンステーク・転出し、最大規模のアンステーキングは2025年3月の303万SOL(約4.31億ドル)に及んだ。これらのSOLは主にCoinbaseやBinanceなどの取引所へオンチェーン送金されている。
直近では、2025年10月中旬にも19.29万SOL(約3,940万ドル)をアンステークし、28アドレスに分配後、取引所へ送金したことが確認されている。
2025年10月時点でも約441万SOL(約8.9億ドル)がFTX/Alameda関連アドレスにステーキングされたままであり、これらは引き続き清算対象資産として、今後も段階的なアンステークと売却が進む見通しだ。
Total Value Locked(TVL)
Total Value Locked(TVL)は、DeFi(分散型金融)プラットフォームやプロトコルの価値を評価するための重要な指標の一つ。2025年9月時点、ソラナのTVLは約116億ドル。プロトコル別のTVLトップ3は以下の通り。
- Jupiter(約32.7億ドル):Solana最大のDEXアグリゲーター。複数の流動性プールを横断して最適な交換レートを提供する。
- Jito(約30.9億ドル):リキッドステーキング。SOLを預けてステーキング報酬を受け取りながら、jitoSOLをDeFiで運用できる。
- Kamino(約28.7億ドル):融資プロトコル。SPLトークンを担保として預け入れ、保証金の一定割合を借り入れできるほか、保有資産を貸し出して金利収入を得られる。
出資している主なVC
- 資金調達総額:約3.6億ドル
- 大規模な投資ラウンド:(2021年6月、3.1億の私募トークンセール
- リードインベスター:a16z 、Polychain Capital
- フォロー投資家:Multicoin Capital、Alameda Research、CMS Holding、Coinfund、CoinShares、Jump Trading、ParaFi Capital



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