はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

Soneiumのシーケンサー収益の一部を仮想通貨ASTRへ再投資、スターテイルが発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ASTRに再投資

ソニーグループのL2「Soneium(ソニューム)」を共同開発したスターテイルは3日、ソニュームのシーケンサー運用で得られる収益の一部を活用して、オープンマーケットで暗号資産(仮想通貨)アスター(ASTR)への再投資を開始したことを発表した。

これは一時的な買い戻しや短期的な市場シグナルではなく、ソニュームのエコシステムの立ち上げを支えてきたアスターネットワークへの長期的・継続的なコミットメントであるとスターテイルは説明している。

L2とは

「レイヤー2」の略で、「2層目」のネットワークのこと。全ての取引をメインチェーンで処理すると負荷が大きくなり、処理速度の低下やネットワーク手数料の高騰につながる。取引の一部をL2で行うことで、メインチェーンの負荷軽減や処理速度の向上を期待できる。

シーケンサーとは、ネットワーク上で行われるトランザクションを収集し、順番を決めてL1のイーサリアム(ETH)へと送信する役割のこと。現在ソニュームのシーケンサーは、スターテイルとソニーグループの合弁会社「Sony Block Solutions Labs(SBSL)」が運用しており、この収益の一部がスターテイルにも分配されている。

この収益を活用して、ASTRへの再投資を行うというのが今回の発表。この再投資は、ソニュームの実際の利用に裏打ちされた継続的な取り組みだとした。

この仕組みは、ソニューム上でdApps(分散型アプリ)が構築され、トランザクションが増えていけば、シーケンサー収益が増加し、ASTRへの投資がより多く行われることを意味する。スターテイルは、価値が循環する持続可能なモデルの構築を進めている。

出典:スターテイル

関連仮想通貨アスターの買い方 ソニーグループとの連携で広がるASTRの将来性

純利益のデータ

今回の発表では「GrowThePie」というウェブサイトを引用し、ソニュームは継続的なオンチェーン収益を生み出している数少ないL2ネットワークの1つであると説明した。GrowThePieでは、イーサリアム上における様々なシェア(占有率)を閲覧することができる。

例えば、L2の純利益をネットワークごとに比較したデータは以下の画像の通り。この画像は過去30日間のデータで、本記事執筆時点におけるトップ10を示している。

出典:GrowThePie

1位はコインベースのL2「Base(約6億円)」で2位以下に大きな差をつけているが、サイト上に表示されている中で前月比で純利益がプラスになっているのは、本記事執筆時点でソニューム(約6,880万円)だけである。

関連スターテイル、投資部門「Startale Ventures」を設立 SoneiumとAstarエコシステムの成長促進へ

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/26 土曜日
14:45
ビットコイントレジャリー企業メタプラネット、米国に持株会社を設立
メタプラネットが米フロリダ州に持株会社を新設する。ビットコイントレジャリー企業としての国際展開を支える動きだ。デリバティブ事業の新子会社も計画している。
14:15
キヨサキ氏、ビットコインをETFで持つことに注意促す
金持ち父さん著書のロバート・キヨサキ氏が仮想通貨ビットコインETFの注意点を指摘した。現物保有とETFの違いを認識することが大切だと意見している。
13:25
「インターネット金融市場の中枢に」ソラナ創設者が新たな構築計画を発表
仮想通貨ソラナ創設者らが24日、インターネット金融市場ロードマップを発表。アプリケーション制御実行技術ACEで取引順序制御を可能にし、従来型取引所に匹敵する性能実現を目指す。
11:05
シティ、ビットコイン13.5万ドル予測 その根拠は?
シティグループがビットコイン年末目標価格13万5000ドルを発表。ETF資金流入とネットワーク価値分析に基づく評価モデルで、仮想通貨市場の成長を予測。
10:02
仮想通貨市場に夏枯れ相場到来か Matrixport最新予想
仮想通貨サービス企業Matrixportが夏の市場停滞を予測している。ビットコイン、イーサリアムなど主要アルトコインは米クリプトウィーク後に脆弱性が上昇すると述べた。
09:10
「ETHが最大6カ月間はBTCのパフォーマンスを上回る可能性」ノボグラッツ
ギャラクシーのノボグラッツCEOは、仮想通貨イーサリアムは今後3カ月から6カ月の間ビットコインをアウトパフォームする可能性があるとの見方を示した。イーサリアムの強気要因を説明している。
08:25
「4年周期は終焉」ビットワイズCIOが示す仮想通貨市場の変化とは
ビットワイズのマット・ホーガンCIOが25日、仮想通貨の4年周期が終わったと分析。ETF成長や機関投資家の参入、規制進展などの長期要因が従来の周期を圧倒し、2026年も好調な相場が続くと予想している。
07:00
ギャラクシー・デジタル、1.3兆円相当のビットコイン売却を完了 サトシ時代投資家の利益確定
デジタル資産大手ギャラクシー・デジタルが25日、サトシ時代投資家の代理で8万BTC超(90億ドル相当)を売却したと発表。仮想通貨史上最大規模の取引の1つで、投資家の資産戦略の一環として実行された。
06:25
M2拡大でETH価格も上昇か? 8000ドル予測にエリック・トランプも賛同
仮想通貨アナリストのテッドピローズ氏が25日、イーサリアムがグローバル流動性に追随しM2マネー成長と比較して8000ドル超で取引されるべきと分析。エリック・トランプ氏も同意を示し、別のアナリストは1万ドル到達を予想している。
05:55
テスラ、ビットコインを売らなければ50億ドルの価値に=CNBC報道
CNBCによると、テスラが2022年に保有ビットコインの75%を売却した結果、その後の価格急騰で数十億ドルの機会損失となった。現在の保有資産は12億4000万ドルだが、継続保有していれば50億ドル相当に達していたと推定される。
07/25 金曜日
17:30
米国Web3規制の最新動向|CLARITY・GENIUS法案と企業参入の影響を徹底解説
本記事では、仮想通貨などに関する米Web3の制度整備や企業参入を俯瞰します。トランプ政権下で進む制度整備の目的や主要法案、注目領域、日本との違いについて解説しています。
17:00
Web3の大衆化目指すLINE NEXT、「LINEのMini Dappエコシステム」をテーマに専用ブースを用意|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のプラチナスポンサーとしてブース出展を決めた、LINE NEXTがWeb3事業に進出した理由とは。Mini Dappプラットフォームで実現する新たなユーザー体験、WebX 2025での取り組みをCSOが語る。
16:30
米ソラナETF「SSK」、JitoSOL統合でステーキング利回りを強化へ
暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)の、米国初のステーキング現物ETF「SSK」が、ポートフォリオにJitoSOLを組み入れ。高利回りのリキッドステーキングに証券口座からアクセス可能になる。
15:30
暗号資産取引所MEXC、MEXC Alpha機能で上場前トークンが現物アカウントから直接取引可能に
MEXCの概要 暗号資産(仮想通貨)取引所MEXCの成長が著しい。CoinGeckoのデータ(2025年3月29日時点)によると、暗号資産取引高ランキングでは日間取引高が約55…
13:20
フィナンシェ、Jupiter連携で日本発IPトークンをグローバル展開へ
フィナンシェがSolana最大級DEXのJupiterエコシステムに連携。日本の仮想通貨IPトークンをグローバル市場へ展開する新たな取り組みで、第一弾としてGACHIHOトークンをローンチ予定。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧