エコシステム強化に向けた包括的支援
Startale Group(本社:シンガポール、代表取締役 渡辺創太)は15日、新たな投資部門「Startale Ventures」の設立を発表した。Astarやイーサリアムレイヤー2ソリューション「Soneium」上のアプリケーションに対して投資を行い、革新を加速することで、キラーユースケースの創出を目指す。
Startale Venturesは、SoneiumやAstarエコシステム上のプロジェクトを主な投資対象とし、資金提供に加え、マーケティング、事業開発、戦略策定など包括的な支援を提供する。投資先は、Startale Cloud Servicesが提供するRPCノードやAccount Abstractionなどの高度なクラウドインフラを活用することで、Web3開発の効率化も図れる。
渡辺創太CEOは「今年からはインフラ同士の競争ではなく、アプリの時代になり、エンドユーザーの取り込みが重要になる。単なる投資ではなく、有意義なビジネスシナジーを生み出し、エコシステムの発展を目指す」と述べる。特に初期段階ではエンターテイメント分野のプロジェクトに注目する考えを示している。
この動きは、14日に発表されたSoneiumのメインネットローンチに続くものだ。テストネット「Soneium Minato」では、すでに1,400万以上のユニークアドレスと4,700万件の取引が記録されており、メインネット開始前から高い可能性を示している。
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Startale、ASTRの取り組み
Startale Groupは、Sony Groupとの合弁会社「Sony Block Solutions Labs」を通じてSoneiumの開発に携わる。また、博報堂との合弁会社である博報堂KEY3を通してWeb3の大衆化を加速させていく方針だ。
同社は暗号資産(仮想通貨)アスター(ASTR)を活用してweb3のマスアダプションを推進する「Astar」、さらにWeb3開発者向けインフラ「Startale Cloud Services」では99.99%のアップタイムを誇るRPCノードサービスを展開しており、「Startale Ventures」を通じて「Web3 for Billions」の実現に向けた多角的な取り組みを展開している。
同社が展開するAstar Collectiveでは、ASTRの相互運用性を活用し、Astar NetworkとともにSoneiumをエコシステムの中核レイヤーとして位置づける。OP Superchainとの接続により、より広いイーサリアムエコシステムでのASTR利用も可能となった。
2025年には、これらの取り組みを通じてSoneiumとAstarを中心としたエコシステムの拡大を加速させる方針。具体的な投資基準や支援プログラムの詳細については今後順次発表される予定だ。
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