はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン(BTC)は嵐の前の静けさか、採掘のハッシュレートは高水準をキープ|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン(BTC)市況
上値の重い展開が続く仮想通貨ビットコイン(BTC)は、12時時点でやや下落。上下ともに決定打に欠ける展開が続く。ハッシュレートは秒間7000万TH/sの高水準を維持している。

ビットコイン(BTC)市況

ビットコイン(BTC)は、11:30時点で前日比1%安の108万円台(BitMEX10300ドル)で推移している。

27日の東京株式市場は、米中対立への懸念後退を背景に反発を見せ、前場時点で前日比220円高に。米トランプ大統領が通商交渉再開の姿勢を見せたことで緊張感が和らいだ。なお、日米貿易交渉は大筋合意と伝えられた。自動車関税撤廃に関しては譲歩したとされ、盛り込まれていない。

なお、世界最大手の仮想通貨取引所バイナンスは、約2週間後の9月12日より、米国ユーザーへのサービスを停止する。

利用規約を遵守しないユーザーに対して、本家Binance.comにて取引および入金が利用できなくなる一方で、9月12日以降もウォレットに保管されている資金へのアクセス・出金は利用可能だ。

今年6月、米BittrexやPoloniexが米国ユーザーを対象にした取引停止銘柄を立て続けに定めた動きからも、SEC(米国証券取引委員会)の有価証券問題絡みの思惑もあるものとみられる。バイナンスは、米規制に遵守した「Binance US」設立のため、サンフランシスコを本拠地とした登録送金業者「BAM」と提携している。

市場には、有価証券問題に関する一連の流れが直近数ヶ月の”アルトドレイン現象”を加速させ、ビットコイン(BTC)ドミナンスのさらなる上昇を引き起こしていたとの見方もあり、仮想通貨トークンBNB価格への影響を含め、事の成り行きが注目される。

テクニカル分析

ビットコイン(BTC)は、昨日の急騰局面からやや反落後、横ばいで推移している。レンジ内の上下が続いているが、三角保ち合いは煮詰まってきており、遅くとも9月中旬頃までには決着がつくものと思われる。

現在の市況では10,000ドル付近まで落ちた際に買いが厚くなる状態が続いているが、下値トライでペナント下限を明確に割り込んだ場合、次の下降チャネルが意識されることになりそうだ。買い方のレッドラインである9,000ドル付近の水平線(赤丸地点)で反発できなければ、売りが強まるおそれがあり、その場合は8,000ドル近くまでの下落も視野に入れる必要がある。

20日には、ビットコイン(BTC)ネットワークの堅牢性を示すハッシュレートが、秒間8250万テラハッシュ(TH/s)の過去最高値を更新するなど、大口マイナーは中・長期での強気目線を崩していないことを示唆している。

翌21日には、中国四川省で一部マイニングファームの倒壊など洪水被害が発生したことが報じられ、世界的な仮想通貨採掘地域なだけにハッシュレートへの影響も懸念されたが、26日時点でも秒間7000万テラハッシュ(TH/s)を維持しており、大きな影響は確認されていない。

ハッシュレートの増加は、ビットコインネットワークのセキュリティ向上を示すもので、現在のマイニングプール分布から、各プールの分散化で、ネットワークにおける耐改ざん性の強化にも繋がっている。

ビットコイン(BTC)のハッシュレート続伸の背景「マイナーの収益性と今後の注目点」については、以下の記事で詳しく解説している。

ビットコイン(BTC)のハッシュレート続伸の背景 マイナーの収益性と今後の注目点
ビットコインのマイニングハッシュレートが過去最高値を再び更新。ハッシュレート値は80ET/sと大台に達した。続伸する背景と、今後の注目点をまとめた。

CoinPostの関連記事

ビットコイン投資に役立つ「移動平均線」解説|初歩から学ぶテクニカル分析
株式や仮想通貨ビットコインのテクニカル分析でよく使われる「移動平均線」を軸に、ゴールデンクロス、デッドクロス、パーフェクトオーダーといった相場のシグナルについて、投資初心者向けに図解する。
仮想通貨市場に影響を及ぼす「重要ファンダ」一覧表|ビットコイン、リップルなど【3/7更新】
ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など、仮想通貨市場に影響を与え得る重要ファンダ一覧はこちら。あらかじめイベントをチェックしておくことで、トレードの投資判断に役立てることができる。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/10 水曜日
11:05
「ビットコイン・アフターダークETF」申請 夜間取引時間の高パフォーマンスに着目
ニコラス・ウェルスが米国夜間取引時間のみ仮想通貨ビットコインを保有する新たなETFを申請した。夜間の高リターン傾向に注目したものだ。ヘッジ型ETFも同時申請した。
09:50
プライバシー重視のステーブルコイン「USDCx」、Aleoのテストネットでローンチ
仮想通貨のステーブルコインUSDCを発行するサークルは、プライバシー機能を持つL1ブロックチェーンAleoのテストネットでUSDCxがローンチされたことを発表。ユースケースなどを説明した。
09:48
仮想通貨市場は政策待ち姿勢 ビットコインとイーサリアムに資金集中=Wintermute分析
Wintermuteの最新市場分析によると、仮想通貨市場は米FRBや日銀の政策決定を前に様子見姿勢を強めている。資金はビットコインとイーサリアムに集中し、レバレッジ水平は低位。先週金曜の急落後も市場は底堅さを保ち、質への選別が進む。レンジ相場継続の見通し。
09:05
プライバシー重視ブロックチェーン「Octra」、30億円規模のICO実施へ
完全準同型暗号技術を採用する仮想通貨プロジェクト「Octra」が2000万ドル規模のトークンセールを実施する。これまでも分散化重視で資金調達を行ってきた。
08:40
コインチェック、NACの新規取扱いを検討 NOT A HOTELとRWA領域で協業強化へ
コインチェックがNOT A HOTEL DAOの暗号資産NACの取扱い検討とRWA領域の協業強化を発表。NACの活用や共同サービスの開発方針について解説します。
08:20
「仮想通貨市場は次の10年間で最大20倍成長する可能性」Bitwise幹部
Bitwiseの最高投資責任者は、仮想通貨市場は次の10年間で10倍から20倍まで容易に成長する可能性があるとの見方を示した。ビットコインなどを例に挙げ、根拠を説明している。
12/09 火曜日
17:40
リミックスポイント、エネルギー事業の中期経営計画を発表 3年で営業利益3.7倍目指す
リミックスポイントが2027-2029年度の中期経営計画を発表。エネルギー・蓄電事業で売上高692億円、営業利益91億円を目指す。日本蓄電池と提携し系統用蓄電所7カ所を共同運営。同社は242億円超の仮想通貨も保有し、多角的な事業展開を推進。
15:52
補正予算の国会質疑で仮想通貨税制が議題に 国民民主党が質問、高市首相は「与党税調で検討中」と答弁
補正予算の国会質疑で暗号資産(仮想通貨)税制が議題に。国民民主党は雑所得として最高税率55%が適用される現行制度を見直し、分離課税化を要求。高市首相は税制改正大綱に基づき与党税調で検討を進めていると答弁した。
13:35
米XRP現物ETF、全期間で純流入を記録 約1459億円に到達
米XRP現物ETFが上場以来全期間で純流入を記録し、約1,459億円に到達。仮想通貨ETF史上2番目の速さで8億ドルを突破し、機関投資家の継続的な買いが続いている
13:20
カナダ税務当局、仮想通貨利用者の4割が未申告と推定
カナダ歳入庁が過去3年間で仮想通貨関連監査により1億カナダドル以上を徴収したが、2020年以降刑事告発は行われていない。同庁は仮想通貨プラットフォーム利用者の40%が未申告または高リスクだと推定している。
12:50
『ガス先物市場』、ヴィタリックがイーサリアム手数料を安定させるアイデアを披露
仮想通貨イーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏がガス代先物市場を提案した。将来の手数料をヘッジ可能にする構想であり、コミュニティ内で議論が活発化している。
12:00
XRPの買い方|おすすめ取引所と購入手順を図解【初心者向け】
暗号資産(仮想通貨)XRPの特徴から買い方、将来性、リップル社の最新動向や取引所の選び方も紹介します。ドナルド・トランプ次期米大統領の思惑やSECゲンスラー委員長交代による規制環境の変化、価格への影響を分析。
11:45
米大手銀行CEO、上院議員と仮想通貨市場構造法案を協議予定 ステーブルコインの利息付与に反対表明へ=報道
バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、ウェルズ・ファーゴのCEOが9日、上院議員と会談し仮想通貨市場法案を協議する。銀行側はステーブルコインへの利息付与に反対し、仮想通貨分野での競争能力確保を求める姿勢だ。
11:23
テザーのUSDT、アブダビで「法定通貨参照トークン」認定範囲が拡大 9チェーン追加
テザーのUSDT、アブダビで法定通貨参照トークンの認定範囲を拡大。新たに9つのブロックチェーンで規制業務が可能に。USDC、USD1、RLUSDも承認済み。UAEがステーブルコイン規制拠点として台頭。
10:43
スイ(SUI)の買い方|元Meta開発者が手掛ける仮想通貨の将来性、おすすめ取引所
仮想通貨(暗号資産)スイ(SUI)の特徴や将来性、国内取引所での購入方法を初心者向けに詳しく解説します。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧