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米国防長官、ビットコインの安保活用を認める 機密扱いの取り組みも進行中と証言

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 「イエス、そしてイエス」と即答
  • インド太平洋軍、ビットコインネットワーク上でノードを運用中も判明

「ビットコインと仮想通貨は以前から支持してきた」と述べ

米連邦議会下院軍事委員会は4月30日、ピート・ヘグセス(Pete Hegseth)国防長官を招いた公聴会を開催した。テキサス州選出のランス・グーデン(Lance Gooden)下院議員の質問に対し、ヘグセス長官はビットコイン(BTC)が米国の「パワープロジェクション(戦力投射)」における戦略的資産であるとの認識を明示し、国防総省内で関連する機密プログラムが進行中であることを明らかにした。

関連記事:米軍がビットコインのノードを運営、監視・防衛目的で活用

米インド太平洋軍司令官パパロ提督が米軍が仮想通貨ビットコインのノード運営を行っていると公表した。監視・セキュリティ目的で活用し、国家安全保障上の意義を認めている。

グーデン議員は、イランがホルムズ海峡の通過料としてビットコインを要求した事例、北朝鮮のサイバー部隊によるランサムウェア攻撃での活用、そして中国が戦略的備蓄としてビットコインを保有しているとされる情報を列挙したうえで、米国としての戦略的優位性確保と中国のデジタル権威主義への対抗策を問いただした。

ヘグセス長官はこれに対し「イエス、そしてイエス」と即答し、「ビットコインおよび仮想通貨の可能性については以前から支持してきた」と述べた。また、活用・無力化の両面での取り組みが機密として進行中であり、「さまざまな局面で多くの優位性をもたらしている」と説明した。

今回の証言は、先週の同委員会公聴会での開示を受けたものだ。インド太平洋軍(INDOPACOM)司令官のサミュエル・パパロ(Samuel Paparo)海軍大将は同公聴会でグーデン議員の質問に答え、INDOPACOMが現在ビットコインネットワーク上でノードを運用していることを認めた。

パパロ大将によると、マイニングは行っておらず、ネットワークの監視とビットコインプロトコルを用いたセキュリティ実証実験が目的だという。

グーデン議員自身も仮想通貨の活用拡大を積極的に推進してきた議員の一人だ。連邦政府ビル内への仮想通貨ATM設置を一般調達局(GSA)に促す書簡を送付したほか、2027年度国防権限法(NDAA)を「仮想通貨に積極的な」内容にすべく立案を進めていると明かした。

関連記事:4月のビットコイン上昇は投機が牽引、現物需要縮小で下落リスク=クリプトクアント週次分析

クリプトクアントのビットコイン市場週間レポートによると、4月のBTC上昇は先物主導で現物需要は縮小していた。これは2022年の弱気相場に先行していたパターンである。

トランプ政権はすでに戦略的ビットコイン準備金の検討を表明しており、今回の証言はその政策的方向性とも一致する。

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