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ポリマーケット、チェイナリシスと提携 インサイダー取引など検知強化へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • オンチェーン取引をリアルタイム監視、インサイダー取引を検知
  • 予測市場の信頼性向上へ新基準を設定

オンチェーン市場監視システムを導入

予測市場プラットフォームであるポリマーケット(Polymarket)は4月30日、ブロックチェーンデータ企業チェイナリシス(Chainalysis)を選定し、取引監視およびマーケット・インテグリティ・ルールの執行を目的とした初のオンチェーン型ソリューションを導入すると発表した。

今回の契約はチェイナリシスの調査ツール、セキュリティ製品、データ分析、プロフェッショナルサービスにわたり、予測市場の取引行動に特化した異常検知モデルの構築も含まれる。中核となる検知モデルはチェイナリシス・データ・ソリューションズ(Chainalysis Data Solutions)上に構築され、インサイダー情報に基づく取引パターンの検出を目的としている。

関連記事:予測市場ポリマーケット、日本を利用制限対象に 金融庁は慎重姿勢

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契約範囲には、法執行機関や規制当局への対応に使用するブロックチェーン検証済み証跡の生成ツール、オンチェーン脅威防止機能、そして新たな検知手法の開発や複雑な調査を支援するプロフェッショナルサービスが含まれる。また、ポリマーケットの内部チームへのトレーニング提供やコンプライアンス対応支援も実施される。

今回の動きには直接的な背景がある。米司法省は最近、現役陸軍兵士のギャノン・ケン・ヴァン・ダイク(Gannon Ken Van Dyke)を、ニコラス・マドゥロ(Nicolás Maduro)に関する軍事作戦に関わる機密情報を利用してポリマーケットで取引したとして起訴した。

関連記事:ポリマーケットで米・イラン停戦賭けの不審取引、4ウォレットが約1億円の利益=Lookonchain

オンチェーン分析のLookonchainが、ポリマーケットにおける米・イラン停戦への不審な賭けを報告。4つの新規ウォレットが極めて低いオッズで計約66万3,000ドルの利益を得た。

同人物は総額約3万3,000ドルの13件のベットで、約40万9,881ドルの利益を得たとされており、分散型予測プラットフォームにおけるインサイダー取引をめぐる初の刑事訴追事例とされる。

ポリマーケットは2024年の米大統領選挙を機に広く認知され、2026年に入ってからは週次取引高が10億ドル前後で推移するなど急成長を続けている。同社は約150億ドルの評価額で4億ドルの追加調達を検討しているとも報じられている。

同社は2022年に米商品先物取引委員会(CFTC)と和解した経緯もあり、今回の監視体制強化は規制当局や機関投資家に向けたコンプライアンス姿勢の明示という側面も持つ。

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