はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

2018年にG7中央銀行で仮想通貨購入開始か?

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

G7中央銀行は外貨準備高を強化するために仮想通貨の購入を開始する可能性
中央銀行が仮想通貨を利用する利点としては国際貿易の促し、金融政策ツール、リスク軽減などが挙げられます。

G7とは?

先進 7 か国(アメリカ・イギリス・ドイツ・フランス・日本・カナダ・イタリア)を指す

G7中央銀行は毎日、為替、有価証券、特別引出権(SDR:国際準備資産)、金などの売買を密かに行っています。

中央銀行トレーダーは、執行委員による特定資産割当を目安にした投資政策を遵守しています。

通常、各国の外貨準備金トレードの目的は流動性、セキュリティ、そして投資リターンになります。

現在、G7唯一の懸念は資産クラスとしての”仮想通貨のポテンシャル”ではなく、仮想通貨に対しての“適した規制”です。

なぜならビットコイン、イーサリアム、Zcashは現在、中央銀行にとって適格のトレード手段ではないからです。

しかし2018年は違うでしょう。G7中央銀行は外貨準備高を強化するために仮想通貨の購入を開始する可能性があります

背景

中央銀行の主な役割は、国民国家連合の金外貨準備高の管理です。

連邦準備高は、国民国家の外貨負債利子払いを可能にし、金融政策・為替制度の信頼を保つために必須な存在です。

全体として、金や外貨埋蔵が生む経済安定は外部ショックから国民を守ってきました

金の高流動性、為替特質、多様性は経済混乱のリスクを軽減するため、保有されます。

外貨はとても流動的で、多様化利点(中央銀行独自の通貨に比べて)があります。

主に外貨は、投資や国内流動性マネジメントのために短期金融市場で外貨スワップされ、スポット市場内の購入によって蓄積されます。

相互連結性

G7の各国は政治経済貿易協定によって結ばれています。

G7参加国は外貨準備高と呼ばれる、相互国通貨の巨大な準備金があります。

これらの国の殆どは莫大な金準備高もありますが、カナダは近日全てのの金を現金化したため例外です。

通常G7中央銀行は、国債、政府公社債および外貨融資などの外貨で表示される有価証券特別引出権(SDR)を保有します。

SDRとは、G7参加国の準備金を担う目的で国際通貨基金(IMF)によって作られた国際準備資産です。

SDRの価値は米国ドル、ユーロ、人民幣(RMB)、日本円、イギリスポンドを基盤にしています。

昨年10月まではRMBだけがSDRの基盤通貨となっていました。

SDRは依然とG7通貨に大きく影響されます。

一言で言えば、G7参加国はSDRまたは直接的にお互いの通貨を保有しています。

なぜ2018年なのか?

G7中央銀行の転機は、ビットコイン時価総額が各国のSDR総額(約2,910億ドル-32.7兆円)を超すときでしょう

もう一つの転機は、G7参加国の通貨価値が仮想通貨に比べて減じるときでしょう。

SDRとG7参加国の通貨は外貨準備高調整を仕向けられ、ゆくゆくは仮想通貨を採用するでしょう。

IMF専務理事、クリスティーヌ・ラガルド氏はすでに中央銀行に仮想通貨の警告をし、大混乱を招きました。

外貨準備高は各国通貨を保護しています。

不換紙幣は紙幣や硬貨のような本来価値を持たない物です。

もしものときは、通貨は参加国が共有する通貨案によって保障されます。

日本のような中央銀行が米国の外貨準備高を購入した際、米国ドルの価値観は自動的に日本の方々に共有されます。

2018年、G7銀行はビットコインなどの仮想通貨の時価総額が巨大な国際通貨になる事を目の当たりにするでしょう。

これが起きたとき、中央銀行の投資の一部として仮想通貨を所有することが当たり前になります。

仮想通貨はまたデジタルゴールドとしての新しい条件を満たします。

さらに、外貨準備高は国際貿易を扇動します。

取引相手国の通貨で準備金を保持することによって、貿易がシンプルになります。

このように2018年、仮想通貨投資のハイリターンはG7の“保有”戦略を促すため、ビットコインのような仮想通貨は国際貿易で利用されるでしょう。

また外貨準備高は金融政策ツールとしても利用されます。

中央銀行は為替レートを制御するために、為替購買するオプションを実行する可能性があります。

2018年、中央銀行は仮想通貨を利用した世界経済政策は達成できないと気づくでしょう。

外貨準備高はさらに独自の経済に対しての投資リスク軽減として利用されます。

経済を輸出に頼っている国々は、輸出品価値や為替下落のリスク軽減として外貨を使う可能性があります。

G7中央銀行は経済パフォーマンスのリスク軽減として仮想通貨を採用するでしょう。

どのようにして起こるか

仮想通貨の盛り上がりに対して、不換紙幣のシステム的な弱みが顕著になり、政治家、代表取締役、議長を含む央銀行執行委員は緊急会談をし、準備金マネジメントの投資政策からそれる利点を検討します。

そしてビットコインなどの仮想通貨は適任の証券通貨として受け入れられ、中央銀行の仮想通貨購入が始まります。

G7の殆どは外部の仮想通貨専門家を招き研究しますが、その情報が人々に共有されるかはわかりません。

過去の様に、これは密かに行われます。言葉の通りG7の『古い習慣はなかなか改まらない』ようです。

2018:The Year Central Banks Begin Buying Cryptocurrency

CoinDesk Eugéne Etsebeth/ Dec 17, 2017

参考記事はこちらから
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/12 火曜日
20:03
米ウォーレン議員、仮想通貨規制強化を求めトランプ政権の影響に懸念
米民主党のエリザベス・ウォーレン上院議員は米国には強力な仮想通貨規制が必要であると主張し、共和党主導の規制は業界への便宜供与であるだけでなく、トランプ大統領の腐敗を助長すると警告した。
17:54
ビットフライヤー、イーサリアムのステーキングサービスを開始
仮想通貨取引所ビットフライヤーがイーサリアム(ETH)ステーキングサービスを開始。年利2.03%で毎週報酬付与、資産ロック不要でいつでも売却・送付可能となっている。
17:00
「Web3決済の社会実装へ」UPCXのCEOが語る実用化戦略|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のタイトルスポンサーとしてブース出展を決めた、UPCX中野誠CEOの独占インタビュー。2016年からブロックチェーン開発に従事し、日本の暗号資産取引所への上場を実現。WebX 2025での展示内容や決済分野でのWeb3実装について聞く。
15:05
CEAが240億円相当のBNB購入 IPトークンの仮想通貨トレジャリー企業も登場
CEAが仮想通貨BNBトークンを240億円相当購入し、BNB財務戦略を進めている。一方、ヘリテージはストーリープロトコルのIPトークンを120億円相当購入する計画だ。
13:02
メタプラネット、約90億円でビットコインを追加購入
株式会社メタプラネットは2025年8月12日、仮想通貨ビットコインのトレジャリー事業の一環として518BTCを追加購入。保有量は18,113BTCに達し、戦略的な財務運用が続いています。
11:00
ビットマインのイーサリアム保有量7000億円突破 「5%の錬金術」戦略進める
ビットマインの仮想通貨イーサリアム保有量が7,350億円相当を突破。100万ETH超を保有する初のトレジャリー企業になった。シャープリンクも新たに資金調達しETH蓄積を進める。
09:51
ジェフ・ベゾス氏のブルーオリジン、仮想通貨決済を導入
Shift4は、ジェフ・ベゾス氏の米宇宙開発会社ブルーオリジンのニューシェパードへの搭乗に仮想通貨決済を導入したことを発表。ビットコインやイーサリアムなど対応銘柄の例も挙げた。
08:57
トランプ一族関連のWLFIトークンの財務戦略、仮想通貨企業ALT5が開始へ
トランプ一族関連のWLFIトークンの財務戦略を開始することを仮想通貨フィンテック企業ALT5が発表。資金調達を行い、総供給量の約7.5%を保有する計画だと述べている。
08:52
ビットコイン最高値圏から反落、米CPI発表を前に警戒感強まる|仮想NISHI
アナリスト仮想NISHIのビットコイン最新相場分析。過去最高値から反落の背景と今後の展望。米CPI発表前の市場心理、イーサリアムとの連動性、オプション市場動向を専門アナリストが解説した。
08/11 月曜日
19:45
エルサルバドル、新法可決でビットコイン投資銀行実現へ
エルサルバドルが投資銀行法を可決し、機関投資家向けビットコイン投資サービスが解禁となる。投資銀行の設立条件は、最低資本金5000万ドルで、25万ドル以上の資産保有者がサービスの対象となる。
18:45
トランプ政権、仮想通貨評議会高官が退任 民間復帰へ
米ホワイトハウス仮想通貨評議会のボー・ハインズ事務局長が退任し民間復帰する予定だ。同氏はトランプ政権の仮想通貨政策報告書作成をデビッド・サックス氏と共に主導していた。
09:30
アーサー・ヘイズ、先週売却のイーサリアム買い戻し 予想外の相場上昇で方針転換か
仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏は先週売却したイーサリアムなどの銘柄を買い戻した。短期下落予想が外れ、ETHは4,200ドルを突破して7日間で約20%上昇している。
08/10 日曜日
12:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、リップル裁判終結やイーサリアム関連の投資根拠分析など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン1730万円台回復、利下げ期待で反発も来週CPI警戒|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコイン相場はFRB人事のハト派傾斜や利下げ期待で1730万円まで回復。雇用統計下振れによる景気後退懸念から一時1660万円まで下落したが、トランプ政権の仮想通貨政策やETF資金流入回復で持ち直し。来週のCPI発表がカギ。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|米401k仮想通貨投資解禁の大統領令に高い関心
今週は、アーサー・ヘイズ氏と金持ち父さん著者ロバート・キヨサキ氏によるビットコイン下落可能性の指摘、トランプ大統領による米401k仮想通貨投資解禁の大統領令への署名に関するニュースが最も関心を集めた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧