はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン(BTC)の暴落要因を探る、Bakkt先物取引高は増加傾向に|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン(BTC)市況
一夜明けて8000ドル付近まで暴落したビットコイン(BTC)の下落要因を探る。仮想通貨市場は、さらなる大幅下落となるか、買い場を探る展開になるかで見解が割れている。

ビットコイン(BTC)市況

仮想通貨ビットコイン(BTC)は日本時間3時30分頃、約3ヶ月間に渡って形成されたディセンディングトライアングルを底抜けたことで、ストップロスを巻き込み急落。 約1時間で14万円近い下落幅を伴い、8100ドル(86万円)台まで値を下げた。(下図:BitMEX)

仮想通貨市場が中期の閑散相場に移行し出来高が細る中、株式市場では地合い回復に伴い、若年層を中心とした個人投資家の多い新興市場及びゲームセクターの物色が再燃したことで、オーバーラップ分の一部資金が移動していたとの見方もある。

基軸通貨であるBTCに引きずられ、イーサリアム(ETH)リップル(XRP)などのアルトコインも全面安となっている。

1D200MA付近下げ止まったBTCは、短期的に売られすぎ水準であったこととで、11時時点ではリバウンドの様相を呈している。(下図:bitFlyer)

直近の弱いプライアクションなど相場分析については、有名トレーダーの一人でCoinPost所属ライターである「タキオン」氏が考察しているので、ぜひ参考にして頂きたい。

関連:一時9500ドル台まで下落したビットコイン相場の行方とアルト市場を独自考察|仮想通貨市況(タキオン)

ハッシュレート急落

ビットコインネットワークのハッシュレートが24日、突如急落したことも市場の警戒感を高めるなど、下落要因に挙げられる。

ハッシュレートデータを掲載するBlockchain.comのデータによれば、一時1億TH/sの大台を超え、21日に9800万TH/sあったBTCハッシュレートは23日の更新データで6738万TH/sまで大幅下落を記録した。

明確な要因については定かではないが、これまでの経緯などを含め、CoinPostで独自分析している。

関連:仮想通貨ビットコインの採掘ハッシュレート40%もの急落要因を探る、過去2年間で最大幅

なお、異常値観測のBTCハッシュレートは、急落水準の6000万TH/s台から復調し、急落前水準である1億TH/sの大台まで回復したことが確認されている。急落の背景は不明なままで、真相解明には至っていない。

ブロックチェーンリサーチャー「BUIDL, Ltd」のカナゴールド氏は、以下のような見解を示している。

Bakkt先物の影響

海外の経済アナリストAlex Kruger氏は、Bakktが提供開始した「ビットコイン先物」の初日の出来高が期待外れだったことが、ネガティブに捉えられた可能性があると指摘。Bakktの出来高の低さについて、「金融市場では、9割の先物は現金決済である。投資家は現物を求めていない。」などと言及したほか、Bakktの(初日の)出来高に期待を裏切られたとして、ロスカットを意味するスラングである「REKT」のオマージュで「Bakkted」とコメントしていた。

一方、BitBull CapitalのJoe DiPasquale CEOは、ビットコイン(BTC)のハッシュレート急落などを要因に挙げて一時的なものだとし、「本領発揮はこれからだ。ローンチ直後の取引高だけで市場を断じるには時期尚早であり、強固なファンダ面を加味すると、今後数日で1BTC=10,000ドルを回復するのではないか。」との声もある。

Bakktの出来高が増加傾向

Bakktのビットコイン先物月間契約は、ローンチ3日目となる25日の日本時間11時点で215BTCに達するなど、初日の72BTC、2日目の166BTCと比べ増加傾向にある。本日未明のBTC暴落も、出来高増加要因となっているようだ。

出典:ICE FUTURES U.S.

人気アナリストの分析

なお、海外の人気アナリストJosh Rager氏は、暴落後の相場観について以下のように予想している。

8,800ドルまで回復する出来ず、上値が重ければ、サポートの再チェックで7,900〜8,000ドルの下値支持線まで落ちる可能性は高まるのではないか。一度反発したことで意識されやすい。

日足サポートラインは、6900〜7200ドルだ。6,180〜6,500ドルで待ち構えている大口は多いだろう。

CoinPostの関連記事

ビットコイン急落 1時間で14万円幅 海外取引所で7万BTCのロスカット連鎖
仮想通貨ビットコイン市場が急落、3時30分に日本円で100万円を割ると、約1時間で14万円近い(1400ドル)下落幅を伴う市場下落を記録した。
仮想通貨市場に影響を及ぼす「重要ファンダ」一覧表|ビットコイン、リップルなど【3/7更新】
ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など、仮想通貨市場に影響を与え得る重要ファンダ一覧はこちら。あらかじめイベントをチェックしておくことで、トレードの投資判断に役立てることができる。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/24 月曜日
17:50
ブラックロック、ビットコイン投資の本質は「デジタルゴールド」 機関投資家が重視する“真の価値”とは?
世界最大の資産運用会社ブラックロックのデジタル資産部門責任者が、機関投資家がビットコインに投資する理由を解説した。「デジタルゴールド」としての価値保存機能が重視される一方、決済手段としての利用は依然投機的との見方を示した。
11:47
ソラナのインフレ率を下げる改善提案 今後6年で2,230万SOLの発行量削減見込む
仮想通貨ソラナのコミュニティがインフレ減少率を引き上げる改善提案を公開した。目標インフレ率への到達が6年から3年に短縮する見込みだ。
10:25
「仮想通貨市場の弱体化、背景にマーケットメーカーの機能不全」トム・リーが指摘
ビットマイン会長が仮想通貨市場の下落が続いている要因を分析した。10月10日の清算イベントがマーケットメーカーを機能不全にしていると見解を示している。
11/23 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ヴィタリック紹介のイーサリアム新ツールやXRPのステーキング導入案など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン売られ過ぎでも反転せず、12月FOMCの据え置きが現実味を増す|bitbankアナリスト寄稿
今週のBTC対円相場は1400万円割れまで下落。ヌビディア好決算後も1400万円割れが続き、米雇用統計の強弱まちまちな内容が見通し悪化を助長。12月FOMCでの金利据え置き観測が強まる。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|金融庁の暗号資産規制方針に高い関心
今週は、金融庁の仮想通貨規制方針、ビットコイン採掘割合の95%到達、ビットコインとイーサリアムの市況分析に関する記事が関心を集めた。
11/22 土曜日
13:45
ANAPホールディングス、企業向けビットコイン戦略支援「ビットコイン道場」を開始
ANAPホールディングスが企業のビットコイン活用を支援する継続型プログラム「ANAPビットコイン道場」の提供を開始した。会計や税務などの実務を専門家が包括的にサポートし、参加企業がコミュニティ形式で課題解決に取り組む仕組みを提供する。
13:02
コンヴァノがビットコイン戦略から本業回帰、AI・ヘルスケア事業に注力へ
コンヴァノが仮想通貨ビットコインを最大約2万BTC取得する計画を取り下げ、成長中の事業へ軸足を移す。業績予想を上方修正しており本業成長を重視する戦略転換となる。
10:55
米当局がビットメイン製品を国家安全保障リスクで調査、トランプ関連企業も1万6000台使用
米国土安全保障省が中国メーカーのビットメインを調査し、機器がスパイ活動や電力網破壊に使用される可能性を指摘。トランプ大統領の息子たちの会社アメリカン・ビットコインも1万6000台を購入した。
10:05
コインベース、ソラナのミームコイン取引所「ベクター」を買収
コインベースがソラナ基盤SocialFiプラットフォーム「ベクター・ファン」を買収すると発表した。年内に取引完了予定で、ソラナエコシステムへの参入を拡大し、すべてを取引できる取引所の構築を目指す。
09:35
ベセント米財務長官、ビットコインバーにサプライズ訪問 仮想通貨業界への影響は
スコット・ベセント米財務長官がビットコインバー「Pubkey DC」を訪問し、仮想通貨コミュニティで話題になっている。業界関係者の反応と今後の影響を解説する。
08:25
NYSEがグレースケールのXRPとドージコインETF承認、25日上場予定
NYSEがグレースケールのドージコインとXRP ETFの上場を承認し、11月25日に取引を開始する。今週はビットワイズのXRP ETFやフィデリティのソラナETFも上場し、アルトコインETF市場が急拡大している。
07:45
「仮想通貨財務企業などの上場後の事業の大幅変更について対応を考える必要」JPXのCEO
日本取引所グループの山道CEOは、ビットコインなどを保有する仮想通貨財務企業への規制強化は現時点では検討していないと説明。一方で、事業の大幅変更については対応を考える必要があるとも述べている。
07:05
個人マイナーがビットコイン採掘に成功、1億8000万分の1の確率を克服
極めて小規模な個人マイナーがわずか6TH/sのパワーでビットコインブロックの採掘に成功し、約26万5000ドル相当を獲得した。確率は1億8000万分の1で、近年最も幸運なソロ採掘となった。
06:25
トム・リー率いるビットマイン、初の配当実施もイーサリアム保有の含み損は6250億円超 
イーサリアム最大の企業保有者ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズが11月21日、2025年8月期通期で純利益3億2816万ドルを計上し、大手仮想通貨企業として初めて配当を実施すると発表した。しかしイーサリアム価格下落で含み損は40億ドル超に達している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧