- 「mijin v.2」のカタパルト(Catapult)が5月にリリース予定
- ネムブロックチェーンなどのオープンソースのものに導入される時期については、明確にはなっていませんが、プロジェクトの進展が明らかになったことでユーザーからの期待感が増しています。
カタパルト(Catapult)が5月ついにリリースか
テックビューロ社のブロックチェーン製品、「mijin」のv.2である、「Catapult(カタパルト)」がついに5月リリース予定と発表されました。
具体的な予定としては以下の3段階に分けられ、3段階目で正式に販売開始されるとのことです。
日付 | 内容 |
---|---|
2018年3月26日 | mijin v.2 Catapult ディベロッパー・プレビュー・サービスとSDKリリース |
2018年4月 | mijin v.2 Catapult コアエンジン 評価版リリース |
2018年5月 | mijin v.2 Catapult のリリース、オープンソースとエンタープライズ・ライセンスのデュアルライセンス提供開始 |
カタパルト(Catapult)がネムブロックチェーンに導入予定?
mijin v.2であるカタパルト(Catapult)は、驚異的な処理速度を誇っていると言われています。
具体的には、Segwit導入後のビットコインが秒間約14取引である中、秒間3000~4000取引の処理性能を備えているとされています。
クレジットカードの中で世界一の処理能力をもつVISAは、秒間4000~6000取引と言われており、比較出来る水準にまで達しています。
昨年11月の発表では、2018年以降にネム(NEM)のブロックチェーンに実装予定とされていました。
ただし、テックビューロ株式会社代表取締役であり、NEM.io財団の理事でもある朝山貴生氏(以下、朝山氏)は、2018年2月1日のNEM.io財団の記者会見で、以下の様に述べています。
今年mijinが公開されますが、NEMなどの非中央集権化されたオープンソースのものに導入されるのはまだ先になるでしょう。
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mijinとは
mijinとは、大手仮想通貨取引所Zaifの運営元であるテックビューロ社が提供する、プライペードブロックチェーン製品です。
ネムのコア開発者がテックビューロ社で開発したもので、「NEMプロトコル」を採用しており、銀行口座、電子マネー、認証システム、登記システムなど様々な用途に使用可能です。
ビットコインなどのパブリックブロックチェーンとは違い、指定したノードだけが参加可能となります。
既存の様々なデータベースと入れ替えることで、高価なハードや環境を整えることなく、ブロックチェーンの特徴である改ざん不可の特性を得ることが出来ます。
これによりコストが大幅に削減される他、用意されたJSON APIからJavaScriptを使って全ての機能が利用可能であるため、知識を取得するコストも必要ありません。
また、独自トークンの発行により、仮想通貨だけではなく、ポイントや商品券、電子マネー、チケット等としてアプリやサービス内での利用が可能です。