- 仮想通貨の取引高は1月に大幅減速
- 仮想通貨・ブロックチェーンの調査企業Diar社は新たにレポートを公開し、1月期における主要仮想通貨取引所におけるビットコインを始めとした全体取引高は、2017年以来の最低水準を記録している事が判明した。
仮想通貨の取引高は1月に減速
仮想通貨・ブロックチェーンの調査企業Diar社は新たにレポートを公開し、1月における仮想通貨取引所の取引高は、2017年以来の最低水準を記録していることを指摘している。
同レポートによると、世界取引高No.1を誇る取引所BinanceのBTC/USDT取引高において昨年の12月比で、40%以上減少しており、Binanceが2017年の開設以来、最も低い取引量が見られた1ヶ月となった。
Binanceの2018年1月から2019年1月における取引高の推移
また、米国の主要取引所CoinbaseとGeminiは、11月中旬より始まったビットコインキャッシュの分裂騒動による相場の継続的低迷を受け、いずれもBTCの取引高は5月以来の最低水準を更新した。
Coinbaseの2018年1月から2019年1月における取引高の推移
Geminiの2018年1月から2019年1月における取引高の推移
さらに、Binanceは昨年の9月から10月において、取引高の現象を記録したが、大手取引所OKExは、9月から12月まで3ヶ月連続でBTCの取引高が右型上がりをした。
しかし、2019年1月の取引高は、その3ヶ月における連続上昇のトレンドを破った。
OKExの2018年1月から2019年1月における取引高の推移
今回のレポートは前回1月14日に公開した仮想通貨取引所のデータと比較すると、2019年の1月に見られた仮想通貨の低迷は2018年より顕著になっていることがより明らかだろう。
当時のレポート では、「取引所はユーザーのポートフォリオを増やそうとしているが、2019年の現物市場は、2017年のレベルを下回るだろう」との結論づけている。またこのレポートによると、Binanceでは6月より売り圧力が強まり、BTCのドル・USDT建て市場は39%の取引高を占めており、9月から取引所全体の取引高は下がる傾向になっていた。
Binanceの2018年1月から2019年1月における取引高の推移
ビットコインを始めとした仮想通貨取引所の取引高の減少で2019年を明けたが、相場が低迷している中、今後取引の活発度がどのように推移していくか、注目する必要がある。
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