はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨「ミキシングサービス」の相次ぐ閉鎖、資金引き出しに関するリスクも

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

相次ぐ仮想通貨ミキシングサービスの閉鎖
大手ミキシングサービスBitBlenderが閉鎖、現在は利用が不可となっている。同様のサービスの閉鎖が相次いでおり、仮想通貨ビットコインなど預けたままの資産が取り出せなくなるリスクなど、利用には注意が必要だ。
ミキシングとは
複数の仮想通貨の取引データを混ぜ合わせることにより、送金元の特定を困難にする、匿名性を高める技術。脱税や資金洗浄を目的に利用されることが多い。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

大手ミキシングサービスBitBlender.ioも閉鎖

5月末に欧州当局からの摘発で強制停止を余儀なくされたBestMixer.ioに続き、大手ミキシングサービスBitBlender.io(以下 Bitcoin Blender)も閉鎖を決定した。

今月27日、BitBlenderの運営は、掲示板bitcointalk上で閉鎖を通知し、利用者に資金の引き出しを行うよう伝えていた。

最近のミキシング事例はこちらから

大手の仮想通貨匿名化サービス、欧州規制当局が強制閉鎖|ミキシングサービスの問題点を徹底解説
大手ミキシングサービスのBestmixer.ioが先日、ユーロポールにより強制閉鎖。こうした自体に至った経緯や、ミキシングサービスの問題点、利用する際の注意点を徹底解説。

閉鎖されたTORネットワーク上のウェブサイト

TORネットワークとは

TORネットワークとは、通常のブラウザのアクセスでは到達できない仕組みになっており、末尾が「.onion」となっているURLで表現される。アクセスするには専用のTORブラウザーなどを使う必要があり、TORネットワークを構成する複数のノードを経由することで、アクセス元を分からないようにするサービスとなっている。

匿名性を高めるために用いられ、検閲などに対抗するために作られたが、一方で、便利に身を隠せるツールとして犯罪に用いられることもしばしばある。

閉鎖が通知されたBitcoin Blenderであるが、そのクリアネット上のウェブサイト、つまりインターネットで通常閲覧できるサイトはサービスが紹介されており、引き続きそのままの形となっている。

出典:bitblender.io

しかし TORネットワーク上のURL「http://bitblendervrfkzr.onion/」には現アクセスできない状況となっている。後述のように、コネクションタイムアウトとなってしまう状況であり、運営側でサーバーを止め、サービスを一切利用できないようにしていることが推察される。

出典:bitblender

bitcointalk上の書き込みでは、日本時間5月29日13時頃にはアクセスできないという報告がされていた。

停止した正確な時期を確認することは困難だが、報告まで最初の通知から48時間も経っておらず、非常に短い時間で停止した。5月29日以降も、bitcointalk上では20件近い書き込みがされており、アカウントや資金の復旧がリクエストされていた。

他のミキシングサービスはどうなるか

現時点で利用できる他のサービスとしては、Bitmix(https://bitmix.biz/en)やChipMixer(https://chipmixer.com/)が稼働を続けている。しかし、稼働し続けることによって犯罪組織に悪用されうるリスクを考慮すると、これらのサービスも停止となる可能性は否定できないだろう。

また、このようなサービスを利用せずにミキシングを行う手段としてはCoinjoinがある。対応しているウォレットの代表例はWasabi Walletだ。

出典:wasabiwallet

その他、MoneroやZcash、またはDeepOnionといった匿名通貨を用いるのも、プライバシーを高めるのに有効だろう。

今回の事例から明らかになった点は、取引所やミキシングサービスに、ビットコインなどの資産を預けておくのはリスクが高いということだ。定期的に自分の資産がどこにあるか見直したり、しばらく動かさない資産は自分のウォレットに移すのがより望ましいだろう。

また、ミキシングサービス以外でプライバシーを高める方法もいくつかある。プライバシーが気になる方は上記を参考に、一度考えてみると良いだろう。

坪 和樹

Twitter:https://twitter.com/TSB_KZK

Linkedin:https://www.linkedin.com/in/tsubo/

プロフィール:AWSで働くエンジニア、アイルランド在住。MtGoxやThe DAO では被害を受けたが、ブロックチェーンのセキュリティに興味を持ち続けている。セキュリティカンファレンスでの講演、OWASP Japanの運営協力やMini Hardeningといったイベント立ち上げなど、コミュニティ活動も実績あり。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
02/04 水曜日
19:38
仮想通貨取引所運営のGMOコイン、東証上場に向けた準備を開始
GMOインターネットグループは4日、傘下の暗号資産取引所GMOコインが東証上場に向けた準備を進めていると発表した。国内ではbitbankとbitFlyerもIPO準備中で、取引所の株式公開が相次ぐ見通し。
18:00
PerpDEXが注目される理由|エアドロップ期待の注目6選とトレンドを解説
PerpDEX(永久先物DEX)の基礎知識から、Hyperliquid、Aster、Lighterなど注目の6プロトコルを徹底比較。エアドロップ情報、使い方、リスク、必要な準備(ETH・USDC)まで初心者向けに網羅的に解説。
16:12
「フサカ」アップグレード後、イーサリアムで「ダスト攻撃」が急増=分析
ブロックチェーン分析企業Coin Metricsは、イーサリアムのフサカアップグレード後、ステーブルコインのダスト攻撃が全取引の11%に達したと発表。アップグレード前の2~3倍に増加した一方、1日平均取引数は200万件を超え、真の成長も確認されている。
15:04
中国保険ブローカー、1.5万ビットコインの株式交換契約を発表
中国の保険ブローカー天瑞祥が1.5万BTC(約1650億円相当)の株式交換契約を発表。時価総額440万ドルの同社にとって巨額の取引だが、投資家の詳細は非公表。上場廃止リスクも抱える。
15:00
株式会社オプテージ、次世代カンファレンス「MoneyX 2026」のゴールドスポンサーに決定
関西電力グループの株式会社オプテージが、次世代金融カンファレンス「MoneyX 2026」のプラチナスポンサーに決定。2026年2月27日、ザ・プリンスパークタワー東京にて開催。
14:10
日本初の耐量子セキュリティ認証マーク制度が開始
日本量子コンピューティング協会が日本初の「耐量子セキュリティ認証マーク」制度を発表。量子コンピュータによる暗号解読リスクに対応する総合移行支援サービスを2月4日より提供開始。
13:45
4000億円規模のロスカット、ビットコイン急落を招いた三つの要因とは=Wintermute分析
ビットコインが8万ドルを割り込み、25.5億ドル規模の清算が発生した。マーケットメイカーのWintermuteは、AIブームへの疑念、FRB人選への警戒、貴金属暴落の3要因が重なった遅延型リスクオフが原因と分析している。
13:02
ヴィタリック、イーサリアムL2の役割に「新たな方向性が必要」と提案
仮想通貨イーサリアム共同創設者のヴィタリック氏がL2の役割見直しを提言した。メインネットのスケーリング進展を一つの背景に、L2には独自の価値提供が求められると指摘する。
11:50
モブキャストHD、ソラナ保有額が4億円に到達
モブキャストホールディングスが仮想通貨ソラナの保有額4億円到達を発表。平均取得単価23,793円で16,811SOLを保有し、ステーキング報酬は3ヶ月で200SOL超に。
11:15
クラビア、保有ビットコインを全て売却し795万円の損失計上
東証グロース上場のクラビアが保有する4.68ビットコインの全量売却を発表した。30%のロスカットルールに抵触したため、5677万円で売却し795万円の損失を計上する。今後は長期的視点で仮想通貨投資を継続する方針。
10:55
ギャラクシーデジタル、2025年4Qに750億円の損失 仮想通貨市場低迷が背景に
ギャラクシーデジタルが2025年10~12月期に750億円の純損失を計上した。仮想通貨市場の下落や一時費用などが影響している。一方でデータセンター事業は拡大中だ。
10:20
S&P見解、「ユーロステーブルコインの市場規模は2030年までに最大約1700倍になる可能性」
S&Pは、2026年に欧州でステーブルコインが金融の主流になる可能性があるとの見方を示した。ユーロステーブルコインの市場規模は2030年までに最大約1700倍になる可能性があると述べている。
10:00
パンテラCEO「ビットコインは10年で金を大幅に上回る」
パンテラ・キャピタルCEOのダン・モアヘッド氏が3日、ビットコインは今後10年で金を大幅に上回ると予測。一方、ビットマインのトム・リー会長は従来の4年サイクル論を否定し、市場が実需ベースに移行していると指摘した。
09:55
ビットコイン、年初来最安値を更新 クラリティー法案協議難航で市場心理悪化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは4日、一時7万2千ドル台まで下落し、年初来最安値を更新した。背景には、ホワイトハウスで行われた暗号資産の規制枠組みを定める法案に関する協議が合意に至らなかったと報じられたことや、米ハイテク株を中心とした株式市場の下落が挙げられる。
09:35
ビスタシェアーズ、米国債とビットコイン連動の新型ETF「BTYB」を上場
ビスタシェアーズが米国債とビットコインを組み合わせた新カテゴリーのETF「BTYB」をニューヨーク証券取引所に上場した。5年債利回りの2倍を目標に週次分配を行い、ポートフォリオの20%でビットコイン価格変動へのエクスポージャーを提供する。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧