はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

流出した2300万XRP(リップル)の行方、仮想通貨交換所が一部の売却阻止に成功

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

2300万XRPの一部が差し止めに成功
仮想通貨取引所GateHubから総額23,200,000XRP(約10億円)の仮想通貨XRPが流出した事件で、交換サービスChangeNowはその一部の差し止めに成功したことがわかった。

流出事件:2300万XRPの一部を差し止めに成功

仮想通貨取引所GateHubから総額23,200,000XRP(約10億円)の仮想通貨XRPが流出した事件で、ハッカーが売却を試みていた取引所の一社が売却を阻止したことがわかった。ハッカーは複数の取引所に分散して盗難XRPを送信し、キャッシュアウトを試みていた。

資金の流入差し止めに成功した仮想通貨交換サービスChangeNowは、盗難XRPの一部を差し止めたことを公式に発表

同社の報告によると、犯人らしきアカウントが250万XRPを交換所を通じてで別の仮想通貨に換金しようとしていたが、そのうちの50万XRP(約2200万円)の移動の差し止めに成功、犯人から取り戻したという。

ChangeNowは取り戻した資金はコールドウォレットで保管し、GateHubへ返却する予定だという。なお、今後の流出資金対策として協力体制の構築へ意欲を示している。

ChangeNowは今後、自社サービスを通して換金しようとするXRPの9割以上を取り戻すことを目指している。類似した事件に迅速に対応すべく、リスク管理チームを強化していく。

6億円のXRPは洗浄済みか

最初に疑わしい動きに気づき、Gatehubに報告をした米有力誌フォーブスの寄稿者であるThomas Silkjær氏独自調査により、次の事柄が判明した。

  • 6月1日に20万XRPが転送される。
  • さらに調査を進めたところ、12の疑わしいアカウントを見つかった。
  • 最初に被害を受けたのは5月30日、当時は1万XRPが流出した。
  • 2300万XRP(およそ10億円相当)が盗まれた上、すでに1310万XRP(およそ6億円)はミキサーサービスなどで洗浄済み。

このように盗難されたXRPは、changelly.comやchangenow.ioなど、複数の取引所やミキシングサービスを経由して、すでに大半が洗浄されているとみられていた。

今回の送金先にあるBinanceやkucoinといった大手取引所は、過去に盗難が判明したアカウントをロックした事例がある、流出後の各取引所の協力体制の構築は、今後より重要視されるものと思われる。

今回の件は、XRPコミュニティのみならず、ハッキングで悩まされる業界も注目しているため、新たな進展がわかり次第報道する。(コインポストでは、所属するサイバー専門ライターである坪 和樹氏が、盗難事件の資金流動経路などの分析を行なっている。)

XRPの最新関連記事

10億円相当の仮想通貨XRP流出事件を考察、6億円のXRPは洗浄済みか
今月7日に判明した、仮想通貨取引所GateHubでの、総額10億円に相当する約2300万XRPの流出事件。攻撃手口の可能性には複数のシナリオが考えられる。また、資金洗浄の経路なども明らかになった。
「XRPは利用しない」タイ最大の商業銀行が前言撤回
つい前日、XRP(リップル)の利用を示唆していたタイの最大手サイアム商業銀行は前言を撤回。XRPの利用計画が当面ないことを明確にした。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/25 土曜日
09:05
米民主党議員、トランプ大統領によるCZ氏恩赦を批判
米下院金融サービス委員会のランキングメンバーである民主党議員は公式声明で、トランプ米大統領が仮想通貨取引所バイナンスの共同創設者CZ氏に恩赦を与えたことを批判。恩赦の背景などを説明している。
07:55
JPモルガン、コインベースのBaseトークン発行で最大5兆円の価値創出を予測
JPモルガンがコインベースのBaseトークン発行により最大340億ドルの価値が創出される可能性があると分析した。
07:00
CZのバイナンス復帰確率高騰、トランプ大統領の恩赦を受け
トランプ大統領がバイナンス創設者CZを恩赦したことを受け、ポリマーケットでバイナンス経営復帰予測が活発化。確率は一時82%まで急騰後30%付近で推移。トレーダーGarrett Jin氏は恩赦を予測し2倍リターンを達成した。
06:50
リップル、Hidden Road買収完了でプライムブローカー事業参入
リップルがヒドゥン・ロードの買収を完了し、仮想通貨企業初のグローバル・プライム・ブローカー運営企業となった。
06:15
ポリマーケット、独自トークン「POLY」発行とエアドロップ実施を正式表明
人気イベント賭けサイトのポリマーケットがPOLYトークンの発行とエアドロップを正式に表明した。米国市場再進出後になる見込みだ。
05:50
スペースX、今週2度目のビットコイン大量移動 ウォレット再編成か
スペースXが24日に約204億円相当のビットコインを移動したとアーカム・インテリジェンスが報告した。
05:35
トランプ大統領、CFTC委員長にSEC仮想通貨タスクフォースのセリグ氏を指名
トランプ大統領がCFTC委員長にSEC仮想通貨タスクフォースのメンバーを指名する方針を固めたとブルームバーグが報道した。
10/24 金曜日
18:48
米金融最大手JPモルガン、ビットコイン・イーサリアム担保融資を世界展開へ
JPモルガンがビットコイン・イーサリアム担保融資を2025年末開始することがわかった。米金融最大手の参入で暗号資産(仮想通貨)が機関投資家市場で本格化。モルガン・スタンレーなど大手金融も相次ぎサービス拡充している。
17:14
モブキャストHD、仮想通貨ソラナ(SOL)の取得・保有を開始
ソラナ特化のトレジャリー戦略で財務基盤強化へ モブキャストホールディングスは10月24日、暗号資産ソラナ(SOL)の取得および保有を開始したと発表した。 同社はかつてゲーム事業…
16:46
日本初の円建てステーブルコインJPYC、正式リリースへ
JPYC株式会社が10月27日午後1時、日本初の円建てステーブルコインJPYCを正式リリース。発行・償還・送金手数料は無料。第二種資金移動業者として第1号の認可取得。
16:30
米トランプ政権、量子コンピュータ企業へ株式取得型支援検討か 関連銘柄が急騰=WSJ報道
トランプ政権が量子コンピュータ企業への出資型支援を検討していると報道され、政府と協議中とされるIonQ、Rigetti、D-Waveなどの関連銘柄は最大20%上昇した。
13:25
イーサリアム『フサカ』12月3日実装へ、次期『グラムステルダム』準備も
イーサリアム開発者は第223回ACDE会議で、フサカアップグレードの12月3日実装と、次期グラムステルダムの提案締切(10月30日)を決定。BAL技術導入やEIP 8058の追加など、スケーラビリティ強化に向けた計画が明らかに。
12:45
中東・北アフリカの仮想通貨市場が成長 トルコでアルトコイン投機が活発化=チェイナリシス
チェイナリシスが2025年時点での中東・北アフリカ地域の仮想通貨市場を分析した。トルコ、イスラエル、イラン、UAEでの成長をそれぞれ解説している。
11:42
ビットコイン11万ドル台を回復、トランプ大統領のCZ恩赦でBNBとWLFIが上昇
暗号資産(仮想通貨)ビットコインは11万ドル台で軟調推移。オプション建玉増加やETF流出が重荷も、需給整理進み反発期待の声。トランプ大統領によるバイナンス創設者CZ恩赦を受け、BNBは5%高、WLFIは15%急騰した。
11:30
カルシとレッドストーン提携 予測市場データを110超のチェーンで展開
DeFiレッドストーンとカルシが提携し、CFTC規制下の予測市場データを110以上のブロックチェーンで提供開始。オラクル技術により実世界イベントデータのオンチェーン化を実現、DeFi開発者に新たな構築基盤を提供。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧