- バイナンス、リブラのノードに参加を検討
- バイナンスがフェイスブック支援の仮想通貨リブラのノードになることを検討していることが、仮想通貨メディアCryptoPotatoが単独で入手した情報で明らかになった。最大手取引所が加わることがリブラの信頼向上につながるか。
バイナンスがリブラのノードに加わることを検討中
仮想通貨取引所バイナンスが、フェイスブックが支援する仮想通貨リブラのノードになることを検討していることが、仮想通貨メディアCryptoPotatoが単独で入手した情報で明らかになった。
リブラのノードと「リブラ協会」への参加が実現すれば、バイナンスがリブラの取引承認に加わることになる。なお、リブラ協会に置かれる裏付け資産の管理メンバーにもなる。つまり世界最大級の取引所が承認に加われば、リブラの仮想通貨業界における信頼向上につながるだろう。
CryptoPotatoはイスラエルのテルアビブで行われたフィンテックのイベントで、バイナンスの戦略担当の責任者であるGin Chao氏にインタビューを実施し、上記の情報を得たという。インタビューの全内容も公開される予定だ。
Chao氏は「ノードへの参加は前向きに検討している」と話す。実現するかは現時点では不明だが、バイナンスがリブラを前向きに捉えている証拠と見て良いだろう。
リブラはその概要が発表された直後から、米国や英国など各国政府が懸念を示している。マネー・ロンダリング対策や個人データの保護対策など、各国の規制に準じたサービスをどうやって展開していくのか課題も多い。
Chao氏個人はリブラには肯定的だ。フェイスブックのような巨大な、そしてリソースもある企業が業界に参入することは、ブロックチェーンや仮想通貨の普及に良い影響をもたらすだろうと述べている。実際のユースケースをフェイスブックが示すことによって、仮想通貨の導入が進むと期待を示した。