はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

「概念実証の段階は終わった」VeChain共同設立者らがブロックチェーン主流化のビジョン語る

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

VeChain共同設立者、ブロックチェーンのマスアダプションに向けたビジョン語る
VeChainのCEOやデロイトのブロックチェーン部門CTOらが、中国上海のブロックチェーンイベントへ登壇。ブロックチェーンは既にビジネスで実装段階にあるとした上で、大衆普及に必要な要素を語った。

VeChain、普及に向けたビジョンを語る

パブリックブロックチェーンのVeChain共同設立者Sunny Lu氏が、9月16日から18日にかけて上海で行われた「上海国際ブロックチェーンウイーク2019」に、VeChainの主要パートナーであるDNV GL、デロイトのブロックチェーン責任者と共に登壇した。「新しい経済、新しい10年、新しい始まり」をテーマに掲げた同カンファレンスで、ブロックチェーンの利点や展望についてビジョン語った

関連中国政府高官が肯定姿勢=政府認可のブロックチェーン会議

サプライチェーン上の追跡、認証で強みがあり、Walmart ChinaとBMWでの導入例も持つVeChainであるが、Lu氏は、大衆におけるブロックチェーン普及について次のように話している。

プロフェッショナルによるチームと企業レベルのアプリケーションでのみ、ブロックチェーン技術の開発、その「マスアダプション(一般的利用普及)」を促進することができる。これはビジネスをしていくうえでのコンセンサスだ。

また、Lu氏は、エンタープライズでのブロックチェーン普及には、企業間での合理的なインセンティブメカニズムが必要だと主張。「技術的な合意よりも、ビジネス面での合意に達する方が難しいかもしれない」とも述べ、ユースケースが少ない中でのビジネスの枠組み作りが重要であることを強調した。

さらに、企業間でのガバナンスにおけるコンセンサスには、政府と規制当局も役割を果たす必要があるといい、メインストリームへのブロックチェーン採用には、公正かつ協力的な環境づくりを行う国家の協力が必要であるという見解も示した。

「概念実証の時代は終わった」 実戦へ

VeChainの戦略的パートナーでもあり、世界有数の認証機関DNV GL社のRenato Grottola氏は、「ブロックチェーンによる信用業界の改革事例」と題した基調講演を実施。

「概念実証(POC)の時代は終わり、今やブロックチェーンの導入はマスアダプションが出来るかどうかに注目しており、ブロックチェーン技術とビジネスニーズがマッチする事業パートナーを選ぶことが肝心だ」と発言し、ビジネスにおけるブロックチェーン導入が、すでに実装段階へ入っていることを強調した。

また、Deloitteブロックチェーン部門のAntonio Senatore氏は、「新時代に向けた新技術」と題したスピーチの中で次のように発言し、ブロックチェーンの可能性へ強い期待感を示した。

私達がブロックチェーンに移行した理由は、ブロックチェーン上の全ての者が証明可能であり安全だからだ。更にパブリックブロックチェーンは製品、企業、人々をデジタルに繋ぐ事もできる。

参考:VeChain公式

CoinPostの関連記事

国内FinTech市場は2022年に1兆円突破へ=矢野経済研究所調査レポート
矢野経済研究所は国内FinTech市場に関する調査レポートを発表し、2022年までに市場が1兆円を突破するとの予測を示した。また、注目トピックとしてブロックチェーンが取り上げられた。
仮想通貨市場に影響を及ぼす「重要ファンダ」一覧表|ビットコイン、リップルなど【3/7更新】
ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など、仮想通貨市場に影響を与え得る重要ファンダ一覧はこちら。あらかじめイベントをチェックしておくことで、トレードの投資判断に役立てることができる。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/17 水曜日
18:00
日本でステーブルコイン普及のハードルと可能性は?|WebX2025トークセッション
WebX2025で日本円建てステーブルコインの普及をめぐるパネルセッションが開催された。専門家がステーブルコインの課題やユースケース創出をめぐって徹底議論した。
17:43
メタプラネット、「Bitcoin.jp」ドメインを取得 「ビットコインジャパン」も設立
メタプラネットは「Bitcoin.jp」を戦略的に取得し、新会社を設立。国内ビットコイン事業の拡大と収益基盤強化を目指す。
15:15
ビットコイン・スタンダード著者、アルゼンチン・ミレイ政権の経済政策を「ポンジスキーム」と指摘
ビットコイン・スタンダード著者のサファディーン・アモス氏が、アルゼンチンのミレイ政権の経済政策を「国家規模のポンジスキーム」と痛烈に批判。キャリートレードによる金融システムの崩壊リスクと、自由主義政策の矛盾を解説した。
13:30
11年間休眠のビットコインクジラが1000BTC移動、170億円相当
11年以上休眠していたビットコインクジラが17日朝、1000BTCを4つの新しいアドレスに移動したことがオンチェーンデータで判明した。
11:40
コインベース、銀行の「預金流出」懸念を否定 ステーブルコイン規制めぐり反論
米仮想通貨取引所大手コインベースが銀行業界のステーブルコイン規制変更要求に対し、預金流出は根拠のない神話だとする反論文書を発表した。
10:45
米ビットコイン法案承認に向けた円卓会議、セイラー会長らが出席
米連邦議会でビットコイン法案の円卓会議が開催され、ストラテジーのマイケル・セイラー氏らが出席。この法案では米政府が合計で仮想通貨ビットコインを100万BTC購入することなどが提案されている。
10:02
米国と英国、仮想通貨市場などで連携強化を協議=報道
ベッセント米財務長官、リーブス英財務相が仮想通貨分野での連携強化を協議した。リップル社なども出席した会合で、英米テックブリッジ関連で話し合いが行われた。
09:40
バイナンス、米司法省との監視官解除交渉が進行中=報道 
世界最大の仮想通貨取引所バイナンスが43億ドルの和解合意で課された外部監視官の要件が解除される可能性について米司法省と協議していることが報じられた。BNBが上昇。
08:40
サークル、ハイパーリキッド上でUSDC展開へ HYPE投資も実施
大手ステーブルコイン発行企業のサークルがデリバティブ取引DEX最大手のハイパーリキッドでUSDCのネイティブサポートを開始すると発表した。
08:10
米SECの仮想通貨ETFの新たな上場基準、10月にも適用開始か
Bitwiseの最高投資責任者は、米SECの仮想通貨ETF上場の汎用的なルールが10月にも適用される可能性があると分析。それによって多くの仮想通貨ETFが誕生する可能性があると述べた。
07:55
イーサリアム、DAT企業からの恩恵で優位性維持か スタンダードチャータード分析
スタンダードチャータード銀行のジェフリー・ケンドリック氏が、デジタル資産トレジャリー企業の台頭においてイーサリアムがビットコインやソラナより有利になると分析した背景と、mNAV低下による業界への影響について解説。
07:00
NYSE上場のクリーンコア、1億ドージコインを追加取得し総保有量6億DOGEを突破
NYSE American上場企業のクリーンコアソリューションズが16日に1億枚のドージコインを追加取得し、公式ドージコイン・トレジャリーの総保有量が6億枚を超えたと発表した。
06:25
米国でXRPとドージコインETFが今週上場予定か、専門家の見解は
米国でXRPとドージコインのETFが今週木曜日に上場予定と報じられた。1940年投資会社法を活用した新しい仕組みで、ケイマン諸島子会社を通じた投資構造を採用。
05:55
トム・リー予測、FRB利下げでビットコインとイーサリアムが3ヶ月以内に大幅上昇か
ETHトレジャリー企業ビットマインの会長でもあるトム・リー氏がCNBCで、FRBの利下げによりビットコインとイーサリアムが今後3ヶ月で大幅な上昇を見せる可能性があると予測した背景と根拠を詳しく解説。
05:30
グーグル、AI決済でステーブルコイン対応
グーグルが16日に発表した新しいAI決済プロトコルは、ステーブルコイン対応を含む機能でAIエージェント間の自動決済を可能にする。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧