FCoinの最新発表
先週破綻寸前と報じられた海外の仮想通貨(暗号資産)取引所FCoinは27日、最新のリリース文を公開。事業の「リスタート(再開)」の可能性を示唆した。
具体的には、「事業リスタートグループ」を組織、3つの問題(タスク)に取り掛かるという。
今回組織された事業リスタートグループは、会社の委員会のメンバーとコミュニティメンバーを中心に構成しているという。
まずは技術の面で、停止した取引所プラットフォームFCoinとFMexの再運転を行う。
サイトの再開後には、顧客資金の移転業務等を行う予定だ。これら2つプロセスが完了したのちに、FCoinのサイト運営自体をコミュニティに完全移管するとしている。
現時点で、運営権限が移されるコミュニティがどの様なグループであるかは明らかになっていない。
FCoinは先週、財政苦を理由として取引所が実質的な破綻の状況に陥っていることを明かした。7000から13000BTC相当の顧客資産が出金できない状況にあると、創業者の張建が説明したものの、取引所から出金履歴が指摘されたことで、一部では出口詐欺(持ち逃げ)の可能性を指摘する見解も見られていた。
今回の発表で、堅実に再開に向けて進める姿勢が見られる一方で、実際どれほどの時間で顧客資金の返済などの業務をやり遂げるか注目されている。
参考:FCoin