はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

「仮想通貨氷河期」と異なる理由、ビットコイン暴落後でもbitbank口座開設数は40%増

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットバンクの最新レポート

国内大手仮想通貨(暗号資産)取引所のbitbankは25日、12日のビットコイン暴落後の週間口座登録者数が40%上昇していたことをレポート内で明かした。

3月12〜13日、コロナショックによる金融市場全般の急落の余波を受け、ビットコインも前日比一時50%安となるなど、歴史上稀に見るの大幅安を記録した。

一部のメディアや有識者などから、安全資産としてのビットコイン(BTC)の価値に疑問を投げかける声が多く上がり、トレーダーの多くは保有資産の売却に動くなど市場から資金をキャッシュアウトしていた。

しかし、国内仮想通貨取引所bitbankのレポートでは、必ずしも個人投資家の関心後退フェーズにないことが浮き彫りとなった。

具体的には、BTC暴落後1週間(3月13~19日)に渡り、ビットバンクの新規口座の登録者数は、2020年のこれまでの平均水準から約40%増加していたという。

出典:Bitbank

こうしたことから、ビットコインに対する個人投資家の関心は薄れていないとして、むしろ、ビットコインの底値を狙う動きが明白に見て取れるとしている。

2018年仮想通貨の冬との相違点

同レポートでは、2018年11月頃から仮想通貨価格の低迷が続いた「仮想通貨の冬(クリプト・ウインター)」と現在の状況は全く異なるという点を指摘している。

前回の「仮想通貨の冬」の際、BTC価格は長らく低迷、ボラティリティや取引高は低下、強い売り圧力が中長期で観測されていた。またその時期のビットバンクの口座登録者数も激減し、経営面で打撃を受けていたことを明かしている。

一方、今回の暴落の後、価格は60%以上反発し、前述したように口座開設者も増加。ボラティリティや取引高も高水準を維持した。こうした価格の押し上げには、個人投資家の行動によるものが大きいと推測している。

出典:Bitbank

大手メディアForbesの報道によれば、こうした新規口座開設者の増加傾向は、ビットバンクだけでなく、Krakenといった海外の取引所でも同様の状相が確認されており、仮想通貨・ビットコインに対する関心は、日本市場だけでなく世界的にも関心が高まっていることを示唆している。

関心高まる背景とは

ビットバンクは、仮想通貨市場の関心が薄れない背景について、半減期材料を考察。

Googleトレンドで「bitcoin halving(ビットコイン半減期)」の検索数を確認すると、その値が急激に伸びていることが分かる。

出典:Bitbank

今年1月から2月中旬にかけてビットコイン価格が高騰していた経緯もあり、押し目機会と捉えた投資家が市場に一定数存在することが、関心を薄れさせない原因ではないかと言及した。

参考:Bitbank

CoinPostの注目記事

仮想通貨マイナー主導の大規模な売却はなし ビットコイン半減期へ保有選択か
TheTokenAnalystは、直近コロナショックによるビットコインの大暴落や、ハッシュレートの低下事例を踏まえても、多くの大手ビットコインマイナーは投げ売りを行わなかったと報告した。保有するBTCの資産量からデータを算出した。
仮想通貨ビットコインの価格指標で「買いシグナル」が点灯 歴史上4度目の安値域から再浮上
仮想通貨ビットコインに関連した相場の動向指標で、複数の指標がポジティブに転換した。「MVRV Z-score」指標で、歴史上4度目の割安域を脱出。ブルームバーグの指標GTI VERAでも買いシグナルが点灯した。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ビットコイン市場回復の鍵やリップル社の事業拡大など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、BNB、XRPなどの主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
13:55
金融庁、銀行の仮想通貨投資解禁を検討=報道
金融庁が銀行によるビットコインなど仮想通貨の投資目的での取得・保有を可能にする制度改正を検討しているようだ。銀行グループの仮想通貨交換業者登録も可能にし、個人投資家の環境整備を図る。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|バイナンスのユーザーへの救済金配布に高い関心
今週は、トランプ・ショックを受けた仮想通貨取引所バイナンスによるユーザー補償、メタプラネットの企業価値指標mNAVの低下に関する記事が最も関心を集めた。
10/18 土曜日
13:55
OneKeyが12万件のビットコイン秘密鍵脆弱性を報告、トラストウォレットに影響か
ワンキーがリブビットコイン・エクスプローラー3.xの脆弱性により約12万件のビットコイン秘密鍵がクラッキング可能になると報告した。トラストウォレットなど複数の製品が影響を受けている模様。
13:50
オープンシーが2026年1QにSEAトークン発行予定、供給量の50%をコミュニティへ配布
オープンシーCEOが2026年第1四半期のSEAトークン発行を発表した。総供給量の50%がコミュニティに配分され、収益の50%が買い戻しに使用される。ステーキング機能も実装予定だ。
13:05
G20、グローバルな仮想通貨規制の不足を指摘 ステーブルコインの課題も
国際的な金融監督機関FSBが、ビットコインなど仮想通貨の規制実施状況を評価する報告書を発表。各国規制の断片化と一貫性の欠如を指摘し、ステーブルコイン監督の課題も述べた。
10:55
著名ユーチューバー「ミスタービースト」、仮想通貨取引所商標を申請
登録者4億4600万人のユーチューバー、ミスタービーストが仮想通貨取引やDEX運営を含む金融プラットフォームの商標を申請した。バンキングや投資サービスも提供する計画だ。
10:05
決済大手ストライプ支援のL1チェーン「テンポ」、750億円を調達 イーサリアムOBが参画
ストライプとパラダイムが支援する決済特化型L1ブロックチェーン「テンポ」が750億円を調達した。評価額は7,500億円に達し、著名イーサリアム開発者も参画する。
09:30
スイス当局、FIFAのNFTプラットフォームを違法賭博として刑事告発
スイス賭博監督局がFIFAのブロックチェーン型NFTプラットフォームを違法な賭博サービスとして刑事告発した。参加に金銭的賭け金が必要で、賞金獲得が抽選で決まる仕組みが宝くじやスポーツベッティングに該当すると判断された。
08:35
オープンシーがNFT特化から事業転換、22チェーン対応の仮想通貨取引所に=報道
NFT市場の崩壊を経たオープンシーが、22ブロックチェーン対応のマルチチェーン仮想通貨取引アグリゲーターに転換すると報じられた。
07:45
アーサー・ヘイズのMaelstrom、仮想通貨企業の買収ファンドを計画
アーサー・ヘイズ氏は、仮想通貨企業をターゲットにした企業買収ファンドの構想があることを明かした。ファンドの規模は370億円超で、投資インフラや分析プラットフォームなどのサービスプロバイダーに特化する。
07:02
Huobi創設者が1500億円規模のイーサリアム保有企業設立へ、アジア投資家が参画
中国の仮想通貨取引所Huobi創設者リー・リン氏が、アジアの初期イーサリアム支援者らと10億ドル規模のデジタル資産信託を立ち上げる。ナスダック上場企業買収を交渉中で、2-3週間以内に発表予定だ。
06:40
米地方銀行の不良債権増加で金が大幅続伸、2023年破綻危機の再来懸念か
米地方銀行が不良債権を償却し株価が急落する中、金価格は今週7.34%上昇した。JPモルガンCEOが更なる問題発生を警告し、投資家は2023年の銀行危機再来を懸念している。
06:30
分散型エネルギー企業Daylight、a16zやコインベースなどから約113億円調達
DaylightがFramework Ventures主導で約113億円を調達。ブロックチェーン技術で分散型エネルギーネットワークを構築し、住宅用太陽光発電の普及を促進。a16z cryptoやCoinbase Venturesも参加。
06:20
金・銀が年初来60%超上昇、ビットコインは追いつけるか?
金の時価総額が30兆ドルを超え、年初来63%上昇した一方、ビットコインは14.5%増に留まっている。米中貿易緊張と金利低下が金の需要を押し上げ、ビットコインは調整局面にある。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧