はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

一度も動かされていないビットコインキャッシュの数量は「600万BCH」 半減期後も重要ポイントに

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

眠っているビットコインキャッシュ

仮想通貨データサイトCoinmetricsによると、流通するビットコインキャッシュの3分の1=約600万BCHは2017年8月のハードフォーク以来、動かされておらず眠ったままであることがわかった。

Coinmetricsは、実際の流通数を把握することで、需給関係をより適切に表現できると説明。動かされていない分も流通している分に含めるべきかという点で、疑問符を投げかけた。

一般的には約1840万BCHが流通している認識ではあったが、約600万BCHを差し引いた、約1240万BCHのほうがより正確にマーケットを把握できると論じている。

一方で、これらのBCHの一部は、ハードフォーク時に死蔵していたビットコインに対して付与されたものも含まれている可能性がある。この点でCoinmetricsは、5年以上動かされていないビットコインは、230万BTCあると説明する。(また、当時の大手マイナーによる保有量も含まれている可能性がある。)

死蔵コインとは

ビットコインを送金する上で必要な秘密鍵などを無くしてしまい、ブロックチェーンから動かすことができなくなってしまったコインのこと。

ビットコインキャッシュのケースでは、ビットコインから派生した通貨であるため、ハードフォーク時に死蔵していたビットコインに付与されたビットコインキャッシュも死蔵コインになる可能性がある。

なお、ビットコインは現時点で流通量は1800万BTC。5年以上動かされていないとされるコインは、流通数の12.5%に相当する230万BTCだと、Coinmetricsは指摘する。該当する230万BTCは、ホルダーの長期保有、またはその一部がすでに失われている可能性が高いと説明した。

なお、過去にUnchained Capitalの「ホドルウェイブ」が統計したデータでは、230万とは大幅に異なる400万BTC(流通数の約22%)が5年以上動かされていない通貨数と試算しており、より多くの通貨が該当する可能性もある。

流通量の把握は、半減期後のマーケットの需給関係を把握する上でも重要な指標だ。半減期後のマイナーの混乱が落ち着いた後は、純粋にマーケットへの資金流入額が維持されることで、新規発行量減少がマーケットに影響する可能性がある。

ビットコインキャッシュ半減期まで1日を切る

仮想通貨ビットコインキャッシュの半減期カウントダウン(Coingecko)によると、現在のブロック数が629,900(執筆時)。実行ブロック630,000の到達は、日本時間本日(8日)22時〜23時頃になる予定だ。

ビットコインキャッシュの半減期後には、ビットコインSV(BSV)、その後には最も注目が集まるビットコイン(BTC)の半減期が予定される。

今後の日程として、BSVが4月10日(推定予定日)に控え、BTCのほうは5月11日(推定予定日)を予定している。

CoinPostの注目記事

仮想通貨ビットコインキャッシュの半減期まで1日 24時間のカウントダウン開始
仮想通貨 ビットコインキャッシュ(BCH)の半減期まで24時間を切った。今後、ビットコインSV(BSV)、その後には最も注目が集まるビットコイン(BTC)の半減期も予定される。
新型コロナがビットコインマイニングに与える影響
ナスダック上場の仮想通貨マイニング企業Riot Blockchainが新型コロナウイルスにより事業に影響が出ると報告。ビットコイン採掘事業が困難になることが危ぶまれている。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10:33
ビットコインが今月3度目の10万ドル割れ、フラッシュクラッシュ後の資金戻り鈍化
ビットコインは今月3度目となる10万ドル割れを記録し、低調な値動きが続いた。背景には、FRBが利下げに慎重な姿勢を示していることに加え、東証などを運営する日本取引所グループ(JPX)が仮想通貨トレジャリー企業に対して規制を示唆する報道が流れ、市場心理を冷え込ませたことが挙げられる。
09:54
グレースケールのIPO登録書類が公開 トランプ政権下で上場申請続く
仮想通貨資産運用企業グレースケールは、IPO登録届出書を米SECに提出。市場が構築されれば株式のトークン化も検討していく意向を示した。
09:32
米国でXRP現物ETF上場、初日取引高は90億円を記録
カナリー・キャピタルの仮想通貨XRP現物ETFが米国で上場。初日取引高90億円を記録した。2025年に上場したETF中でトップの数字となった。政府機関再開でさらなる承認も期待される。
09:18
チェコの中銀、試験的にビットコインを購入
チェコの中央銀行は、歴史上初めてデジタル資産を購入したと発表。購入したのは仮想通貨ビットコインで、他にも米ドルステーブルコインとトークン化預金も保有すると説明している。
11/13 木曜日
18:07
台湾中銀、ビットコインの国家準備資産化の「研究」へ
台湾の立法委員がビットコインを国家準備資産に組み入れる提案を行い、中央銀行が研究姿勢を示した。米国やブータンなど各国で進むビットコイン戦略的保有の動向と、エルサルバドルの事例から見る課題を解説。
17:48
メタプラネット、第3四半期決算でビットコイン評価益206億円を計上
メタプラネットの2025年12月期第3四半期決算発表。BTC保有量30,823枚に到達し目標前倒し達成、インカム事業過去最高売上。純利益135億円計上、1億ドル借入で追加取得へ。優先株活用の新戦略で普通株希薄化回避、2027年21万BTC目標を掲げる。
17:31
ステーブルコインUSDCの運用法|Aaveで年4%前後を狙う始め方
USDCを預けるだけで利息が得られるAaveの仕組みと利回り、始め方を初心者向けに解説。利用率による金利変動やリスク、SBI VCトレードでのUSDC準備まで網羅します。
15:22
CMEグループとFanDuel、仮想通貨や株価指数などの予測市場アプリを12月に開始
FanDuelとCMEグループが12月に予測市場プラットフォーム「FanDuel Predicts」を開始。株価指数、仮想通貨、商品などのイベント契約取引が可能に。2035年に14兆円規模へ成長が予測される予測市場に、ロビンフッドやドラフトキングスなど大手企業も参入。
13:50
レンジ相場続くビットコイン、10万ドルが防衛線に=Glassnode分析
Glassnodeの最新分析によると、ビットコインは9.7万〜11.2万ドルのレンジ相場が継続している。10万ドルが重要な心理的防衛ラインとなっており、これを下回ると急落リスクが高まる可能性がある。
13:43
イーサリアム上のトークン化資産が30兆円突破 他のチェーン合計を上回る
イーサリアム上のトークン化資産が2010億ドル(約30兆円)を突破し、全ブロックチェーンの3分の2を占める。ステーブルコイン27兆円、機関投資家向けファンド、RWA1.8兆円と多様なエコシステムが拡大中。
13:35
Visa、ステーブルコイン決済の試験運用を開始 クリエイターやギグワーカー向け
Visaが米ドル連動型ステーブルコインUSDCを活用した決済サービスの試験運用を開始。クリエイターやギグワーカーに数分以内の即時入金を提供し、国境を越えた決済を迅速化。2026年後半に本格展開予定。
13:25
円建てJPYC、日本国債の新たな購入者に 日銀の穴埋め役として期待も=報道
JPYC株式会社の岡部代表が、JPYCの準備金が日本国債市場で新たな力になる可能性を話した。日銀の購入縮小も背景に、今後ステーブルコイン発行者の存在感が拡大することも考えられる。
13:15
トランプ大統領、米史上最長43日間の政府閉鎖を終了させる予算案に署名 仮想通貨市場への影響は
トランプ米大統領が連邦政府機関の閉鎖を終了させる予算法案に署名し、43日間続いた米史上最長の閉鎖が終結した。下院は222対209で法案を可決。再開により複数の仮想通貨ETFが承認される見通しだ。
11:25
ブラジル大統領、押収仮想通貨の即時売却を合法化する法案を提出 組織犯罪対策強化へ
ブラジルのルラ大統領が犯罪捜査で押収した仮想通貨を裁判結果前に売却できる法案を議会に提出した。中央銀行は今週、仮想通貨事業者への認可制導入を含む新規制も公表している。
10:25
ユーザー資金を凍結できる16ものブロックチェーンを特定、分散化の観点で議論呼ぶ=Bybit
仮想通貨取引所Bybitがユーザー資金の凍結機能を持つブロックチェーンを特定した。ハッキング対策に有効だが、分散化の理念と矛盾するとの指摘もある。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧