はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

コロナ禍の金融市場でビットコイン初のストレステスト、結果は良好=JPモルガン分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

JPモルガンがBTC市場を分析

ビットコインが3月のコロナショックから回復していることについて、米大手銀JPモルガンのアナリストは、「ビットコインが初めてのストレステストを受けたが、結果は良好だと言える」と結論付け、ビットコインが「資産クラスとしての息の長さ」を証明していると述べた。米ブルームバーグが報道した。

ビットコインが誕生してから11年が経過しているが、JPモルガンのによれば、この荒れる金融市場において、ビットコインは誕生以来初めてのストレステストを経験したと指摘。

混沌とした金融状況の中、従来の資産クラスの価格推移と同様に、ビットコインのボラティリティは高かったが、最終的にはFXや株式、米国債、ゴールドといった金融資産に比べ、ビットコインの市場構造はより「弾力性がある」とした。

またビットコインは他の一部資産と同じく、暴落のピーク時には深刻な流動性の低下に陥ったが、その流動性の回復も他の資産に比べ早かったという。

BTCの市場相関性

ストレステストのほか、JPモルガンのアナリストは、ビットコインは、価値貯蔵や価値交換の媒体ではなく、むしろ投機の手段として利用されるシーンが目立つとしたが、その一方で、株式のようなリスクの高い伝統的な資産との相関関係が見て取れると語った。

例えば、11日のビットコインの価格が9800ドルから7.8%下落した際、S&P500も過去12週間において最悪な一週間を記録。その後BTCビットコインは9100ドル帯から反発し、現在9400ドル台を推移。また、3月中旬の大暴落もコロナショックを受けた米株市場に連動していた。

11日の全体市場では、新型コロナの感染第二波と景気回復の遅れに懸念が強まるなか、株式や原油価格などの下落が加速する圧力が、ビットコインなどの仮想通貨市場にも波及した。12日のNYダウは4日ぶりに反発し、477ドル高の2.5605万ドルで今週を終えた。

JPモルガンは度々、ビットコインに関するレポートを出している。5月22日には、同銀行のアナリストはビットコインの本質的価値が半減期後、実質2倍になったとした。しかし、これまでJPモルガンのCEOはビットコインに対して否定的な態度を取り、アドバイザーがクライアントからのビットコイン投資意欲を思いとどまらせている。

CEOなど役員の態度と異なり、実際のところ、JPモルガンチェースから仮想通貨取引所への口座サービスは先日より再開されたことが確認された。未だ直接仮想通貨の関連サービスを提供する見込みはないとみられるが、同社アナリストは依然として仮想通貨市場に注目している。

参考:bloomberg

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/20 水曜日
14:40
WebX 2025完全ガイド|日本最大Web3カンファレンスのチケット料金・見どころ・参加方法まとめ
国内最大手仮想通貨メディアCoinPostによる「WebX 2025」の特集ページ(公式ガイド)。SBIの北尾会長、平 将明デジタル大臣、小池都知事、ホリエモン、オードリー・タン、アーサー・ヘイズなど豪華な注目スピーカーをはじめ、お得な割引情報を含むチケット料金、会場アクセス、サイドイベント情報を詳しく解説。
13:15
イーサリアムトレジャリー企業が市場に与える影響は? クリプトクアント分析
クリプトクアントが仮想通貨イーサリアム・トレジャリー企業の台頭を分析した。16社以上がETH財務戦略を採用する中、そのメリットや問題点を解説している。
13:00
J-CAMのWebXブースは「体験型エンタメ空間」遊び心と近未来を彷彿とさせる仕掛け|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のタイトルスポンサーとしてブース出展を決めた、株式会社J-CAMの新津俊之CEOへインタビュー。BitLendingやIoliteを通じた暗号資産レンディングサービスの展望ついて聞いた。
11:45
JPYC、日本円ステーブルコイン発行へ 新サービス「JPYC EX」とは?
JPYCが資金移動業ライセンスを取得し、日本初の円建てステーブルコイン「JPYC EX」を発行へ。特徴や将来性を徹底解説。
11:25
岐路に立つビットコイン、次の上昇はいつから? 専門家の見解
仮想通貨ビットコインが11万4000~11万5000ドルで調整継続中。アナリストは9-10月回復予測する。バーンスタインは2027年まで強気相場継続と分析。
10:30
スカイブリッジ、アバランチで440億円の資産トークン化
米投資運用会社スカイブリッジが主力ヘッジファンドを仮想通貨アバランチのブロックチェーンでトークン化する。RWA市場が成長し機関投資家のトークン化参入が本格化している。
10:20
テゾスエコシステム at WebX 2025:RWA最新動向から日本限定グッズ、体験型コンテンツまで一挙公開
WebX 2025でテゾス共同創設者Arthur Breitman氏が登壇。そのエコシステムについて、ハードフォーク不要でアップグレードできるブロックチェーン技術と100万TPS対応のレイヤー2、世界初ウラントークン化など最新動向を解説。日本限定グッズ抽選やフォトブース体験も。
10:15
ロビンフッド、NFLと大学のアメフトの予測市場を提供へ
仮想通貨などの取引サービスを提供するロビンフッドは、米国のプロと大学のフットボールの試合結果に賭けることができる予測市場のローンチを発表。ロビンフッドのアプリから直接使用できる。
08:12
ワイオミング州、米国初の州発行ステーブルコイン「FRNT」をローンチ
ワイオミング州が米国初の州政府発行ステーブルコイン「フロンティア・ステーブル・トークン(FRNT)」を正式リリース。7つのブロックチェーンに対応。
07:00
カインドリーMD、5744BTCを購入 ナカモト合併後初の大型投資
医療企業カインドリーMDが5744BTCの仮想通貨ビットコインを約679億円で購入。ナカモト・ホールディングスとの合併完了後初の大型投資で総保有量は5765BTCに拡大。
06:35
米SEC・FRBトップ、仮想通貨規制方針転換を宣言
米SECアトキンス委員長とFRBボウマン副議長がワイオミング・ブロックチェーン・シンポジウムで仮想通貨規制の抜本的方針転換を発表。イノベーション重視の新時代開幕。
05:55
テザー、トランプ政権仮想通貨評議会の元高官を戦略顧問に起用
世界最大のステーブルコイン発行会社テザーが、トランプ政権でホワイトハウス仮想通貨評議会を率いたボー・ハインズ氏を米国戦略担当の戦略顧問に任命。
05:45
シャープリンク、イーサリアム保有量74万ETHに拡大
米上場のシャープリンク・ゲーミングが8月17日時点でイーサリアム保有量を74万760ETHまで拡大。前週は新たに14万3593ETHを購入した。
05:30
仮想通貨取引所Bullish、IPO調達資金全額をステーブルコインで受領
仮想通貨取引所ブリッシュがIPO調達資金11.5億ドルを全てステーブルコインで受け取り、米国IPO史上初の事例を達成。ソラナネットワークを活用しコインベースが保管。
08/19 火曜日
18:37
OKBとは?|OKXの取引所トークンの将来性・買い方・リスクを徹底解説
2025年8月、OKXがOKBを大規模バーンし発行量を2,100万枚に固定。価格は2.5倍に急騰した。OKBの特徴・買い方・将来性を詳しく解説します。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧