はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米グーグル、対話型AI(人工知能)言語モデル「Bard」をリリースへ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

グーグルBardのリリース計画

米グーグルは6日、対話型AI(人工知能)言語モデル「Bard」の開発計画を公表した。Bardは近日中にもテスター向けにリリースされ、フィードバックを経て数週間以内の一般公開を予定している。

Bardの競合にあたる米OpenAIの「ChatGPT」は、投資戦略会社UBSのレポートによると月間アクティブユーザーが1月に1億人を突破し、昨年11月末以来過去最速のペースで成長している。

OpenAIに投資するマイクロソフトはAI技術を自社検索エンジン「Bing」に組み込む方針を明かしており、中国の検索エンジン大手BaiduもChatGPTと同様のAIサービスを3月にリリース予定。検索エンジン大手グーグルとしては、以前から開発してきた研究プロジェクトの製品化を急ぐねらいがある。

AI分野の動向は現在、暗号資産(仮想通貨)の投資家からも注目度が高い。AI関連のトークンに思惑買いが集まる傾向も現れている。

    AI関連トークン(前日比)

  • AGIX(AI電子市場) +36.3%
  • FET(AIスマコン) +18%
  • ORAI(AIオラクル) +26.9%

関連米AI関連株好調・ドル円続伸、米早期利下げの期待後退へ|7日金融短観

グーグルが開発する「Bard」はインターネットで公開されている最新情報を反映するという(ChatGPTは2021年の情報に基づいている)。グーグルのスンダー・ピチャイCEOは以下のように述べている。

NASAのジェームス・ウェッブ宇宙望遠鏡(2022年7月に本格運用を開始した)の新しい発見を、9歳の子供に説明するなど、複雑なトピックを簡略化するためにBardは使用できる。

ピチャイ氏はまた、将来的にグーグルサーチエンジンにAI機能を組み込む方針を明かした。「ギターとピアノでは、どちらの方が学習が簡単か?」など、複雑な検索素材(クエリ)の合成も計画していると述べた。

グーグルは2月8日に、「検索、地図、そしてその先にある情報へのアクセス」について、より自然かつ直感的に実行する方法をテーマとしたイベントを開催予定。AI開発やBardの詳細に言及されるかどうかは不明だが、関心を集めている。

グーグルは先週末に米AIスタートアップAnthropicとの提携を発表。Anthropicはマイクロソフト出資のOpenAIが開発するChatGPTの基盤となる言語モデル「GPT-3」の開発メンバーらが立ち上げた企業だ。

Financial Timesによると、グーグルはAnthropicに約3〜4億ドルを投資したという。AnthropicがGoogle Cloudを優先クラウドプロバイダーとして選択し「信頼性の高いAIシステム」を構築するために必要な計算能力を提供するとした。

関連:米OpenAI、対話型AI言語モデル「ChatGPT」でサブスクプラン発表

ChatGPTとは

ChatGPTとは、ユーザーの質問に対し、人間との会話感覚で回答を得られるように設計された対話型のAI言語モデル。コンテンツ制作、レポートの作成、ソフトウェアコードの設計など用途は多岐に渡る。

マイクロソフトは先月、OpenAIとのパートナーシップ拡大を発表。同社のサティア・ナデラCEOは「ChatGPT」などのAI(人工知能)ツールを自社の全製品に組み込む計画を明かしていた。

マイクロソフトは7日に緊急イベントを開催予定。メディア向けの招待状によると、マイクロソフトの重要な開発事項について公表予定だ。OpenAIのCEOもこの発表イベントに参加するとツイートした。

関連:マイクロソフト、「ChatGPT」開発のOpenAIに1.3兆円を出資か

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/10 水曜日
18:00
JPYC株式会社、次世代金融カンファレンスMoneyX 2026の企画・運営として参画決定
JPYC株式会社が、2026年2月27日に東京都内で開催される次世代金融カンファレンス「MoneyX」に共催企業として参画。ステーブルコインやデジタル証券など「通貨の進化と社会実装」をテーマに、産官学のリーダーが議論を行う。
17:48
仮想通貨のインサイダー規制導入、市場成熟へ IEO投資上限も提案|金融審議会
2025年12月10日公表の最新の金融審議会報告書で暗号資産(仮想通貨)が金商法の規制対象になることが明記された。IEO投資上限のほか、コード監査義務化、インサイダー取引規制など投資家保護を抜本強化する。交換業者への影響と今後の展望を詳解
17:11
シルクロード関連ウォレット、10年ぶりに突如活動 4.7億円相当ビットコインを送金
10年以上休眠していたシルクロード関連の仮想通貨ウォレット約312個が突如活動を再開し、約4.7億円相当のビットコインを送金。今年は5月にも大規模な移動が確認されている。米政府は押収資産を戦略準備金として保有する方針を示すも、売却疑惑も浮上。
14:59
SEC委員長、2026年に仮想通貨規制の大幅進展を予告 トークン分類制度など導入加速
SEC委員長が2026年の仮想通貨規制大幅進展を予告。トークン分類制度で3カテゴリーを非証券化、1月にイノベーション免除導入へ。前政権の法執行重視から明確なルール制定へ転換。
14:10
著名投資家レイ・ダリオ「中東は資本家のシリコンバレー」:国家によるAI・デジタル資産戦略を絶賛
著名投資家レイ・ダリオ氏がAIのハブとして急速に成長する中東を高く評価し、「資本家のためのシリコンバレーになりつつある」と述べた。一方、マイケル・セイラー氏は中東がビットコイン担保型デジタル銀行システムによって「21世紀のスイス」になる可能性を指摘した。
11:05
「ビットコイン・アフターダークETF」申請 夜間取引時間の高パフォーマンスに着目
ニコラス・ウェルスが米国夜間取引時間のみ仮想通貨ビットコインを保有する新たなETFを申請した。夜間の高リターン傾向に注目したものだ。ヘッジ型ETFも同時申請した。
09:50
プライバシー重視のステーブルコイン「USDCx」、Aleoのテストネットでローンチ
仮想通貨のステーブルコインUSDCを発行するサークルは、プライバシー機能を持つL1ブロックチェーンAleoのテストネットでUSDCxがローンチされたことを発表。ユースケースなどを説明した。
09:48
仮想通貨市場は政策待ち姿勢 ビットコインとイーサリアムに資金集中=Wintermute分析
Wintermuteの最新市場分析によると、仮想通貨市場は米FRBや日銀の政策決定を前に様子見姿勢を強めている。資金はビットコインとイーサリアムに集中し、レバレッジ水平は低位。先週金曜の急落後も市場は底堅さを保ち、質への選別が進む。レンジ相場継続の見通し。
09:05
プライバシー重視ブロックチェーン「Octra」、30億円規模のICO実施へ
完全準同型暗号技術を採用する仮想通貨プロジェクト「Octra」が2000万ドル規模のトークンセールを実施する。これまでも分散化重視で資金調達を行ってきた。
08:40
コインチェック、NACの新規取扱いを検討 NOT A HOTELとRWA領域で協業強化へ
コインチェックがNOT A HOTEL DAOの暗号資産NACの取扱い検討とRWA領域の協業強化を発表。NACの活用や共同サービスの開発方針について解説します。
08:20
「仮想通貨市場は次の10年間で最大20倍成長する可能性」Bitwise幹部
Bitwiseの最高投資責任者は、仮想通貨市場は次の10年間で10倍から20倍まで容易に成長する可能性があるとの見方を示した。ビットコインなどを例に挙げ、根拠を説明している。
06:00
仮想通貨トランプ(TRUMP)は「どこで買える?」買い方を初心者向けに解説
ソラナで発行されたトランプ大統領公式ミームコイン『TRUMP』について初心者向けに詳しく解説。Phantomウォレットやソラナ系DEXでの買い方、投資リスク、今後の見通しまで説明しています。
12/09 火曜日
17:40
リミックスポイント、エネルギー事業の中期経営計画を発表 3年で営業利益3.7倍目指す
リミックスポイントが2027-2029年度の中期経営計画を発表。エネルギー・蓄電事業で売上高692億円、営業利益91億円を目指す。日本蓄電池と提携し系統用蓄電所7カ所を共同運営。同社は242億円超の仮想通貨も保有し、多角的な事業展開を推進。
15:52
補正予算の国会質疑で仮想通貨税制が議題に 国民民主党が質問、高市首相は「与党税調で検討中」と答弁
補正予算の国会質疑で暗号資産(仮想通貨)税制が議題に。国民民主党は雑所得として最高税率55%が適用される現行制度を見直し、分離課税化を要求。高市首相は税制改正大綱に基づき与党税調で検討を進めていると答弁した。
13:35
米XRP現物ETF、全期間で純流入を記録 約1459億円に到達
米XRP現物ETFが上場以来全期間で純流入を記録し、約1,459億円に到達。仮想通貨ETF史上2番目の速さで8億ドルを突破し、機関投資家の継続的な買いが続いている
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧