はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン直近高値圏で揉み合う、イーサリアム先物の月間取引高は昨年5月以来の高水準に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済と金融市場

30日の米NY株式市場では、ダウは前日比141ドル(0.43%)高、ナスダックは87ドル(0.73%)高で取引を終えた。

欧米の金融当局による迅速な対応により、市場を揺るがしていた銀行破綻を巡る金融不安が後退し、投資家心理が改善した。

関連:米国株一部続伸、米四半期GDP確定値が下方修正|31日金融短観

関連:仮想通貨投資家にもオススメの株式投資、日米の代表的な仮想通貨銘柄「10選」

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコインは前日比2.72%安の28,180ドルに。

BTC/USD週足

年初以来、上値を伸ばしながら直近高値圏で推移しており、昨年2月以降下り坂だった200MA(移動平均線)も反転し始めた。

Glassnodeの分析によれば、取引所への純流入(14日平均)は+4,180BTCとなり、テラ(LUNA)ショックの発生した22年5月以来の水準に達した。

Glassnode

本日17時には大手デリバティブ取引所Deribitの年度末のオプションカットオフを、その後CME(米シカゴ・マーカンタイル取引所)の先物SQを控えている。Deribitでは141,000BTC(約40億ドル)相当のオプションが期限を迎えることから、ボラティリティ(価格変動性)が高くなる可能性が指摘される。

関連:メジャーSQ前のビットコインデリバティブ相場をプロが分析|寄稿:仮想NISHI

アルトコイン相場

The Block のデータによると、イーサリアム(ETH)先物の3月の月間取引高が上昇。22年5月以来の最高値に達した。

Theblock

CME(米シカゴ・マーカンタイル取引所)では、イーサリアム(ETH)のオプション建玉も増加し、過去最高に達している。4月12日頃(エポック番号194,048)に予定される上海(Shapella)アップグレードを見越したものとみられる。

イーサリアム2.0のステーキングコントラクトからETHの出金(ロック解除)機能が実装されることが注目を集めており、一定の売り圧力も予想される。

公式サイトによれば、現時点でバリデーター数は558,606、ステーク量は1784万ETHに及ぶ。ステーキングとは、32ETHを預け入れることで、バリデーターソフトウェアを有効化すること。ネットワークの堅牢性を保つ対価として、インカムゲイン報酬を得ることができる仕組み。

ネットワークの不安定化を防ぐため待機時間および出金制限が設けられているほか、累積報酬についてアンステーク後の再投資も見込まれていることから、「相場への影響は限定的」との見方もある。また、預入総額の約3割を占めるLidoのような分散型リキッドステーキングプラットフォームに関連する資産はすでに流動的といえる。

コインベースの試算によれば、1日あたりのイーサリアム取引高は推定アンステーク量を大きく上回る。

関連:ETH「上海」アップグレードとは? ステーキング解除とETH売り圧に関する各社見解まとめ

一方、米SEC(証券取引委員会)から先日提訴された暗号資産取引所クラーケンはステーキングサービス停止を余儀なくされており、コインベースも追従するようなことになれば、その分売り圧力が増すことも想定されそうだ。

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
11/23 土曜日
11:30
XRP・SOLOなど高騰、トランプ新政権でリップル技術採用への期待高まる
米SECのゲンスラー委員長が2025年1月に退任することが発表され、過去4年間の厳格な仮想通貨規制からの転換期待からXRPの価格が高騰している。
10:50
米仮想通貨業界団体、トランプ新政権に5つの優先事項を提案
米ブロックチェーン協会が次期トランプ政権に仮想通貨の取り組みにおける優先事項を提案した。SEC新体制など5つの項目を掲げている。
10:20
トランプ次期米大統領、仮想通貨支持派のベセント氏を財務長官に起用する方向
ドナルド・トランプ次期米大統領が、親仮想通貨のヘッジファンド経営者のスコット・ベセント氏を財務長官に起用する方向で最終調整に入っていることが、ブルームバーグなど複数のメディアの23日の報道で明らかになった。
08:40
独保険最大手アリアンツ、マイクロストラテジー転換社債の25%取得
ドイツ最大の保険会社アリアンツが、米マイクロストラテジーが発行した26億ドル規模の2031年満期転換社債の約25%を取得した。ビットコインを間接的に保有することになった。
07:55
L1アルトコイン、米大統領選後に価格が急上昇
仮想通貨を分析するCryptoQuantは、L1アルトコインの価格が米大統領選後に上昇していると報告。この価格上昇は、現物取引の出来高を伴っていると指摘している。
06:45
米マラソン、転換社債販売で1500億円を調達 5771BTCのビットコインを取得
ビットコインをさらに買い増し 米マイニング大手のMARA Holdings(マラソン)は23日、2030年満期のゼロクーポン転換社債10億ドル(1500億円)の発行を完了し、そ…
11/22 金曜日
20:30
XRPのETF承認はどうなる?市場価格への影響を分析
トランプ次期政権下でのXRP現物ETF承認の可能性を詳しく解説。SEC委員長交代や規制緩和への期待、市場への影響を専門家の見解とともに分析。ビットコイン、イーサリアムに続く承認タイミングと価格への影響を予測します。2025年のXRP市場展望を徹底解説。
15:00
仮想通貨XDC(XDC Network)の買い方と将来性は?
ハイブリッド型ブロックチェーンを採用する仮想通貨XDCの特徴や将来性を解説。SBIとの提携や買い方、リスクについても詳しく紹介します。
13:50
米SEC敗訴、連邦地裁がディーラー規則は無効と判断 「仮想通貨業界全体にとっての勝利」
米連邦地裁がSECのディーラー規則を無効と判断し、SECの敗訴が確定した。原告の米ブロックチェーン協会CEOは、この判決は仮想通貨業界全体の勝利であると表現。ディーラー規則は分散型金融に重大な影響を与える可能性が危惧されていた。
13:10
トレードの機会損失を最小限に、メタマスクがイーサリアムガス代込みスワップを新たに導入
仮想通貨イーサリアムの主要ウォレットMetaMaskは新機能「Gas Station」の導入を発表した。ガス代不足によってスワップが中断されることを防ぐものである。
11:26
チャールズ・シュワブ次期CEO、規制緩和で仮想通貨現物取引への参入示唆
米大手ブローカー、チャールズ・シュワブの次期CEOが、規制環境の変化があれば仮想通貨現物取引へ参入すると述べた。トランプ新政権に期待する格好だ。
10:10
仮想通貨擬人化BCG「コインムスメ」、板野友美がアンバサダー就任
タレントの板野友美氏がWeb3ゲーム「コインムスメ」のアンバサダーに就任。板野氏プロデュースのアイドルグループとのコラボユニットも結成する。
09:55
Suiブロックチェーン、稼働停止の原因や対策を公表
約2.5時間稼働を停止していた仮想通貨SUIのブロックチェーンが復旧。その後、原因や今後の対策を公表している。
08:20
マイクロストラテジー、ビットコイン追加購入のための30億ドル調達を完了
米マイクロストラテジーは21日に仮想通貨ビットコイン追加購入のための、2029年満期の無利息転換社債の募集を完了したと報告した。
07:50
金融庁、仮想通貨仲介業の新設を検討
仮想通貨のイノベーションと利用者保護の両立に向けて、金融庁が仲介業の新設を検討。この会議ではステーブルコインも議題に上がった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧