はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨ADAとSAND、米SECの有価証券主張を批判

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

SECの有価証券主張

米証券取引委員会(SEC)が最大手暗号資産(仮想通貨)取引所のバイナンスとコインベースを提訴した際、有価証券の例として挙げられた銘柄のプロジェクトは、反論のコメントを発表している。

SECは両社の容疑の1つに未登録有価証券の提供を含めており、バイナンスとコインベースの訴状で、それぞれ有価証券に該当する銘柄を複数挙げた。

どちらの訴状にも含まれているエイダ(ADA)については、「Input Output Global(IOG)」が7日にブログを更新。SECがブロックチェーンのカルダノやADAに言及していることは認識しているとした。

その上で、訴状には不正確な事実が多く含まれていると指摘したり、IOGの運営には影響ないと述べたりして、コミュニティらの不安解消に努めている。

ADAが米証券法上の有価証券には該当しないことは過去も現在も同じというのがIOGの考え。分散型のブロックチェーンがどのように稼働するかを理解することが、責任ある法律を作る上で重要であると指摘した。

そして、SECによる執行措置による規制は、ブロックチェーン業界と消費者にとって明確性と確実性が欠けていると非難している。

IOGは、規制当局を交えて各業界が協力することを歓迎すると説明。ブロックチェーンの価値を認識し、現代世界におけるブロックチェーンの役割を理解した規制が必要であると訴えた。

他のコメント

仮想通貨メディア「Decrypt」によると、ザ・サンドボックス(SAND)の共同創設者Sabastien Borget氏が、「Non Fungible Conference(NFC)」のメディア向けイベントで、SECの提訴に言及したという。SANDも両方の訴状で有価証券の例に挙げられた。

関連メタバース系NFTゲーム「The Sandbox(SAND)」とは|主な特徴と将来性を解説

Borget氏は「我々は、SANDが有価証券であるという判断を含め、訴訟で述べられている説明に必ずしも同意しない」と主張。そして、「ザ・サンドボックスのチームが訴訟されているわけではなく、日々の運営に変わりはない」とした。

また「ザ・サンドボックスにとって米国は重要な市場である」と説明。ゲームにアクセスする約3分の1が米ユーザーだという。

関連米ロビンフッド、上場トークンの見直しを検討 コインベースとバイナンスに対する訴訟受け

SECの訴状

SECは、どの仮想通貨が有価証券に該当するか、その基準は何なのかなどの明確なルールを事前に公表せずに執行措置を継続。SECの執行措置による規制に対しては、IOGだけでなく、業界内外から批判の声が多く上がっている。

その代わりにSECは、訴状に各銘柄の説明を記載。そして、コインベースとバイナンスの両方の訴状で、法規制の枠組みの項目でHowey(ハウェイ)テストのルールに言及している。

Howeyテストとは

米国で特定の取引が「投資契約」という証券取引の定義の一つに該当するかどうかを判定するテストのこと。

▶️仮想通貨用語集

関連仮想通貨が「証券」に該当するかを判定するHowey(ハウェイ)テストとは

銘柄について例えばSECは、ADAについて、カルダノのネイティブ通貨で、独自のプルーフ・オブ・ステーク(PoS)の仕組みを採用していることや、カルダノは「Cardano Foundation」「IOHK」「Emurgo」という3つの組織が主導していることを指摘。

その上で、3つの組織がADAを販売した利益を開発やマーケディングなどに活用していることや、投資家は3つの組織という他者によって得られる利益を期待していると記載している。

関連米SEC、バイナンスとCZ氏を提訴 多くの仮想通貨銘柄を有価証券と主張

関連コインベース提訴 SECゲンスラー委員長「もう仮想通貨は必要ない」

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10:15
XRPレジャーの流通速度が年間最高値を記録 オンチェーン活動が急増=CryptoQuant分析
XRPレジャーの流通速度流通速度が12月2日に年間最高値0.0324を記録。大口保有者による2100億円規模の買い増しや取引所準備金の減少など、オンチェーン活動の活発化が確認された。CryptoQuant分析。
10:05
年末にかけての下落リスクを軽減する価格帯は? ビットコイン最新市場分析=Glassnode
Glassnodeが仮想通貨ビットコイン市場の最新週間レポートを発表。需要低迷と含み損拡大の中、年末の下落リスクを抑える価格帯などを分析している。
08:55
JPモルガンがストラテジーのビットコイン売却回避能力を評価、「マイナーの動きより重要」
JPモルガンのアナリストが、ストラテジーのビットコイン売却回避能力がBTC価格の短期見通しにおいてマイナー活動より重要だと分析した。
08:20
21シェアーズ、米国初のスイ(SUI)連動2倍レバレッジETFを上場
21シェアーズが米国証券取引委員会の承認を得て、スイ(SUI)の価格に連動する初のレバレッジETFをナスダックに上場した。日次リターンの2倍を提供する商品で、スイエコシステムに関連する初のETFとなる。
08:10
「政府系ファンドは相場下落時にBTCを買い増し」ブラックロックのCEO
ブラックロックのラリー・フィンクCEOは、複数の政府系ファンドが仮想通貨ビットコインを購入していると明かした。相場下落時に買い増ししている様子も伝えている。
07:25
ソラナとベース間ブリッジが稼働開始、チェーンリンクとコインベースが安全性確保
レイヤー2ベースチェーンがソラナとのブリッジをメインネットで正式稼働。チェーンリンクCCIPを採用し、両チェーン間でのトークン移動と取引が可能になった。
07:02
メタがメタバース予算を最大30%削減検討、VR・ホライゾン・ワールズが対象=報道
ザッカーバーグのメタ社がメタバース関連事業の予算を来年最大30%削減する検討を進めている。投資家から歓迎され株価が上昇した。
06:25
ロシアが仮想通貨マイニング収益の公式統計反映を検討、隠れた輸出として年間数千億円規模か
ロシア大統領府のオレシュキン副長官が仮想通貨マイニング収益を貿易収支に計上すべきだと提案した。マイニング収益は1日約10億ルーブルに達し、隠れた輸出として外国為替市場に影響を与えているという。
06:02
ソフトバンクなど出資のビットコイン企業「21キャピタル」、12月9日から「XXI」で取引開始
ビットコイン特化企業の21キャピタルとカンター・エクイティ・パートナーズの事業統合が株主承認を得た。ティッカーシンボル「XXI」として株式の取引を開始。
05:35
CFTCが仮想通貨現物取引を連邦規制市場で初承認、米国で取引開始へ
米CFTCが仮想通貨現物商品取引の許可を発表した。CFTC登録先物取引所で初めて取引が可能となり、厳格な監督と投資家保護の下で安全に取引できる環境が整った。
12/04 木曜日
17:45
2026年2月17日(火)、「Digital Space Conference 2026」開催決定
一般社団法人日本デジタル空間経済連盟(所在地:東京都港区、代表理事:北尾 吉孝、以下「当連盟」)は、2025 年 2 月 17 日(火)に、大規模カンファレンスイベント「 Di…
16:49
MUFGグループ、トークン化MMFの商品化へ Progmatと協業開始
2026年に機関投資家向け提供を目指す 三菱UFJアセットマネジメント、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJ信託銀行の3社は4日、Progmat(プログマ)との協業を…
16:49
FRB利下げと流動性回復、2026年の仮想通貨市場に追い風か=Delphi Digitalレポート
仮想通貨リサーチ企業Delphi Digitalは、FRBの利下げ継続とQT終了、TGA取り崩し、RRP枯渇により、2026年に仮想通貨市場にとって追い風となる流動性環境が生まれると分析。ビットコインやイーサリアムなどデジタル資産に有利との見方を示した。
15:09
ランボルギーニとレジャー、限定ウォレット発表 「いつランボ買える」ミームに呼応
仮想通貨ハードウェアウォレット大手レジャーとイタリア高級車ランボルギーニが提携し、限定版「Ledger Stax」を2026年初頭に発売。フェラーリやポルシェなど高級ブランドのWeb3参入が加速する中、24万人超の仮想通貨ミリオネア増加が背景に。
13:25
米コネチカット州がロビンフッドなど3社に停止命令、無免許でスポーツ賭博提供と主張
コネチカット州消費者保護局がロビンフッド、クリプトドットコム、カルシに無免許オンライン賭博運営の停止命令を発行した。3社は州法に違反してスポーツ賭博を提供しており、利用者の資金や情報にリスクをもたらしているという。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧